子どもにとって最適な時計の読み方と教え方:いつから教えるべきか?方法とおすすめの時期
子どもに時計の読み方をいつから教えるべきか、日々の生活の中で一度でも考えたことがある方は多いと思います。
時計がわかると時間で行動できるようになるため、育児が少し楽になります。
ただ、子供からすると時計の概念は少し難しく、覚えづらいもののようです。
実際、時計の読み方は小学校に入学してから習います。
なので、それまで全く教えていないという方もいますし、前もって簡単な時計の読み方だけは教えたという方もいます。
各家庭によって時計の理解度は差があります。
今回は、そんな時計のお勉強についてまとめていきたいと思います。
子供にいつ時計の読み方を教えるのがいいのか、またその方法について書いていきたいと思います。
目次
時計の読み方、いつから教えるべき?
先程書きました通り、時計の本格的な勉強は小学校に入ってから行われます。
ですので、焦って教える必要はありません。
小学校1~2年生で習うことが多く、幼稚園や保育園では時計の読み方を教えてくれることは少ないようです。
子どもが時間を理解し始めるのは、4~5歳ごろからだそうです。
時計は読めなくても「チャイムがなったらご飯の時間」「さようならをしたら帰る時間」と、まずは物事で時間を理解していきます。
子どものなかには、年中ぐらいになると「今何時?」などと時計を見て尋ねてくる子どもいるかもしれません。
子どもが時計に興味を持ちだしたら、時計の読み方について教えてあげるいい時期と言えるでしょう。
ただ、時計の仕組みを理解するにはまだ幼い年齢なので、一度教えたからといって次からわかるということはありません。
我が家の長女は通信教育を行っていますが、時計の問題がで始めたのが年長の時でした。
その時は簡単な「◯時」だけの問題が出ていました。
「長い針が12を指した時の時計の読み方」をまず理解させ、そのあと「◯時半」の勉強がスタートしました。
やはり「分」の読み方が理解が難しいようで、長女は◯時半の勉強が苦手でした。
なので、もし小学校入学前に時計についてお勉強させたい場合は、まずは「◯時」の読み方を教えてあげるといいでしょう。
「◯時」の読み方がなんとなく理解できてきたら「◯時半」を教えてみてください。
それ以上の読み方は、小学校に入ってからでも全然問題ありません。
特に小学1年生はチャイムの音で動く子が多く、先生も声掛けで誘導してくれます。
時間が読めなくても学校生活をスタートできるので、そこは安心してください。
子どもにとって最適な時計の読み方と教え方
ここでは、子どもにとって最適な時計の読み方や、その教え方について書いていきます。
あまり難しく説明すると子どもは理解できません。
子どもに教える時には、簡潔に教えてあげるといいでしょう。
針の種類を大まかに説明する
時計には時間を表す「短針」、分を表す「長針」、秒を表す「秒針」があります。
この針が時間を表すものだということを教えてあげましょう。
ただし、「短針が…」「長針が…」と話したところで、子どもにとっては難しい話になります。
特に未就学児は漢字を知らない子が多いので、「短針=短い針」という認識にはなりません。
未就学の子どもに教える時には「短い針が…」「長い針が…」というように言ってあげるとわかりやすいでしょう。
また、「秒針」はまだ触れなくて大丈夫です。
日常生活のなかで秒まで答えることはあまりないので、秒針は気にせず、短針と長針の役割について教えてあげることを優先しましょう。
「◯時」から教えてあげる
長針が12を指す「◯時」の読み方から教えてあげるとわかりやすくていいと思います。
「分」まで入ると混乱してしまうので、まずは「◯時」を子どもに教えてあげましょう。
ただ、時計を見て「長い針が12で短い針が3だから3時だよ」という教え方では、子どもの頭になかなかインプットされません。
子どもの行動と結びつけてあげると、理解が強まります。
例えば「今、長い針が12で短い針が3だから3時になったよ。3時はおやつの時間だよ」と説明すると、「おやつの時間=3時」という認識になります。
これを繰り返すことで「◯時」の理解も進んでいきます。
朝起きる時間、ご飯を食べる時間、家を出る時間など、子どもの行動に合わせて教えてあげてみてください。
お支度ボードなどに時計のイラストを描いてあげる
幼稚園や保育園に入ると、朝登園するまでにやることを書いたお支度ボードを作ったり、紙に準備することを書いて子どもに教えたりしている家庭も多いと思います。
子どもに時間の概念ができてきたら、お支度ボードや表に時計のイラストを描いてあげると、時計の読み方の勉強になります。
時計のイラストを描いて、その隣には数字で時間を書いてあげましょう。
時計自体の読み方は分からなくても「イラストと同じ形になったらこの時間」ということがわかるようになります。
この方法は、子どもに時計を意識させることにもつながり、意識すると「今何時?」と興味を持つようにもなります。
なかなか時計に興味を示さない子にも、一度お支度ボードなどに時計のイラストと数字で時刻を書いてあげると効果があるかもしれません。
役に立つアイテム、グッズ紹介
時計の勉強に役立つアイテム、グッズをいくつかご紹介します。
子どもが時計に興味を持ち始め頃に使うと効果が感じられることでしょう。
ネットで購入できるものも多いので、気になる商品は一度検索してみてください。
絵本
時計について学べる絵本が多くあります。
子どもが興味を持ちそうなキャラクターや乗り物などのイラストなので、時計のお勉強の導入としてはおすすめです。
ほかの絵本より、針が動かせるなど仕組みがあるため少し値段が高くなりますが、絵本であれば子どもも手に取りやすいと思います。
楽しみながら勉強できるので、遊びながら時計に親しむことができます。
学習時計のおもちゃ
学習時計とは、時間だけでなく分数が1~60まで細かく書かれている時計のおもちゃのことです。
小さな子どもでも、一目で時間と分数がわかるようになっています。
時計にあまり慣れていない子どもでも、学習時計なら時間が読みやすいかと思います。
針を動かすことができるので、「◯時に合わせてみて」等の問題をやってみるのにもいいでしょう。
時計の理解が深まれば楽しいおもちゃとなりますが、時計にまだ興味を持っていない子には少し早いかもしれません。
自分から時計の勉強をするためのものなので、時計に興味を持って時間を知りたがるようになってから使うといいでしょう。
時計学習アプリ
最近のアプリは子供向けのものも多くあり、時計を勉強するアプリもいくつかあります。
スマホやタブレットで手軽に勉強ができるので、子どもは楽しくゲーム感覚で勉強できます。
アプリによっては時計に慣れ親しむためのもの、時計の問題を出すものがあります。
子どもの成長に合わせて選べるのもいいポイントだと思います。
また、お出かけのちょっとした空き時間にできるので、いつでもどこでもできるという点もおすすめです。
ただし、長時間の使用は目に良くないので、使用時間には気をつけてあげましょう。
まとめ
時計の勉強は、まず子ども本人が時計に興味を持たないと始まりません。
興味がないのに親がやる気になって教えても、子どもの頭には入っていきません。
焦らず、子どもが時計に興味を示してから教えてあげるようにしましょう。
また、こういった学習はできたら褒めてあげることも大切です。
「よくわかったね」「すごい、合っているよ!」など、時計を正しく読めたらたくさん褒めてあげてください。それだけで子どもにとって自信につながります。
特に「分」や「秒」を理解するのは難しいものです。
間違ったとしても怒ることなく、丁寧に教えてあげましょう。
何回も何回も繰り返すことで子供も次第に理解していきます。
時計の勉強は焦らず、ゆっくりで大丈夫です。
無理強いはせず、子どものペースに合わせて勉強していきましょう。
この記事を書いた
サポーターママ
みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。
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