子どもの学習方法|家庭でできる学習アイデアとスケジュールの立て方|学習プリント.com

子どもの学習方法|家庭でできる学習アイデアとスケジュールの立て方

子どもの学習方法|家庭でできる学習アイデアとスケジュールの立て方
更新日:  | 公開日:
Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

幼稚園の年中にあたる5歳頃になると、ひらがなやカタカナなどの文字に興味を持ち始める子も増えてきます。
小学校入学後を見据えて、家庭学習について考える家庭も多いのではないでしょうか。
「勉強は小学校でイチから丁寧に教えてくれるから焦らなくても大丈夫!」という意見もありますが、親としては「小さいうちから勉強習慣を身に着けさせたい」「授業についていけなくなっては困る」といった想いもあることでしょう。

今回は、小学校入学前~小学生におすすめの家庭でできる学習アイデアとスケジュールの立て方について、ご紹介します。

スポンサーリンク

家庭でできる子どもの学習アイデア

家庭でできる子どもの学習アイデア

「学習塾や教室ではなく、まずは家庭での勉強習慣を身に着けたい」「フルタイムで仕事をしていて送迎が難しいため、家庭での学習を考えている」など、子どもの学習は、まずは家庭でできることから検討するパパ・ママも多いのではないでしょうか。
筆者にも2023年時点で小学2年生の子どもがいますが、仕事と他の習いごととの関係もあり、勉強については今のところ塾や教室へは行っておらず、通信教材を含めた家庭学習のみです。
そこで、入学前の幼稚園年長時から実際にこれまでに行なってきた学習アイデアについてご紹介します。

学習ドリルを活用する

「何から手をつけて良いか分からない」「小学校入学前(もしくは直後)等でまだ本格的に勉強が始まっていない」という場合は、書店で売っている学習ドリルがおすすめです。
子どもの集中力に応じた内容が1~2ページにまとまっていますし、この時期にこの内容を理解できていれば良いという目安が分かるようになります。
学習ドリルの進捗により、その後の学習スケジュールが立てやすくなるのもおすすめポイントです。
小学校入学前~小学校低学年の場合は、好きなキャラクターやできたシールがついているものだとよりモチベーションが高まることが多いため、できればそういったものがついているドリルが良いですね。実際に手に取って見てみないと分からないことも多いため、お子さんと一緒に選ぶことをおすすめします。

無料の学習プリントをダウンロードする

「以前にドリルを買ったけど続かなかった」「極力お金をかけずに家庭学習を進めたい」という場合は、無料の学習プリントをおすすめします。
ひらがな・カタカナの書き方から、ちょっと遊び要素のある間違い探しや点つなぎもあり、ひとことで無料の学習プリントと言ってもさまざまです。
あまりひらがなばかり、計算ばかりで子どもが飽きてしまわないよう、うまく使い分けてくださいね。

通信教材を利用する

こちらは月額料金(相場は月3,000~4,000円程度)がかかってしまいますが、なかなか自身ではスケジュールが立てられないという方におすすめです。
筆者の子も通信教材での家庭学習を行なっていますが、毎月の授業の進捗状況が分かることと、1ヵ月のレッスン数が決まっているため、パパ・ママが共働きであったり、他に習いごとをしていて毎日学習の時間が取れない場合でもマイペースに進めやすくなっています。
また、授業のサポートのみならず、応用問題やちょっとしたゲームも充実しています。
ただ、個人的には現在主流となっているタブレット学習の場合、漢字の書き順を意識したり、文字をある程度の筆圧でしっかり書く習慣が薄れてしまうため、紙のドリルやプリントとの併用をおすすめします。

学校の教材を活用する

「プラスアルファのことは望まないので、とにかく学校の授業だけはきちんと理解して欲しい」「手間・お金はなるべくかけずに家庭学習を進めたい」という場合は、学校の教材だけでも十分家庭学習に活用できます。
学校から配布される漢字ドリルや計算ドリルを復習として使い、100点が取れるまで繰り返し使うだけでもかなり力がつきますよ。
国語の教科書を使い、音読の後、パパ・ママが読んだ話についての質問をするだけでも文章読解の練習になります。

自分の子の得意・苦手を踏まえた保護者オリジナル教材

これは筆者が2023年の夏休みに実際にやってみたことなのですが、かなり手間・時間はかかりますが、思っている以上に子どもがやる気を出してくれるため、「手間暇は惜しまない!」という方にはおすすめです。
と言うのも、筆者の子供の学校では、漢字の読み方はまずその時教科書に出てくる読み方のみを学ぶ方法でした。(例えば、教科書で「海(うみ)へ行く。」という文面が出てきた場合、漢字学習では「うみ」という読み方にしか触れず、「かい」とも読むとは触れない)。
最初は子どもも他の読み方はないか、自分で先生に聞いたり調べたりしていたようですが、習う漢字の種類も増えてだんだん追いつかなくなり、実際にテストや他の家庭学習教材で他の読み方を聞かれると分からないということが多々ありました。
そこで、筆者は夏休みの間に1学期に習った漢字をリストアップし、学校で習った読み方と異なる読み方の問題ばかりを集めたオリジナル教材を作成しました。
時間と手間はかかりましたが、子ども自身も「こんな読み方もあるんだ」「みんなに教えてあげよう」と自信にもつながったようで、作成して良かったと思っています。

学習スケジュールの立て方と注意点

学習スケジュールの立て方と注意点

学習アイデアをご紹介したところで、次はスケジュールの立て方と注意点についてもご紹介します。

予習よりも復習!間違いをそのままにしない

個人的には、特に小学生のうちは予習よりも復習が大切だと思っています。
中学生以上になった場合はまた話が別ですが、小学生のうちは、まだ「知らないことを知るのって楽しい」と初めて学ぶことに喜びを覚える子が多くいます。
あまり予習に力を入れすぎると、いざ学校の授業で習った時に「もうそれ知っている」「知っていることばかりで学校はつまらない」となってしまいかねません。
むしろ、テストの間違いをそのままにしないなど、復習に力を入れることをおすすめします。

やりきれる量でスケジュールを立てる

通信教材やドリルを買うと、パパ・ママとしてはついつい全部やり切って欲しいと思ってしまいがちですが、毎週毎週同じスケジュールで同じ量をこなすのはなかなか難しいものです。
本人の体調が優れないこともあるでしょうし、祝日がある場合は出かけることも増え、平日と同じようにこなすのは難しくなるかもしれません。
また、学校で放課後お友達と遊ぶ約束をしてくることもあるでしょう。
そのため、我が家ではあまりガチガチにスケジュールを決めていません。
基本的には学童へ行かない平日週2日を家庭学習の日としていますが、その日に友達と遊ぶ約束が入ったりなどでできなかった場合は、学童帰りの余力のある日や週末にその分を補てんする形にし、なんとなく1週間単位でスケジュールを組んでいます。
あまりにハードすぎるスケジュールだと子どもが勉強そのものを嫌いになってしまうため、無理のないスケジュールを立ててくださいね。
イレギュラーが起きても柔軟に対応できるよう、初めはゆるめに設定することをおすすめします。

達成した際のごほうびを決めておく

まれに勉強好きの子もいますが、小学生ぐらいであればごほうびやゴールが明確でないと頑張れないという子も多いのではないでしょうか。
筆者の子どもは、ごほうびがないと勉強しないというほどではないですが、進んで勉強をしたがる優等生タイプでもありません。
家庭学習が習慣つくまでは、達成した際の小さなごほうびを決めておき、子どもの勉強へのモチベーションが上がる工夫を考えておきましょう。

スポンサーリンク

子どもの学習効果を上げるためのポイント

子どもの学習効果を上げるためのポイント

学習アイデア、スケジュールを立てる際のポイントを抑えた後は、より効果を上げるポイントについてご紹介します。

45分~1時間を目安に集中して取り組む

パパ・ママとしては子どもの集中力が続く限りはより長く勉強して欲しいと思うでしょうが、学校の1時間分の授業である45分~1時間を目安にし、それを越えても続けられそうな場合は軽く休憩を挟んでから続けるようにしましょう。
特にタブレット等は目の疲れにもつながるため、短時間集中でメリハリをつけるようにしてくださいね。

先取り学習をしすぎない

先述の通り、先取り学習をしすぎると学校の授業がつまらなく感じてしまい、グループ行動など勉強以外の活動に支障をきたす可能性があります。
小学生のうちは先取り学習よりも、学校で教えてもらったことをきっちり理解して自分のものにするための復習を大切にしましょう。
「学校では知らないことをいっぱい知れる」という経験をした方が小学校生活が豊かになりますよ。

量・内容ともに達成感を味わえるものにする

こちらも先述の通りですが、家庭学習をする際は、量・内容ともに子どもにあったものを選ぶようにしましょう。
勉強に苦手意識がある子であれば量も少なく基礎的なものを、どんどん上を目指したいというタイプの子であればボリュームがあったり、学校の授業をベースに少し応用問題も充実しているものを選ぶと良いでしょう。
ただ、くれぐれも先取り学習のしすぎやスケジュールの詰め込みすぎには注意してくださいね。

まとめ

小学生におすすめの家庭でできる学習とスケジュールの立て方について、いかがでしたか。
実際に小学校に入り、ある程度月日が経ってからでないと子どもの得意・苦手は見えてこないものです。
また、担任の先生の教え方と子どもとの相性もあるため、その辺りもよく観察した上で家庭学習を進めましょう。
まだまだ純粋な小学生。これから続く学生生活を充実して過ごしてもらうためにも、その土台となる小学校で「新しいことを知るのっておもしろい」「学校へ行くと新しいことが色々知れる」といった経験ができるよう、サポートしていきたいものですね。

この記事を書いた
サポーターママ

ゆうりママのプロフィール写真 ゆうりママ 1女のママ

すみっこぐらしが大好きなおてんば女の子のママです。
育児とパートのすきま時間に、久しぶりのライター業を楽しんでいます。
趣味はランニングですが、最近はなかなかできていない現状...からだを動かすことも好きですが、食べることも大好きです。
コストコ、KALDIなどの輸入食品には目がありません。
「家族が楽しく過ごせるのが1番」をモットーに、程よく手抜きしながら日々家事・育児を楽しんでいます。
これまでの私の経験が少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらシェア

Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア
スポンサーリンク
ページトップへレッドレンジャー