イヤイヤ期のお風呂拒否に挑戦!先輩ママが試した乗り越え方とは?

1歳半ごろから始まり、2、3歳ごろにピークを迎えるイヤイヤ期。
ふだんの生活の中でも特に「おふろの時間は気が重い」と感じるパパママも多いのではないでしょうか。
入る前にぐずりだす、髪や体を洗うのを嫌がる、あがりたがらないなど、「イヤイヤ」スイッチの連続で本当に大変ですよね。
今回の記事では、通算5年間のイヤイヤ期を乗り越えた私が試したおふろ拒否の乗り越え方をご紹介します。
これからイヤイヤ期を迎えるパパママ、お子さんがイヤイヤ期でお悩みのパパママ、ぜひお役立てください。
目次
愛情と忍耐を持って接する方法

お風呂の時間帯が1日の終わり(夕方~夜)にあたり、子どもの気力・体力が残っていない、パパママが入浴準備をしている間に遊び始め、夢中になっていたところを中断する……。
そこにイヤイヤ期のもやもや・イライラが重なってお風呂拒否。
このような「いつものパターン」のイヤイヤもあれば、昨日服を脱ぐのを手伝おうとして泣かれたので、今日は見守っていると「手伝ってほしかった」と泣かれたなどのように、「原因が日々変わるタイプ」のイヤイヤもあります。
子どもがお風呂を嫌がる理由はさまざまです。
そのため、その時々で子どもの気持ちに寄り添い、工夫して対応していくことが大切になります。
つい感情的になって叱ってしまい、「お風呂時間」にマイナスイメージがつくのは避けたいものですよね。
イヤイヤ期のお風呂拒否は短期間での解決が難しいので、パパママも長期戦をする覚悟で臨みましょう。
子どもの気持ちに共感する姿勢
「一日のルーティーンなんだから、さっさと入ってほしい」
「このやりとりをする時間がもったいない」
子どものイヤイヤが毎日続くと、気持ちに余裕がなくなり、ついこのようにイライラしてしまいますよね。
けれど、「わかっているけど面倒」「できれば避けたい」と思った経験は、大人の私たちでもあるものです。
そのときに正論で詰められると、拒絶したり、反発したくなりますよね。
まずは子どもがお風呂を嫌な理由を聞き、「パパ(ママ)も○○くん(ちゃん)と同じくらいの子どものときはお風呂イヤ~って思ったことがあるよ」というふうに共感してみましょう。
コミュニケーションが難しい低年齢の子であれば、「うんうん、○○くん(ちゃん)はお風呂がイヤなんだよね」など、子どもの気持ちを代弁するように口にするだけでOK。
パパママが自分の気持ちをわかってくれたという思いから、それまでのイヤイヤから子どもの気持ちが切り替わってくれることもありますよ。
「イヤイヤ」そのものを受け止める
どうしても子どものイヤイヤが収まらない。
パパママから見てどうしても無理と感じたときは、「今日はお風呂キャンセル!」と割りきるのも手です。
強引に入れて子どものイヤイヤをこじらせるよりも、あっさり受け入れたほうがパパママのストレス軽減になりますし、翌日以降の子どもの「お風呂時間」への警戒も薄れますよ。
自然豊かな場所で思いっきり遊んだ、泥遊びをした、夏場に体を動かしたなどといった、汚れや汗が気になる過ごし方でなければ、1日くらいお風呂に入らなくても平気です。
室温や子どもの体温などを見ながら、濡れタオルで顔や脇、お股・お尻まわりを簡単に拭いて、体の汚れや汗を落としましょう。
「今日はタオルで拭くよ、明日は入ろうね」といった声をかけて、翌日以降のお風呂時間につなげられるといいですね。
お風呂を楽しい体験に変えるアイデア

子どものお風呂拒否の原因はさまざまですが、もしそれが「お風呂時間前にやっていた遊びの中断」や「お風呂時間が退屈」といった理由なら、お風呂時間の過ごし方を工夫をすることで解決する場合もあります。
いくつかアイデアをご紹介します。
水に浮かべるアヒル、水鉄砲など浴槽内で遊べるおもちゃ
リビングや子ども部屋などで使う通常のおもちゃとは別に、お風呂場専用で使うおもちゃを準備します。
定番の浴槽に浮かべるアヒルや魚釣りセット、水鉄砲、水流を利用して楽しむ水車といったシンプルで、管理がしやすいもの(水切り不足でカビ発生など)を選ぶと安心です。
わが家はよく洗った風呂桶を浴槽に浮かべ、その中でアヒルを浮かべて「動物園ごっこ」や「おままごと」をする遊びを好んでいました。
これ以上、おもちゃを増やしたくないというパパママは、氷を複数入れて溶ける過程を楽しむ「お風呂でしかできない特別な遊び」を提案するのもおすすめです。
入浴剤やバスボム
溶かすとおもちゃが出るバスボムや発泡性の入浴剤は、イヤイヤ期の子どもをお風呂に誘う救世主です。
わが家では、常に5個くらい揃えて「今日はどれを使う?」と声をかけ、子どもが選んでいました。
子どもの性格によっては、箱に入れておみくじのように引かせても楽しめるかもしれませんね。
しっかりした大きめのバスボムは400円前後ですが、小ぶりのバスボムは100均でも取り扱っています。
気になる方はぜひ覗いてみてください。
パパママが美容好きなら、すでにお使いの入浴剤等があると思いますが、それを「子ども自身が入れる」体験を提案するだけでも、意外と喜んでくれますよ。
「浴槽」以外でのお楽しみをつくる
わが家のこどもはのぼせやすく、浴槽に浸かる時間が短かったため、「浴槽」以外のお楽しみも意識してつくりました。
特に効果があったことは、シャンプーの複数使いです。
子ども用のシャンプーを複数用意し、「今日はどのシャンプーにする?」と選んでもらい、それを使っていました。
わが家では、100均で子どもが好きそうなデザインのボトルを買い、それに子どもがはまっているキャラクターやモチーフのシールを貼って「2本目(中身は同じ)」をつくっていましたが、実際に2種類のシャンプーを購入してもいいと思います。
浴室の壁に子どもの興味を引くお風呂の壁用ポスターを貼ったり、専用のクレヨンでお絵かきをしたりしても、お風呂場の雰囲気が明るくなって子どもがリラックスして過ごしてくれますよ。
段階的なアプローチで徐々に慣れさせる方法

わが家の下の子は生まれたときから「沐浴」「お風呂の時間」が大嫌いでした。
時間帯やシャワーの温度、シャワーヘッドを2回買い替えて水圧なども変えてみましたが、あまり効果はありませんでした。
4歳になった今でも、お風呂の時間は好きではありませんが、これまでの段階的なアプローチでだいぶ慣れてきたように思います。
その方法はこちらです。
- 「お風呂の時間」を午後3時頃までの日中にします。浴槽に子どもの膝くらいの高さで、水(常温~ぬるま湯)を張り、水遊び・プール遊びのように過ごさせます。
- 1で張った水に、沐浴剤を入れてベビーマッサージのような雰囲気で体を洗います。
頭は泡切れのいいベビーシャンプーを使ってさっと洗います - 徐々に浴槽から出て、幼児用のシャンプーやボディーソープに移行します。
私はこだわりがなかったので子どもの髪は短めに切り、洗いやすい(流しやすい)よう、シャンプー、ボディーソープともに泡タイプを使っていました。 - 徐々に時間を午後に固定→夕方→夜と、他の家族がお風呂に入る時間に移っていきました。
パパママのお仕事のお休みの日や、勤務時間の関係でこのような「お風呂の時間」をつくれそうなら、子どものイヤイヤでストレスを感じずにすむかもしれません。
ぜひ、お役立ていただければうれしいです。
まとめ
ただでさえ大変なイヤイヤ期。
そのなかでも「お風呂時間になるとぐずる」「お風呂場に入っても頭や体を洗いたがらない」かと思えば「お風呂から出たがらない」など、子どもの「イヤイヤ」に遭遇する場面が多いお風呂時間は本当に大変ですよね。
今回の記事では、私の経験から特に効果的だった方法やアイテムをいくつかご紹介させていただきました。
すぐに効果が出なくても、ぜひ焦らずに、目の前の子どものペースを見ながら、少しずつ試してみてくださいね。
パパママとお子さんがお互いに無理せず、「お風呂」が楽しい時間になるよう、お祈りしています。
この記事を書いた
サポーターママ

-30℃から30℃まで外で駆け回る元気いっぱいの長女、恐竜とおままごとが大好きで甘え上手な次女のママです。
沖縄出身で、海や川であそぶのが大好き。結婚を機に北海道に移住してからは、子どもと一緒に雪あそびを楽しんでいます。
大がつくほどの暑がりでしたが、最近は温泉の魅力にハマりつつあります。
子育て中のママパパはもちろん、妊活中・妊娠中のプレママパパが、妊娠や出産、子育てを前向きにイメージできるような情報をお届けしたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修
