マタニティ期の服装や過ごし方は?先輩ママがおすすめするマタニティウェアもご紹介
妊娠中のママに欠かせないアイテムである『マタニティウェア』。
「少しの間しか着ないのに準備する必要があるの?」「妊娠中でもオシャレを楽しみたいからマタニティウェアはちょっと…」といった声もよく耳にしますよね。
たしかにマタニティウェアは着用期間が短く一般の服に比べて種類も少ないため、なかなか手が出しにくいということもあるかもしれません。
しかし、最近では機能性だけでなくデザイン性も高いオシャレなマタニティウェアがたくさん展開されています。
筆者のように、あまりにもつわりが辛くて締め付け感から解放されるために、妊娠初期から着用し始めるケースも少なくありません。
そこで今回は、マタニティ期の服装や過ごし方、ウェアを選ぶときのポイント、可愛くて実用的なおすすめのマタニティウェアなどについてご紹介していきます。
目次
マタニティ期の服装
「手持ちのワンピースでも代用できるのでは?」と思われるかもしれませんが、妊娠中の女性の身体は妊娠前と比べて大きく変化します。
一般の服を着用した場合、お腹が大きくなるにつれて裾が前上がりになってしまったり、胸や脇の辺りが引っ張られるようになったりと、どんどん変化していく身体に対応できなくなってしまいます。
マタニティウェアはただサイズが大きくゆったりしているだけでなく、肩幅や袖幅などの比較的体型変化の少ないところはスッキリとしたデザインになっているものが多く、妊娠中でも“きれいめシルエット”が叶うのです。
機能面だけでなく、妊娠中でもいかにバランスよく見えるかも考えられているというのは嬉しいポイントですよね。
その他にも、ゆったりとしたデザインのマタニティウェアを着用することで以下のようなメリットもあります。
- 妊娠初期のつわりを軽減することができる
- 頭痛、めまい、むくみ、不眠などのマイナートラブルを予防することができる
- マタニティブラを着用することで乳腺が発達しやすくなる
- 妊婦さんにとって大敵の“冷え”を防ぐような設計になっているものが多い
- 不快感が減って妊娠中のストレスが減るので、おだやかな気持ちで過ごせるようになる
- 周りに妊娠していることがわかりやすくなる
マタニティ期の過ごし方
お腹のふくらみが出始めるのは妊娠5カ月頃ですが、胸やおしりなどのボディラインもどんどん変化してきます。
そうした体型の変化にうまく対応できるように、また妊娠週数や体調、季節に適したものを上手く取り入れて少しでも身体に負担をかけることなく過ごせるように、以下のようなポイントを押さえながら少しずつマタニティウェアへと切り替えていくとよいでしょう。
妊娠初期
お腹のふくらみが服の上からわかるようになってくるのは妊娠中期以降であることが多いので、妊娠1~4カ月ごろまでの初期の段階ではあまりお腹は目立ちません。
そのため多くの方が手持ちの服をそのまま着まわすことになるのですが、この時期はつわりの症状がひどい時でもありますよね。
吐き気などの症状が少しでも軽減されるように、また通勤中や勤務中などにストレスを感じないように、締め付け感の少ないゆったりとしたウェアやインナーを選ぶとよいですよ。
妊娠中期~後期
お腹が目立ち始める中期以降は、妊娠する前に着ていたほとんどの服が入らなくなるため、マタニティウェアを徐々に取り入れていく時期。
「必要になってから買えばいいかな」と後回しにしてしまいがちですが、妊娠中は急に体調や気持ちの面で用意する余裕がなくなってしまうことも珍しくありません。
つわりが落ち着いてからでもよいので、余裕のあるときに少しずつ準備し、ゆったりとした服でストレスを感じることなく過ごせるようにしていきましょう。
冷え対策
妊娠中はどうしても体温が高く蒸れやすくなるので、ついつい薄着になってしまいがち。
しかし母体の冷えはつわりやお腹の張り、むくみなどの原因となってしまうこともあるため注意が必要です。
以下の3つのポイントを押さえておくとよいですよ。
- 首元や足首、腰を冷やさない
- 血行不良にならないように締め付けない服装にする
- 夏場の冷房や冬場の寒さ対策のためにも、カーディガンなどで適宜体温調節する
先輩ママがおすすめするマタニティウェアもご紹介
選び方のポイント
ひと口にマタニティウェアと言ってもたくさん種類があるので、どれを選べばよいのか分からないと悩む方も多いことでしょう。
ストレスフリーな妊娠生活を送るためにも、本当に必要なものを次のようなポイントを押さえながら準備していくとよいですよ。
サイズ調整可能なものや伸縮性のあるもの
短期間で急激に変化する妊娠中の女性の身体。
初期~中期まではゆったり着られていたものが後期には入らなくなってしまうなんてことも珍しくありません。
アジャスター付きでサイズが変わっても着られるもの、ワンピースなどの体型が変わっても着られるデザインのものがおすすめです。
伸縮性が高くお腹をすっぽり包み込んでくれるデザインのものは冷え対策にも有効ですよ。
肌ざわりのやさしいもの
妊娠中は肌が敏感になりやすいもの。
インナーはもちろん、肌に直接触れるものはオーガニックコットン100%などの肌にやさしい素材のものを選ぶようにするとよいでしょう。
産後も着られるもの
赤ちゃんが生まれたからといってすぐに体型が戻るわけではありません。
元どおりの体型になるまでにはしばらくかかるので、産後の授乳期でも着やすいように、授乳口付きのものや前開きのものを選んでおくと長く着まわせます。
おすすめのマタニティウェア
「妊娠したらオシャレはもう楽しめないな」と思う方は多いかもしれませんが、最近のマタニティウェアは機能性だけでなくデザイン性の高いものがたくさんあります。
何から何まですべてそろえる必要はありませんが、より快適なマタニティライフを送っていただくためにも、筆者自身が「買っておいてよかった」と感じたものをご紹介していきますね。
ワンピースや丈長のトップス
着替えやすくて楽に着られるようデザインされたワンピースやチュニックは、妊娠中のママの強い味方。
通気性がよいので、体温が高くなりがちな妊娠生活においてはとくに重宝しました。
超音波検査や内診などで内診台に上がるときにも、レギンスやショーツを脱いでも最小限の露出で抑えられるので助かりますよ。
ボトムス
どんどん大きくなるお腹に合わせて調節できるもの、伸縮性のあるもの、締め付け感のないものを選ぶ必要があるので、必ず試着してから購入するようにしていました。
ワンピースやチュニックの下にマタニティ用のレギンスやワイドパンツを合わせることが多かったので、冷え対策にも活躍してくれました。
カップ付きマタニティキャミソールやタンクトップ
季節を問わずお腹を冷やしてはいけないので、お腹までしっかり覆える丈のキャミソールやタンクトップは便利なアイテムです。
授乳でも使えるものを選んでおくと長く使用できます。
肌に直接触れるものなので、素材や縫製も確認した上で購入するようにしていました。
マタニティパジャマ
産院で用意するよう言われていたマタニティパジャマ。
前開きで丈が長めのものを、入院中の洗い替えのことも考えて3枚用意しました。
入院中から産後1~2カ月はほぼパジャマ生活なので授乳しやすいかどうかの機能面はもちろん、出産祝いで友人や親戚が急に来ても対応できるようなデザインのものにしておくと何かと便利でしたよ。
靴
妊婦さんになったら、つまずいたり転んだりしないように低めで安定感のあるものに切り替えていく必要があります。
むくみが出やすかったので幅広のものを愛用していました。 紐やジッパー付きのものは前かがみになって履くのがつらかったので、サッとはけるスリッポンタイプが使いやすかったですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
妊娠期間中はちょっとしたことでもストレスを感じてしまうほど心身ともにデリケートな時期。
ポイントを押さえながらぜひお気に入りのアイテムを見つけていただき、マタニティライフをより良いものにしてみてくださいね。
この記事を書いた
サポーターママ
教師としての経験や自身の子育て経験を元に、webライターとして活動している1男1女のママです。
北欧インテリアや雑貨、お花、ショッピング、料理などが好きで、最近は娘にも料理ブームが到来し、親子クッキングを楽しんでいます。
子育てには悩みがつきもの。
これまで私が経験してきたことや失敗してきたこと、こうすればもっと上手くできたという失敗から学んだことなどを軸に執筆した記事が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いに思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修