卒園間近!お世話になった先生へのお礼の手紙の書き方、例文も紹介
卒園シーズンが近くなると、お世話になった気になる園の先生へ、メッセージや記念品の準備をどうしようかと迷う方もいるかもしれませんね。
卒園委員やクラス委員が中心となって寄せ書きやアルバムを作成してくれる場合もありますが、クラスごとでの準備は行わず個人の判断でという場合もあるでしょう。
その場合、どのようなお手紙を書けばいいのでしょうか。
書き方や渡すタイミングなど気になりだしたらキリがありません。
今回は、お世話になった先生へのお礼の手紙の書き方や例文について、実体験をもとにご紹介します。
目次
先生への手紙には何を書く?
基本的には「お世話になったお礼」や「子どもが先生のことを大好きと言っていた」「園生活を楽しんで送れた」など、ポジティブな内容を書きましょう。
クラスで色紙やアルバムを作成して渡す場合は大きさの規定があるため、書けるメッセージ量も限られてしまいます。
その場合は、個人的なエピソードを多く書くよりは、子どもからのメッセージ(または絵)に保護者が一言添える程度がおすすめです。
筆者の子どもが通っていた幼稚園でも、卒園時はクラス委員の方が中心となり、メッセージ付きアルバムを作成しました。
当時、既に簡単なひらがなは書けるようになっていたため、子どもが書いたメッセージを中心に、お礼の一文を添え、子どもと先生が映っている写真を貼りました。
幼稚園・保育園の先生は多くの子を受け持っているため、あとあと見返した際に「どの子だっけ?」とならないよう、顔写真を貼るのはおすすめです。
まだ文字がうまく書けない場合は、先生の似顔絵や思い出の絵でも構いませんので、何かしら子どもにも書いてもらうと良いでしょう。
書いてはいけない内容って?
次に、書いてはいけない内容についてご紹介します。
どれも難しいことはありませんが、我が子のかわいさあまりついつい判断基準が鈍ってしまうこともありますよね。順番に見ていきましょう。
ネガティブな内容を書く
卒園時のお礼を伝える場面で「あの時こうして欲しかった」「感謝しているけれど、ここはこうだった」などネガティブな内容はやめましょう。
担任の先生と他の先生を比べ、他の先生を下げるような内容もよくありません。
また、先生は他の子からもメッセージをもらっています。
書きたいことがたくさんあったとしても、長々とまわりくどく書くことはやめましょう。
プライベートな内容を書く
「子どもが先生のことを本当に大好きだから、卒園してこれっきりになるのは寂しい」という思いから、個人的な連絡先を聞き出すことはやめましょう。
パパ・ママの連絡先を記載して、「よければ連絡してください」とするのも先生が困惑してしまうため、控えましょう。
また、卒園後も繋がりが欲しいという思いから、個人でされているSNSを無断でフォローするのもNGです。しかし、先生から「ぜひ~!」と一言あった場合は構いません。また、園の公式アカウントも問題ありません。
先生へのお礼の手紙文例集
先生へのお手紙に書く内容や気を付けるべきポイントが分かったところで、次は具体的な文例集を見ていきましょう。
必ずしもこのようにしなければならないというわけではありませんので、参考程度にご覧くださいね。
無難なお礼の挨拶でシンプルに
「〇〇先生、親子ともども大変お世話になりました。はじめは泣いていることが多かった△△(子どもの名前)も、毎日先生が笑顔で迎えてくださったおかげで園が大好きになりました。本当にありがとうございました。」 |
「〇〇先生、〇年間お世話になり、ありがとうございました。先生のおかげで親子ともども安心して園生活を送ることができました。おからだに気をつけて、これからもご活躍されますことをお祈りいたします。」 |
まずはベーシックなお礼文面です。先生へのお礼の気持ちや子どもの様子などを簡潔にまとめましょう。
また、園の先生は多忙です。先生へのねぎらいのひとことがあるといいですね。
子どもが自分でメッセージを書けるため、空いたスペースに一言添える場合やクラスのアルバムで書けるスペースが限られている場合におすすめの文面です。
印象的な場面を書く
「〇〇先生、〇年間お世話になり、ありがとうございました。お遊戯会の練習も、恥ずかしがり屋でなかなか大きな声が出せない△△(子どもの名前)に「リラックスしてね」「大丈夫、できるよ」と声をかけ続けてくださったおかげで、本番ではしっかり声が出せていました。いつも細かいところまで気にかけていただき、ありがとうございました。」 |
比較的しっかり書ける場合は、お遊戯会や運動会でのエピソードなど印象に残っていることを書きましょう。先生も、具体的な場面を言われると「おうちできちんと話せているのだな」と嬉しく思ってくれるはずです。
できるようになったことを書く
「なかなか上手に縄跳びができず、園でも一生懸命練習していたことを△△(子どもの名前)から聞いておりました。はじめてうまく飛べた時、△△(子どもの名前)はとても喜んで帰ってきました。いつも背中を押してくださり、ありがとうございました。小学校でも頑張りたいと思います。」 |
こちらも比較的メッセージスペースに余裕がある場合におすすめの文例です。
先生も自分が受け持った子が成長し、できることが増えるのを見届けるのは嬉しいものです。
「〇〇ができるようになった。なので、自信をもって小学生になります」と、これから始まる小学校生活への意気込みを書くのもいいですね。
子どもの想いを伝える
「〇〇先生、〇年間お世話になり、ありがとうございました。△△(子どもの名前)は先生のことが大好きで、家でもよく先生の好きな色や食べ物など、先生のことを話しておりました。入園当初は泣いていることが多かった△△(子どもの名前)も、今では園が大好きで週末も早く園に行きたいと言っているほどです。いつも愛情をもって接してくださり、本当にありがとうございました。」 |
年長児ぐらいになると、園であったことや普段の園生活を上手に話せる子も増えてきます。
子どもの「先生、大好き!」「幼稚園楽しい!」を素直に伝えるだけで先生は嬉しいものです。
子どもが文字を書ける場合は、ぜひ本人に書いてもらい、パパ・ママはそれを補足する形でお礼のメッセージを書きましょう。
また、子どもがやんちゃだったり、人見知りでなかなか馴染めないなどで、何かと先生の手をわずらわせてしまったという場合は、「〇〇先生、いつも△△(子どもの名前)が困らせてしまい、申し訳ありませんでした。」と最初に一文添えておくといいでしょう。
園の先生はたくさんの子どもを見てきているため、ある程度のやんちゃや人見知り、よく泣くなどは想定内でしょう。しかし、卒園時のメッセージで一文あるだけで印象が良くなります。
まとめ
お世話になった先生へのお礼の手紙の書き方、例文についていかがでしたか。
園によってクラスでまとめて渡したり、個々で行なったりとさまざまでしょう。
ですが、共通していることは「感謝の気持ちを伝える」「子どもの成長を伝える」ということです。
お迎え時など、最後に先生と一言話す機会がある場合は、その際口頭でもお礼の気持ちを伝えるとよいですね。
ですが、卒園時に先生へお礼の気持ちを伝えたいのはみな同じです。
「自分、自分」とならないよう気をつけ、園生活の良い締めくくりとなるといいですね。
園生活でできるようになったこと、感じたことは、きっと小学校生活でも活きてくることでしょう。
この記事を書いた
サポーターママ
すみっこぐらしが大好きなおてんば女の子のママです。
育児とパートのすきま時間に、久しぶりのライター業を楽しんでいます。
趣味はランニングですが、最近はなかなかできていない現状...からだを動かすことも好きですが、食べることも大好きです。
コストコ、KALDIなどの輸入食品には目がありません。
「家族が楽しく過ごせるのが1番」をモットーに、程よく手抜きしながら日々家事・育児を楽しんでいます。
これまでの私の経験が少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修