妊娠中に役立つアイテムを先輩ママが紹介!(マタニティウェア、ボディサポートアイテム、靴など)
つわりで体調の変化に戸惑ったり、おなかが大きくなって思うように動けなくなったり……。
妊娠中は心も体も大変な日々が続きます。
これまで肌トラブルとは無縁だったのに、身につけるものの素材やつくりによってはチクチクしたり、かゆみを感じるようになったりしたというママもいるかもしれませんね。
「ママになれるのは嬉しいけれど、何が必要かわからず不安もいっぱい」
そんな妊娠期間をできるだけ心地よく過ごすためには、どのようなものを準備すればいいのでしょうか。
今回の記事では、妊娠中のママが快適に過ごすのに役立つアイテムとそのおすすめポイントをご紹介します。
妊娠がわかったばかりのママ、妊娠中でマイナートラブルに悩んでいるママ、そしてママをサポートしたいパパ、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
目次
マタニティウェアの種類と選び方
パパママはマタニティウェアにどのようなイメージをもっていますか。
「おなかが大きい時期に着用するもの」でしょうか。
妊娠期を扱った雑誌や通院先の病院・クリニックから配られるサンプルを見て、「おしゃれに過ごしたいママ向けかな?」と感じたパパママもいるかもしれませんね。
たしかにどちらも正解なのですが、実はマタニティウェアには、体の変化に合わせて大きさを調整できる機能や、授乳に便利なつくり、敏感肌にもやさしい素材・縫製になっているなど、妊娠初期から産後まで長く使えるような工夫がほどこされているものがたくさんあります。
ここでは、マタニティウェアの種類と選び方をご紹介します。
トップス・ワンピース
バストとおなかのサイズ変化に対応できるように、前身頃が少し長めにつくられています。
腕まわりがゆとりのあるつくりになっていることも多く、脇がつっぱらないので自然なシルエットになります。
【選び方】
母乳での育児を考えているママは、妊娠中~産後(卒乳まで)と長く着られる授乳口つきのタイプがとっても便利。流行に左右されないデザインを選ぶのがおすすめです。
妊娠後期からはトップバストが敏感になるものです。胸元にダーツや切替がある場合は、試着して位置を確認してみてくださいね。
色は、グレーは母乳が漏れたとき、ホワイトは母乳漏れがシミになったときに目立ちやすい色なので注意が必要です。
スカート
既存のスカートのウエスト部分に腹巻のような切替がついていて、おなかをしっかり包んで支えるデザインのものが多くあります。
こちらもトップスと同様、おなかのサイズ変化に対応するために前身頃が少し長めにつくられています。
【選び方】
おなか周りにアジャスターや紐が付いていて、体型の変化に合わせてサイズが調節できるデザインがおすすめです。
妊娠中は1つ1つの動きが大変。下半身の動きを妨げないように伸縮性があるもの、そしてしっかりホールド力のあるものを選びましょう。
パンツ・レギンス
ヒップのサイズ変化に対応できるように、腰まわりがゆったりとしたデザインになっています。
前は股上を深く、後ろは前より浅めにつくられているので、おなかをすっぽり包み、きれいなシルエットになります。
【選び方】
おなかやヒップが大きくなると、普段よりも縫い目に負担がかかりやすくなります。
縫製部分にほつれはないか確認し、しっかりとした縫い目に仕上がっているものを選びましょう。
ブラック、ホワイト、ネイビー、ブラウンといった定番カラーなら、オンオフで着用でき、着回し抜群です。
ボディサポートアイテムの役割と種類
妊娠中は、赤ちゃんの成長とともにママのおなかやバストが大きくなりますが、「下着のサイズアップ」だけで解決しようとすると難しい場合もあります。
そんなときにはマタニティ用のボディサポートアイテムの出番です。
特に、妊娠をきっかけにこれまで意識しなかった部位の締めつけが気になるようになったママ、乾燥肌・敏感肌になったママ、動くとおなかから足の付け根あたりが重だるく感じるようになったママにはおすすめです。
こちらも、妊娠初期から産後まで長く使えるようになっているタイプがありますので、ご自身の生活イメージに合ったものを選ぶといいでしょう。
ここでは、ボディサポートアイテムの役割と種類をご紹介します。
マタニティブラ
妊娠中、かたち(下半分から脇へ外側にふくらむ)や大きさが変化するバストに対応するためのサポートアイテムで、乳腺の発達を妨げないつくりになっています。
出産予定日が近づくにつれ、トップバストが敏感になっていくので、装飾がシンプルでやさしいつくりになっているものが数多くあります。
私の場合、つわりの時期に使い始めましたが、そのつらさが半減しました。
【選び方】
ノンワイヤーブラ・ワイヤーブラを選ぶ場合は、産前産後兼用、2列(バストが大きいママは3列)4段階ホックで、体の変化に合わせて調節できるものが便利です。
肩こりが気になるママは肩紐が太いものをえらぶとよいでしょう。
授乳スタイルによってさまざまなオープン機能がありますが、初めてでよく分からないというママは、授乳までのステップが少ないクロスオープンタイプがおすすめです。
マタニティショーツ
妊娠中、どんどん大きくなるおなかに対応するため、伸縮性のある素材や締めつけにくいゴムで作られたショーツです。
ゴムの位置もおなかの負担にならないように計算されているので安心です。
クロッチ部分が白(淡い色)で作られていることが多く、おりものや不正出血を確認できるようになっています。
【選び方】
妊娠専用・産後兼用、はきこみの深さ(浅い・深い)は、ママの予算や好みにあったものを選びましょう。
妊娠をきっかけに乾燥肌・敏感肌になったというママは、蒸れやかゆみが起きにくい素材がおすすめです。
妊婦帯・骨盤ベルト
どちらも妊娠中のママのからだにかかる負担を軽減するために使うアイテムです。
妊婦帯は伸縮性のある素材でおなか・腰全体をやさしく包み込み、下から支えてサポートします。
おなかが目立ち始め、重くなっていく妊娠5か月(戌の日)頃から使い始めるのがおすすめです。
骨盤ベルトは、ホルモンの影響でゆるみがちな靭帯・筋肉の痛み、体重変化や反り腰によっておこる腰の痛みをやわらげるため、骨盤まわりをしっかり支えて締めてくれます。
産後も継続して使うことで、快適に過ごすことができます。
【選び方】
妊娠中の不調は、まずは通院先の医師や助産師に相談しましょう。
特に異常がない場合は、ママが気になるアイテムを使ってもいいか聞いてみましょう。
通院先・住んでいる市町村によっては、マタニティ講座(プレママ教室)でアイテムの選び方や着用方法を教えてくれることもあります。
ぜひ確認してみてくださいね。
妊娠中に適した靴の選び方
妊娠すると、「転ばないかな」と外出したときの転倒リスクが気になりますよね。
特に妊娠後期になると、大きなおなかで足元が見えなくなったり、体の重心が変わってバランスがとりにくくなったりと、普段どおり過ごすのが難しくなるものです。
そこでここでは、妊娠中にぴったりな靴の選び方を3つご紹介します。
靴底に滑り止めのある靴
1つ目は、雨や雪、水で濡れているところ、コケなどぬめりがある場所を歩くときの安全性を高める「靴底に滑り止めのある靴」です。
雪国に住んでいるママは、シーズン前にスパイク付きの冬靴が店頭に並ぶので、そちらもチェックしてみてくださいね。
着脱がラクな靴
2つ目は、「着脱がラクな靴」です。
かがむ姿勢は、おなかがつかえて大変ですし、腰に負担がかかりやすくなります。
履き口が自立した、立ちながら履ける靴がおすすめです。
疲れにくい靴
3つ目は、「疲れにくい靴」です。
体重増加や足のむくみで疲れやすくなっている足をいたわる靴を選べば、外出のハードルがぐっと下がりますよ。
また、こちらについてはクッション性のある中敷き(インソール)を使用することで解決することもできます。
靴は妊娠中のママ、そして産後は赤ちゃんも守ってくれる大切なアイテムです。
ぜひ、デザインとともに機能にも目を向けて、安心して過ごせる靴を選ぶようにしましょう。
まとめ
妊娠が分かると、おなかの赤ちゃんについて考えたり、準備したりすることが多く、せわしない日が続きます。
そんなときは、ママ自身の不調や悩みに気づきにくくなってしまうものです。
しかし、ママになる最初の準備は、ママが自分自身の心身の状態に耳を傾け、大切にすることからです。
2児の母となった今、私は強くそう思います。
今回ご紹介したアイテムは必ずしも必要なものではありませんが、妊娠中のママの負担をやわらげるサポートとして便利なものばかりです。
ぜひ、赤ちゃんを迎えるための体の変化を前向きに楽しんで、快適なマタニティライフを送ってください。
この記事を書いた
サポーターママ
-30℃から30℃まで外で駆け回る元気いっぱいの長女、恐竜とおままごとが大好きで甘え上手な次女のママです。
沖縄出身で、海や川であそぶのが大好き。結婚を機に北海道に移住してからは、子どもと一緒に雪あそびを楽しんでいます。
大がつくほどの暑がりでしたが、最近は温泉の魅力にハマりつつあります。
子育て中のママパパはもちろん、妊活中・妊娠中のプレママパパが、妊娠や出産、子育てを前向きにイメージできるような情報をお届けしたいと思っています。
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