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妊娠初期にしてはダメなこと・注意することは?食べ物と飲み物についても

妊娠初期にしてはダメなこと・注意することは?食べ物と飲み物についても
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初めての妊娠の場合、誰でも分からないことや、不安なことが多くありますよね。
月経の遅れや妊娠検査薬での結果で妊娠に気づく方も多いでしょう。
妊娠中は、お腹の中で赤ちゃんを育てるための大切な期間です。

妊娠初期は母体の外見に変化はありませんが、赤ちゃんの基本的な臓器が作られる大切な時期のため、この頃の行動や、食べ物、飲み物などに注意をせずに過ごすと、早産や流産のリスクを引き起こす可能性があります。
妊娠が判明した方だけでなく、今後妊娠を希望している方にも、この時期に注意した方がいいことは、予備知識として知っておいていたただくと良いでしょう。

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妊娠初期の特徴や症状

妊娠初期の特徴や症状

妊娠0週〜3週までを「妊娠超初期」、妊娠4週~14週未満の期間を「妊娠初期」といい、赤ちゃんにとってもお母さんにもとても大切な時期です。
母体のホルモンバランスが大きく変わり、自律神経の乱れが起こるなどして、つわりや心身の不調など、さまざまな症状があらわれ、出産に向け、お母さんの体はどんどんと変化をしていきます。

妊娠初期の特徴や症状には個人差がありますが、一般的には次のようなものがあります。

おりものが増える

生理前なども状態や量が変化するおりもの。
妊娠初期もその変化に気づきやすいとされています。
個人差はありますが、量が増え、色は透明から白、乳白色でサラサラと水っぽくなるといわれています。

カッテージチーズのような白くてぽろぽろしたものや、においがきつく黄色や、やや黄緑色っぽいおりものは別の感染症の疑いがあるため、早めに婦人科を受診し医師に相談しましょう。

我慢できないほどの強い眠気がある

妊娠初期症状として多くあげられる強い眠気は、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)によるものです。

この女性ホルモンは妊娠を継続し、母乳を出す準備をするためにお母さんの体を休ませようとします。そのため強い眠気に襲われます。また、注意力が散漫になるため集中力が低下したと感じる場合もあります。

妊娠中は睡眠をたっぷりととり、疲れた体を休ませてあげましょう。

体がだるく、頭痛や熱っぽさを感じる

これも女性ホルモンが体温を上げることで起こる影響の一つです。
基礎体温をつけていると特にわかりやすく、生理予定日のタイミングになっても体温が下がらず高温期の状態(37.0程度)が続きます。

この熱っぽさは風邪の症状とは少し違い、身体がほてったような感覚が続きます。

着床出血(少量の出血)がある

生理予定日の前や後に、着床出血と呼ばれる少量の出血があることがあります。
着床出血は受精卵が着床する際に起きる出血のことです。
受精卵が子宮内膜を傷つけてしまうことで出血が起きると考えられています。
出血の量は生理より少なく、1日~長くても3日ぐらいです。
着床出血はすべての方におこるものではありません。
もし生理よりも大量に出血があった場合や鮮血が出たなどの症状がでた場合、子宮内で他に異常が起きている場合があるため、すぐに婦人科を受診しましょう。

胃の不快感、唾液が増える、胸のむかつきがある

胃の不快感や胸のむかつき、食欲の低下など、妊娠初期に気分が悪くなるのはストレスという場合もあります。
ですが、これも女性ホルモンの影響があります。
女性ホルモンのプロゲストロンには、子宮の伸縮を抑える効果があります。
そのため周辺の器官の筋肉まで収縮を抑えてしまいます。
すると、周辺の消化器官の機能が低下してしまい、このような症状が出ます。

気分が悪く食欲がない時は、食事をゆっくり食べたり、食べれるときに少しずつ食べたりするなどして、無理のないように過ごしましょう。

イライラする、気分の落ち込みがある

妊娠前には気にならなかった些細な事でも、妊娠初期はいつも以上にイライラし、気分が落ち込むことが増えます。
妊娠中は感情のコントロールがしにくくなりますが、これも女性ホルモンの影響が強く出ています。

特に自分の体の変化についていけず周りにあたってしまったり、思うように体が動かない自分自身を責めてしまい気分が落ち込んだりします。
周囲に今はこういう時期ということを理解してもらい、少しでもストレスをためない生活を送るようにしましょう。

体調に問題がなければ、近場に旅行にいって気分転換をするのもいいでしょう。
妊娠初期のイライラは、妊娠中期ごろに入ると安定してくるようになります。

トイレに行く回数が増える

トイレに行く回数が増えるのも女性ホルモンの影響です。
妊娠初期は子宮が緩むのに合わせて膀胱の活動も緩めてしまいます。
そのためトイレに行く回数が増えたり、残尿感が残ったりします。
妊娠期間中はこの症状が続くため、たとえトイレに行く回数が増えても、トイレを我慢する、水分摂取を控えるなどはやめましょう。
これらは膀胱炎のリスクを高める原因となります。

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妊娠初期にしてはダメなこと・注意すること

妊娠初期にしてはダメなこと・注意すること

喫煙

たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させ、胎盤への血流量を減らし、赤ちゃんに運ばれる酸素や栄養を少なくします。
そのため、流産や早産、低体重児や胎児奇形など赤ちゃんに重大な影響を及ぼします。
それはたとえ1日1本でも影響するといわれています。
また、受動喫煙の場合でも同じような可能性が高まります。
自分自身はもちろん、家族に喫煙者がいる場合、赤ちゃんを守るために家族全員で禁煙しましょう。

激しい運動

妊娠初期は体調が変化しやすいため、あまり激しい運動や転倒の危険がある運動は避けましょう。
ランニングや筋トレは心拍数が急激に上がるため赤ちゃんにも負担がかかります。
またお母さんの体に何か起きた時にすぐに対処が難しい登山やシュノーケリングなどもやめましょう。

ただし、お腹に負担がかかりにくいウォーキングや軽い水泳などの適度な運動は、体重管理や便秘の解消など、妊娠中の健康維持に必要とされています。

また、運動をすることによりストレスの解消になり、妊娠中の不安定な気持ちを落ち着かせる効果もあります。
運動不足は、体重を増加させ、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの病気の原因になることがあります。

つわりなどが落ち着いた安定期ごろからでよいので、妊娠中も無理をしない程度の運動を行ない、妊娠高血圧症候群などの病気で入院をしないよう、健康管理をしっかりと行うようにしましょう。
マタニティ向けのプログラムがあるジムが近くにあれば、利用するのもいいですね。

もしも、運動中にお腹の張りや腹痛などを感じたら、そのまま運動を続けず休憩をとって安静にして過ごします。
通常は、しばらくするとお腹の張りはおさまりますが、痛みが続くようであれば病院で診てもらうようにしましょう。

重いものを持つ

重いものを持つと腰に大きな負担がかかり、腰痛の原因になります。
また下腹部に力をいれることで、おなかの張りや出血につながる可能性があります。

妊娠、出産と聞いたりすると、お母さんだけが関係するように思うかもしれませんが、重いものを持ったり運んだりするような家事をする場合は、なるべく無理をせず、パートナーや周りの人に助けてもらうようにし、夫婦で協力をしていくようにすれば大丈夫でしょう。

自転車や車の運転

妊娠初期は女性ホルモンの影響で強い眠気が出るだけでなく、注意力も散漫になります。
そのため車の運転や自転車の運転には注意が必要です。
自転車は転倒の恐れがあるため、控えましょう。

また、突然強い眠気に襲われたり、事故の可能性があったりするので、運転をする際はパートナーにお願いをするようにし、自分の体調と相談して無理のない範囲の短時間にとどめましょう。

仕事で運転をする必要がある場合も、必要に応じて上司と相談するなどして、事故がないように注意をしていきたいですね。

薬の服用

妊娠初期は特に薬の服用に注意が必要な時期です。
妊娠前から使用している薬があれば必ず主治医に相談しましょう。
体調不良から自己判断で服薬してはいけません。
薬の成分は胎盤を通して赤ちゃんに奇形や発達障害などの影響をもたらす可能性があります。

風邪やインフルエンザなどの感染症も予防接種を受け、あらかじめ予防をし、薬を飲まなくてもいいような対策をしていきたいですね。
もしも、体調を崩して薬を服用したいケースでも、市販の薬を自己判断で使うことは避けるようにします。

病院で医師に妊娠中であることを伝えると、適切な治療や妊娠中でも服用可能な薬の処方をしてくれるため、かならず医師に相談をして検査を受け、きちんとした治療を受けるようにしましょう。

体を冷やさない

妊娠中に体が冷えると、血流が悪くなり、お腹が張ったり、子宮の働きが悪くなったりします。

また、便秘になるなどの症状も出たりするため、カーディガンを羽織ったり、靴下を履くなどして体を冷えから守るようにしましょう。

妊娠初期に食べ物で気をつけること

妊娠初期に食べ物で気を付けること

妊娠初期は免疫力が下がるため、様々な感染症にかかりやすくなってしまいます。
感染症によっては母体や胎児に重大な影響を及ぼすものもあります。

食事の際の、食べないほうがいいもの、控えるべきもの、また、摂取したほうがいい栄養素などをしっかりと確認しておきましょう。

食べないほうがいいもの、控えるべきもの

生もの

生の貝類や、魚などは食中毒の恐れがあるため控えるようにしましょう。
特に生肉にはトキソプラズマという寄生虫が含まれていることがあります。
妊娠初期にこのトキソプラズマに感染すると、胎児にも深刻な影響を与えるとされています。
感染すると水頭症や視力障害、精神運動機能障害など重症化しやすいといわれています。

また、加熱されていないナチュラルチーズや卵などにはサルモネラ菌がついている可能性があるため注意が必要です。

水銀を多く含む魚

魚の中には自然界に存在する水銀が、食物連鎖により多く取り込まれている種類があります。
魚に含まれる水銀の量が一定量を超えると、おなかの赤ちゃんに影響があるといわれています。
おなかの中の赤ちゃんは母体から吸収した水銀を体外に排出することができません。

キンメダイや本マグロ、マカジキなどは体内の水銀量が多い魚といわれているため、食べる量には注意が必要です。

刺激物

妊娠すると胃腸の働きが鈍くなるため、消化器官への刺激が強い刺激物にも注意が必要です。
刺激物を過度に摂取すると、胃痛や胃もたれ、胸やけなどを引き起こしやすくなります。

また、刺激物には塩分も多く含まれているため塩分の過剰摂取につながり、むくみの原因にもなります。

赤ちゃんに直接的な影響は少ないですが、食べ続けることでの体重増加や妊娠高血圧症候群へのリスクが高まります。

摂取した方がいい栄養素

たんぱく質

たんぱく質は、お母さんと赤ちゃんの、血液や筋肉、臓器などを作る重要な栄養素です。

たんぱく質は、鶏のむね肉などの肉類をはじめ、かつおなどの魚、卵、豆腐や納豆などの大豆製品、牛乳やヨーグルトなどの乳製品など、さまざまな食品に含まれています。

葉酸

葉酸は、妊娠中の方や妊娠を希望する方には、まず摂取してほしい栄養素の一つです。
葉酸は、DNAを合成したり、赤血球を作ったりする働きがあり、ほうれん草や、ブロッコリー、アボカドなど、主に緑色をした野菜に多く含まれています。
ほかには、イチゴや焼き海苔などの食品が有名です。
妊娠していないときであれば、普段の食事で十分に摂取が可能であり、日常生活で葉酸が不足するような心配はあまりありません。

しかし、妊娠初期は妊娠していないときに比べると、約2.7倍の葉酸が必要とされています。
妊娠中に葉酸が不足すると、お腹の中の赤ちゃんに「神経管閉鎖障害」と言って、胎児の神経管が閉鎖され、脳や骨髄に障害が起こる恐れがあります。
そのため、妊娠初期はもちろん、妊娠中期、妊娠後期、また産後の授乳期間も積極的に葉酸を摂取したほうが良いとされています。
妊活をしている方であれば、妊娠前から葉酸を摂取するようにしたほうが良いでしょう。
産婦人科での妊婦検診でも葉酸の摂取をアドバイスされることがあるかと思います。
葉酸は、食品以外でもサプリメントなどからも手軽に摂取が可能です。

ただし、葉酸の過剰摂取はビタミンB12欠乏症などがあった場合の診断が遅れたり、亜鉛の吸収阻害を引き起こしたりする恐れがあります。

そのため、サプリメントで葉酸を補う場合は、正しい用法を守り、適切な量を摂取するように心掛けましょう。

鉄分

妊娠中は、胎児や胎盤に優先的に血液が送られるため、鉄分が不足して貧血になりやすい状態になります。
胎児の成長に伴い、特に妊娠中期、妊娠後期は必要な鉄分量が多くなるため、妊娠初期から鉄分を摂取する食事を心掛けるようにしましょう。

鉄分は、赤身の牛肉や、アサリなどの貝類、豆腐や納豆などの大豆製品、ほうれん草などの緑黄色野菜など、さまざまな食品から摂取が可能です。

タンパク質やビタミンCを含む食品と一緒に食べることで、さらに鉄分の吸収がよくなるため、バランスの良い食生活を意識するようにすると良いでしょう。

カルシウム

カルシウムは、赤ちゃんの骨を形成するための大切な栄養素です。
普段の食生活でカルシウムが摂取できている方は、妊娠をきっかけに特にカルシウムを余分に摂取する必要はありませんが、カルシウムの摂取が不足している方は、意識して摂取するようにしましょう。

カルシウムは、牛乳やチーズなどの乳製品に多く含まれ、干しエビや小魚、豆腐や納豆などの大豆製品、小松菜などの野菜などに含まれています。

食物繊維

妊娠中は便秘になりやすいため、腸の動きを活発化させて老廃物を外に排出させるために、食物繊維を摂取するとよいとされています。

食物繊維は、ひじきなどの海藻類や、玄米などの穀類、サツマイモなどの芋類、みかんやバナナなどの果物に含まれています。

レバーを食べるメリットとデメリット

レバーは葉酸や鉄分を含んでいるため、妊娠中に食べたい食品の一つです。
ただし、レバーには赤ちゃんの器官形成に影響を及ぼすとされる動物性のビタミンAも多く含まれています。
そのため、妊娠初期のレバーの摂取量は特に注意する必要があり、一日の摂取量は一口程度とされています。

妊娠初期に飲み物で気をつけること

妊娠すると赤ちゃんにたくさんの血液を送るため、たくさんの水分が必要になります。

水分の摂取量が少ないと、血液の循環が悪くなり、むくみの原因になる恐れもあります。

また、妊娠後期になると、足のむくみは胎児が大きくなることで、胎児が母体の足の血管を圧迫するために起こりますが、最近では、このむくみは妊娠中の生理的現象であると考えられています。
胎児にしっかりと血液を運んだり、母体のむくみを予防するためにも、水分をしっかりと摂取することが重要です。

ですが飲み物にも注意が必要なものがあります。

アルコール

妊娠が分かった瞬間から、お酒を飲むことはやめましょう。
妊娠中の飲酒は、胎盤を通して赤ちゃんに届き、身体的な発達の遅れや、胎児の奇形や脳障害を引き起こす「胎児性アルコール症候群」にかかり、脳の発育を阻害したりするリスクがあります。

ノンアルコール飲料にも注意が必要なものがあります。
0.000%のものであればOKですが、0%のものはごく少量のアルコールを含むものがあるので注意が必要です。

カフェインを多く含む飲み物

カフェインを多く含むコーヒーはほっと一息つくのに有効です。
ですが、これも飲みすぎには注意しましょう。
カフェインを取りすぎると、流産になる危険や、出産の時に赤ちゃんが低体重になるなどの恐れがあります。
コーヒーや紅茶は1日2杯までにしましょう。
また、エナジードリンクにはコーヒーの2倍以上のカフェインが含まれている種類があるので注意が必要です。
紅茶やココア、ウーロン茶にもコーヒーの半分程度のカフェインが含まれています。
麦茶やミネラルウォーター、ノンカフェイン飲料、コーヒーや紅茶でもカフェインレスの飲み物がおすすめです。

まとめ

妊娠初期は心も体もデリケートになりがちです。
ですが、妊娠初期に気をつけることを意識しすぎてストレスをためてしまうのはよくありません。

パートナーや周りとしっかり協力しながらこれからの妊娠生活を楽しみましょう。

この記事を書いた
サポーターママ

そうひまママのプロフィール写真 そうひまママ 1男1女のママ

昆虫、魚が大好き恥ずかしがり屋の男の子、ぬりえとお絵かきが大好きおませな女の子の年子兄妹ママです。
育児とパート、すきま時間を生かして興味のあったWebライターも楽しんでいます。
趣味の韓国ドラマ鑑賞、読書、友達とのおしゃべり時間で日々のストレスを発散しています。
「子供と家族が笑顔なら毎日正解」だと思って頑張らない育児を心がけています。そうはいってもやはり子育てには不安はつきものですよね。
少しでもたくさんのママの悩みや不安を解消できるような内容が発信できたらうれしいです。

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歯科医師
監修

ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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