新生児から幼児まで:哺乳瓶の選び方とおすすめブランド
出産を控えたママが出産前に必ず揃えるのが哺乳瓶でしょう。
しかし、いざ哺乳瓶を買いに行ってみると、素材や大きさ、ブランドなどさまざまな種類があり、どれを買ったら良いのか悩んでしまうママやパパも多いのではないでしょうか。
また、哺乳瓶を用意しようと思っているママの中には、何本用意したら良いのか迷うママもいることでしょう。
そして、実は哺乳瓶は子供の成長とともに必要なサイズが変わってくるものです。
というのも、一般的に赤ちゃんは月齢によってミルクを飲む量が異なってくるからです。
なので、赤ちゃんの発達に合わせた哺乳瓶の選び方もとても重要になってきます。
そこで、哺乳瓶選びに悩んでいるママやパパに哺乳瓶の選び方のポイント、そして、月齢にあった哺乳瓶の選び方を紹介します。
また、育児を経験したママたちは哺乳瓶を何本くらい用意したのか。そして、ママも赤ちゃんにも嬉しいおすすめブランドの哺乳瓶をご紹介したいと思います。
目次
【先輩ママに聞く】哺乳瓶は何本必要?!
始めての育児だと「哺乳瓶を何本用意したら良いのか全く分からない」というママ多いのではないでしょうか。なかには「母乳育児予定だから1本も買わない」というママもいるかもしれません。
そこで、哺乳瓶を購入した経験のある先輩ママたちは、実際に何本くらい用意したのか見ていきたいと思います。
哺乳瓶の種類
はじめに、哺乳瓶と言ってもさまざまな種類があります。
そこで、どのような特長の哺乳瓶があるのかをご紹介したいと思います。
1. 素材
- ガラス製
ガラスは丈夫で傷がつきにくく、汚れも落ちやすいのでお手入れも簡単です。
また、ガラスの性能でミルクを冷やす時間も短いので、ミルクを冷ます時間が短く済むのも特徴です。一方で、重たく割れる危険性もあるので持ち歩きなどには向いていなく、主に室内での使用におススメです。
- プラスチック製
プラスチック製は軽く、衝撃にも強いので赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持って飲むようになっても安心です。軽くて落としても割れにくいので、外出先で使うのにもおススメです。
一方で、汚れや臭いも残りやすいというデメリットもあります。
- トライタン製
トライタンは樹脂素材でできており、ガラスとプラスチックのメリットをあわせ持ったもので、軽くて弾力があり、割れにくいのが特徴です。
また、トライタンは胎児や乳幼児への悪影響が懸念されるビスフェノール類の化学物質を一切使用していないので、安全性も高く、赤ちゃんにも安心して使用できるのも特徴です。
- シリコン製
柔らかい感触で割れる心配もなく、軽いので持ち運びにも便利です。
また、熱を加えても変形などの心配もないので、レンジ消毒も可能です。
ただし、ホコリや臭いが付きやすく、破れることもあるので保管や取り扱いに注意が必要です。
2. 形状
- ストレートタイプ
一般的な哺乳瓶の形は円錐形のストレートタイプです。
授乳の際にも持ちやすく、瓶がまっすぐなので洗いやすくお手入れが簡単です。
- スリムタイプ
ストレートタイプのものよりもさらに長細い形状のスリムタイプは、赤ちゃんの小さな手にも持ちやすく、持ち歩く際にもかさばりにくいので持ち歩くのに便利です。
- カーブタイプ
ミルクを飲むのが苦手な赤ちゃんにはカーブタイプもおススメです。
ボトル全体が曲がった形状になっており、赤ちゃんが空気を飲み込みにくいような設計になっているので、赤ちゃんの吐き戻しやゲップが気になるママにおススメです。
- くびれタイプ
ストレートタイプの中心部分がキュッとくびれた形になっています。
ストレートよりも手にフィットするように設計されています。
哺乳瓶の必要本数
育児のタイプ | 哺乳瓶の必要本数 |
---|---|
完全ミルク育児 | 2~3本以上 |
母乳育児 | 最低1本 |
混合育児 | 2本~3本 |
哺乳瓶の必要本数は、完全ミルク育児や母乳育児、混合育児などによって必要な本数は変わってきます。それぞれのケースごとに必要な本数を見ていきたいと思います。
- 完全ミルク育児
新生児期は授乳回数も多いので、ミルクだけで育児をしている場合は2~3本以上の哺乳瓶を準備しておくと洗い替えなどに便利です。
また、夜間の授乳の際には使用した哺乳瓶を洗浄、消毒するのは大変なので何本か予備を用意しておくと良いでしょう。
- 母乳育児
母乳のみで育児する場合でも1本は用意しておくことをおススメします。
特に初めての出産の場合、母乳が思うように出ないこともあります。
安定した母乳量が出るようになるまでミルクを足すという場合もあります。
また、ママが体調を崩してしまった時などには、家族に哺乳瓶で授乳をしてもらうこともあるかもしれません。
何かあった時の為にも、哺乳瓶を1本は用意しておくと良いでしょう。
- 混合育児
母乳とミルクを混合で授乳する場合は、哺乳瓶は2本~3本くらい準備すると安心です。
混合の場合は、母乳とミルクの授乳割合によっても用意する本数は変わります。
母乳メインで、ミルクを足す程度であれば哺乳瓶の本数は少なくて良いでしょう。
また、ミルクで授乳する回数が多い場合は、哺乳瓶の本数も多めに用意しておくことをおススメします。
体験談
私は、第1子、第2子は産院でも母乳育児を推奨していたこともあり、出産前は母乳育児予定でした。
出産前に用意した哺乳瓶は160mlサイズを1本でした。
しかし、実際に赤ちゃんが産まれると思うように母乳が出てくれなく、結果的にミルクを足すことになり哺乳瓶が大活躍しました。
また、日ごとに母乳の量も増えてきたことから、産後1週間ほどすると哺乳瓶は使用しませんでした。
第2子の時も自分の体調がすぐれない時などに、家族に哺乳瓶を使用して授乳をしてもらいました。
結果的に第1子、2子の時には哺乳瓶は1本のみで追加での購入はしませんでした。
第3子の時には、最初から混合を希望していたので妊娠中に追加で哺乳瓶を1本購入し、更に生後3か月頃に240mlの哺乳瓶を追加で1本購入しました。
月齢にあった哺乳瓶の選び方
哺乳瓶の容量は80ml~240mlまでさまざまです。
哺乳瓶の容量は赤ちゃんの月齢や哺乳力に合わせて容量を選びましょう。
哺乳瓶のサイズ
新生児期~生後3カ月
この時期は、一度に飲むミルクの量も80ml~120ml程度です。
一度にたくさんの量を飲むことができないこの時期は80ml~160mlほどのもので充分足ります。
生後3カ月~生後4カ月
飲む量が増えてくるこの時期は、160mlだと足りなくなることも増えてきます。
完全ミルクの場合は240mlの大きさがおススメです。
買い替えるのが面倒という場合は、新生児期から240mlのものを使用するケースもあると思います。
新生児期から大容量の哺乳瓶を使用する際には、容量に対してミルクの量が少ないと赤ちゃんは空気も一緒にのみ込みやすくなるので、注意が必要です。
ニップルのサイズ
哺乳瓶を選ぶ際には、ボトル本体だけではなくニップル部分も重要です。
ニップルのサイズはSSサイズからLサイズまでさまざまなサイズがあります。
- 新生児~生後3カ月頃:SS~Sサイズ
- 生後3カ月~生後6か月頃:Mサイズ
- 生後6か月頃から:Lサイズ
月齢はあくまで目安です。
赤ちゃんに合うものを選ぶようにしましょう。
ニップルの穴の形
新生児期~生後1か月頃
吸う力の弱いこの時期の赤ちゃんには、飲みやすい「丸穴」のニップルがおススメです。
丸穴タイプは、哺乳瓶を逆さにしただけでも簡単にミルクが出てくるようになっています。
新生児用のSサイズニップルは、ほとんどがこのタイプです。
生後2か月~生後3カ月
Y字に切り込みが入っている「スリーカット」タイプは、赤ちゃんが吸う事でミルクが出るようになっています。哺乳力がついてくると丸穴タイプだとむせてしまうこともありので、スリーカットへの切り替えがおススメです。
スリーカットはミルクの出る量も一定なので、むらなく飲めるのも特徴です。
生後3カ月以降
穴が大きく出てくる量の多い「クロスカット」は、X形に切り込みが入っているので吸う時の加減で量も調整しやすく哺乳力がついてきた時期におススメです。
スリーカットよりも一度に出る量も多く、果汁などの詰まりやすいものを飲ませるのにおススメです。
おすすめ哺乳瓶を紹介
さまざまな種類の哺乳瓶が販売されています。おすすめブランドの哺乳瓶を紹介します。
ピジョン母乳実感
ママの母乳を飲むときの口の動きを研究して開発された母乳実感乳首が付いているので、母乳との併用もしやすいのが特徴で、混合育児や母乳育児をしたいママにおススメです。
口広タイプなので、調乳も洗浄もしやすく使い勝手も良い哺乳瓶です。
「母乳実感シリーズ」は、プラスチック製、ガラス製、サイズ展開も豊富です。
ピジョン スリムタイプ哺乳瓶
耐久性・安全性・使いやすさに優れた哺乳瓶です。
ヌーク プレミアムチョイス哺乳瓶
ヌークはドイツの哺乳瓶ブランドです。
サイズは、130ml~300mlまであり、種類もガラスとプラスチックがあるので使用する状況に合わせて選ぶことができます。
この哺乳瓶は、実際のおっぱいを飲んでいる時と同じ口の形で飲めるというのが特徴で、混合育児や母乳育児におススメです。
ビーンスターク 哺乳瓶 赤ちゃん思い 口広トライタンボトル
安心安全な樹脂素材でつくられたトライタンタイプです。
弾力があり、割れにくく、劣化もしにくいので長く使えるのが特徴です。
軽いので持ち運びも便利です。
ドクターベッタ ジュエルP2
ママの声を集めて研究開発を重ねて作られた哺乳瓶です。
プラスチック製で軽量、割れにくく、お出かけにおススメです。
240mlの大容量で、赤ちゃんが卒乳するまで長く使え、Sサイズのニップルもついているので、赤ちゃんの成長に合わせて交換すれば長く使うことができます。
まとめ
哺乳瓶といっても本当にさまざまな種類のもがあります。
月齢などはあくまで目安ですが、赤ちゃんの成長や好みに合った哺乳瓶選びが大切です。
また、出産前には哺乳瓶が何本必要になるか予想するのは難しいので、最初は最低本数を用意し、育児をしていく中で必要であれば買い足していくという方が無駄もなくて良いでしょう。
今回紹介したことを参考にして、ぜひ赤ちゃんにぴったりの哺乳瓶を選んでみてください。
この記事を書いた
サポーターママ
3姉妹のママです。現在は、隙間時間を見つけてライターの仕事をしています。
第1子は、初めての育児で育児書通りのガチガチ育児を経験、第2子は、2歳差育児に奮闘して頑張りすぎ育児を経験、第3子は、完全ゆるゆる育児を実践中です。
私自身も、これまで多くの世のママさんたちの言葉を道しるべに育児をしてきました。
今度は、少しでも頑張っているママさんたちの力になれれば良いな。という思いで発信していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修