子どものスマホデビューはいつから?平均年齢は?先輩パパ・ママが実践しているスマホルール
子供の成長に伴い、親と離れて行動する時間が増えてきたとき、いつでも親と子供の連絡が取れる子供専用スマホがあれば安心ですよね。
ですが、親世代の私たちが幼い頃には、まだスマホが今ほど子供には普及していませんでした。
そのため「いつから子供にスマホを持たせたらよいのだろう?」と、悩む方も多いのではないでしょうか?
また、スマホの利用にはメリットだけでなく、さまざまなデメリットやリスクがあります。
そういった観点からも、いつから子供にスマホを持たすことが良いのかの判断は、難しいですね。
この記事では、最近の子供達の平均的なスマホデビューの時期をご紹介します。
また、子供がスマホデビューするにあたり、子供と約束しておきたいスマホルールについても、ご紹介します。
ちなみに、最近では赤ちゃんをあやす目的などで、親のスマホで動画を見せたりすることは、多くの家庭でよくみられる光景です。その意味では、既に0歳の頃から親スマホでスマホデビューを果たす子も多いかもしれませんね。
ですが、親の立場で気になるスマホデビューは、子供が子供専用端末としてスマホを利用し始める時期かと思います。そのため、この記事では「子供専用のスマホを持つ時期」をスマホデビューとさせていただきます。
目次
子どものスマホデビューはいつから?平均年齢は?
「スマホデビューの時期が低年齢化している」という話を耳にします。
最近の状況として、スマホデビューは具体的にはいつ頃からとなっているのでしょうか?
内閣府の調査
2021年3月内閣府が公表した「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」には、子供たちのインターネット利用状況が詳しく報告されています。
PCやタブレットなど含め、インターネット全般の利用状況に関する調査ですが、この調査の中に「子供が子供専用のスマホを持ち始める時期」が報告されています。
この調査結果によると、半数以上の子供達が自分専用のスマホ端末を利用し始めるスマホデビュー時期は、12歳であることがわかります。
引用 : 内閣府 https://www.cao.go.jp/
なお、少数派ながら、小学校低学年からスマホを持ち始めている子供達がいることもわかります。
小学生の中には、電車通学など、少し遠方まで通学したり、学校より遠くまで習い事に通ったりする子供達もいますので、そのような場合などはスマホデビューの時期が早めなのかもしれませんね。
NTT株式会社 モバイル社会研究所の調査
別の調査も見てみましょう。
NTTドコモモバイル社会研究所が公表している「モバイル社会白書2021年版」では、年齢別でなく学年別に調査が行われています。
この調査結果によると、半数以上のモバイル社会白書2021年版は、中学校1年生であることがわかります。
内閣府の調査が12歳ですので、内閣府の調査と同じような結果と言えますが、12歳となったらスマホいうより、中学校1年生に進学した時にスマホを持ち始める子が多そうですね。
引用 : モバイル社会研究所 モバイル社会白書Web版
先輩パパ・ママが実践しているスマホルール
親との連絡手段、学習アプリ、お小遣いのQR決済など、子供のスマホ利用にはさまざまな活用方法がありますが、便利な反面、多くのリスクが潜んでいることも見逃すことはできません。
そこで重要となるのが「家庭でのスマホ利用のルール」です。
先輩パパ・ママは、子供にスマホを渡すにあたり、子供とどのようなルールを約束しているのでしょうか?
上述の内閣府の「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」を参考に、先輩パパ・ママが必要と考えた家庭でのルールをご紹介します。
引用 : 内閣府 https://www.cao.go.jp/
利用する時間
長時間にわたってスマホでサイトやアプリを利用することは、勉強時間が圧迫されてしまったり、目を酷使したりすることに繋がりかねません。
そのため、スマホを利用する時間の上限を決めることが必要ですね。
寝る前に利用することで睡眠の質が悪くなってしまいます。
就寝前には使わないといった時間帯に関するルールを設定しましょう。
利用する場所
歩きスマホは危険です。安全が確保された場所で使うようにルールを決めましょう。
親の監視の行き届くところで使うようにルールを設定することも必要です。
子供がどのようなサイトを見ているのかや、誰と連絡を取っているのかなどを、親が確認できるようにするルールとしてスマホを家で使う場合には、「家族の目が届きやすいリビングで使うこと」といったルールを設定することも良いですね。
また、学校の中でのスマホの利用が禁止されている場合もあると思います。
子供が普段生活する行動範囲の中で、スマホが利用すべきでない場所も確認しておきましょう。
利用するサイトやアプリの内容
暴力的なコンテンツなど、子供が不適切なコンテンツに接することがないようにすることも必要です。事前に不適切なサイトにアクセスできないようなフィルタリングをスマホに設定しておくことも必要ですが、それに加えて、新しいサイトにログインする場合や、アプリをダウンロードする場合には、事前に親の承諾を得ることなどのルールを決めましょう。
困ったときはすぐに保護者に相談
オンライン上でのいじめは、子供の心身に大きな影響を与える恐れがあります。
また、ウイルスに感染してしまったなど、不測の事態が発生することも考えられます。
これらの場合、子供だけでは解決が難しいことも少なくありません。
そのため、スマホ利用中に何か困ったことがあった場合や普段と違うことが起きた時には、すぐに親に報告・相談するように、声をかけておきましょう。
メールやメッセージをおくる相手
SNSや掲示板などにおいて、子供が不特定多数の相手と連絡を取ることで、場合によっては子供がストーカー被害などの犯罪に巻き込まれるリスクがあります。
家族やお友達以外の人との連絡を取る場合は、親の承諾を必要とすることをルールとしましょう。
情報の漏洩
氏名・住所・電話番号・写真などの個人情報や、IDやパスワードの情報を公開してしまわないように、約束しておきましょう。
送信する内容
他者を誹謗中傷するような内容は、いじめや炎上に繋がり、さまざまなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。そのような内容は、送信しないことをルールとしましょう。
また、日常の生活の様子を公開することは、ストーカー被害などに繋がる可能性などがあります。
親子・友達といった身近な人だけしか公開されない場所以外でプライバシーにかかわる情報を発信することは、親の承諾を取ることをルールとしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
小学生から持ち始める子供もいる一方、中学生でも一定数の子供達はスマホも携帯電話も持っていないという状況ですので、スマホデビューの時期は、家庭や生活環境によってさまざまな考え方があるようで、悩ましいですね。
最近はスマホやキッズ携帯に加えて、位置情報を把握するGPS端末にメッセージ送信機能が付いたものなども登場し、リアルタイムに子供の行動が把握できる選択肢が広がったことは助かります。
一方、スマホによってインターネットという広い世界と子供が繋がることが、新たなリスクを生んでいる面もあり、なかなか親の不安は尽きないものですね。
今回、改めて、子供と約束すべきことを列挙してみると、かなり多くのことを約束しなければならないめ、ある程度大きくならないと子供にルールを徹底してもらうことは難しそうです。
スマホを子供の安心や、コミュニケーション能力の向上、好奇心旺盛な子供の健全な成長に繋がるよう、上手に活用できると良いですね!
最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。
この記事を書いた
サポーターパパ
息子と自然散策やレゴをするのが大好きな、共働きパパです。
楽しく充実しながらも、仕事&家事&育児で休みなく追われる日々を、毎日、全力で過ごしていましたが、ある時ふと気づくと、一人息子も成長し、徐々に生活の中に、空白の隙間時間ができてきました。
空いた時間を何に使おうかと思っていた時、サポーターパパとしてのお仕事をする機会を頂きました。
忙しい毎日を送る子育てパパ・ママのために、そして、未来の日本を担う大切な子供たちのために、少しでもお役に立てる記事が執筆できるよう、頑張ります。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修