2〜3歳の幼児におすすめの遊び・知育グッズ紹介
2~3歳の頃は、心も体も大きく成長していく大切な時期です。
生活習慣や言語の認識、自我や自立心もぐんぐん発達していきます。
好奇心旺盛で感受性豊かな時期だからこそ、色んな物事に触れ、体験して有意義に過ごしたいところです。
ですが子供と遊ぶのは想像以上に親の体力が必要ですよね。
まして2歳を過ぎればイヤイヤ期まっただ中、たまには大人がラクした遊びがないものかと考えるのは無理もありません。
つい動画を見せて過ごしたり、日々がマンネリ化してしまっているというご家庭も多いのではないでしょうか。
だからと言ってオモチャばかり買い与えるわけにもいかず、毎日お外遊びをするのも大変ですよね。
どうせオモチャを買うなら知育要素のあるものにしたいという思いには共感出来ます。
ですが特別なものを用意せずとも、日常生活の中にあるモノで知育遊びや工夫は意外と多くあります。
こちらでは実際に我が家で取り組んだ内容を交えながら、ご家庭で簡単に取り組める遊びや知育グッズなどをご紹介いたします。
目次
幼児期の発達に合わせた遊びの種類と選び方
全身運動
2歳になると全身運動が発達していき、階段の上り下り・かけっこ・ダンス・ジャンプと徐々にできるようになります。
イヤイヤ期の中でのお出かけは苦労も絶えないでしょうが、やはり外の空気と太陽を浴びることは大切です。
そうは言っても天候などの理由でお出かけが難しい日も必ずあります。
室内用のトランポリンや滑り台、ジャングルジムなども設置してあげるのも一つの手です。
2歳を過ぎると言葉もそうですが、大人のマネをしたがる時期です。
手遊びうた、足踏みやジャンプ、しゃがんだり動作を止めたり色んなポーズや動きを見せ、まねっこ遊びをしてみるのも良いでしょう。
3歳になれば片足立ち・でんぐり返りが出来るようになり、活発なお子さんであればお家のなかでの運動は限界がきます。
そんな時は雨の日でも遊べる屋内施設を利用するのも良いですね。
指先を使った遊び
指先は「第二の脳」と言われるほど脳に沢山の刺激を与え、言葉や知的発達を促します。
2歳を過ぎたころからお箸トレーニングを始めるご家庭も多いでしょう。
3歳になればボタンを掛けたり、紐を通したり結んだりと、より細かな動作が出来るようになっていきます。
お絵描きや絵の具を使う
クレヨンでお絵描きや、絵の具にも挑戦してみてください。
絵の具を使う際は筆ではなく、指先に直接つけて描くのも五感の刺激になります。
準備や後片付けは大変ですが足の裏に塗ってフットペイントも楽しめます。
お家の中でする際は、レジャーシートを準備し、子供にスモックを着せておくと汚れるリスクが減ります。
また、お天気の日は屋外で段ボールなどにペイント遊びをしたりするのも良いですよ。
ハサミの練習
ハサミの練習を始める際は子供用のハサミを用意し、線の上を切ることから始めましょう。
どの子も最初から正しく持つことも、キレイに切ることはできません。
うまくできなくても怒らず焦らず、お子さんのペースに合わせて見守ってあげてください。
ただし危険なモノだとも理解していませんから、人に向けたり振り回すことがダメだというのは、しっかり教えてあげましょう。
ハサミを使うことに慣れれば、紙皿や紙コップ、トイレットペーパーの芯などを使った工作遊びの幅も広がります。
推理力や記憶力を鍛える遊び
3歳頃になれば脳はさらに発達し、社会のルールなども徐々に理解できるようになります。
絵合わせカードやパズルなど、脳を使った遊びも増やしてみましょう。
絵本の読み聞かせをした際も、最後まで読んでからクイズ形式にしてあげると子供は喜びます。
「誰がでてきたかな?」など物語の内容を反復する形でクイズにすれば、お話の内容を深めることもできます。
また、登場人物などの気持ちを考える時間もあるといいですね。
「この子はどうして泣いているんだろう?」などから相手のことを思いやる心と、自分の考えを言葉にする練習にもなります。
おすすめ知育グッズの紹介と活用方法
2歳にオススメの知育オモチャ
2歳になったといっても、まだまだ誤嚥(ごえん)のリスクはあります。
(※食べ物または異物が誤って器官に入った状態で、窒息の原因に繋がること。)
子供の口の大きさは直径約4cm。
それよりも小さなパーツを含むオモチャは避け、必ず見守りながら遊ばせてあげてください。
初めてパズルに挑戦するときは、よくある厚紙タイプだと簡単に口に入り、破ったり紛失することが多いです。
子供の手より少し大きめの、木製の型はめパズルや立体型のものから始めると良いでしょう。
言葉に興味を示す時期でもあるので、言語能力を養えるオモチャもたくさんあります。
2~3歳の子であれば音の鳴るオモチャが大好きです。
音量調節可能なコンパクトタイプであれば、お出かけ先でも重宝するのでオススメです。
3歳にオススメの知育オモチャ
3歳になれば想像力が、ぐんと伸びる時期です。
積み木やブロックなどの立体的構造を活かして空間把握能力も養えます。
2歳児と同様に、まだまだ誤嚥(ごえん)のリスクはある為、細かなパーツが増え始めるこの時期には特に注意が必要です。
水遊びメインの夏であれば、スペースが必要になりますが知育要素のある屋外用オモチャもオススメです。
我が家では大型プールを設置するスペースと収納がないので、こちらのアクアプレイが大活躍しています。
オモチャとしては高額ですが、夏休みにほぼ毎日、毎年遊んでくれるので結果としてとても良かったです。
砂遊びとしても使用できるタイプもありますので、ご家庭のニーズにあったものがあれば検討されてみてはいかがでしょうか。
自然体験を取り入れた遊びの提案
自然と触れ合うと言えば、ピクニックやキャンプ、海水浴に果物狩り、雪遊びと四季を通して色んな楽しみ方があります。
行ってみたい気持ちがあっても、子供がまだ幼くて難しいと感じる方もいることでしょう。
ですが遠方まで出かけなくても、ご自宅や公園でも自然と触れ合える機会はたくさんあります。
四季折々で変化する風景を、ママやパパも童心を思い返しながら楽しんでみてはいかかでしょうか。
春
桜やチューリップやタンポポなど、たくさんの色で溢れる季節です。
言葉をたくさん吸収する年齢だからこそ、色あてクイズなどを交えてお散歩してみるのはいかがでしょう。
大人になると当たり前に感じてしまうかもしれませんが「ピンクのさくらがキレイだね」「赤いチューリップ、黄色いチューリップもあるね」などであれば専門的な知識がなくても教えてあげられます。
花冠を作ってあげたりタンポポの綿毛を吹いて遊ぶのも楽しめます。
夏
どのご家庭も水遊びがメインになる季節でしょう。
プールを設置するスペースがない場合は、水鉄砲などを持って公園に行くと良いですね。
虫が好きな子であれば、昆虫図鑑や虫取りかごとアミがあれば大いに楽しんでくれます。
氷を外に出して、溶ける速さを観察するのも子供は楽しめますよ。
子供は夢中になると「帰りたくない」「まだ遊びたくない」と訴えるでしょうが、熱中症対策を十分に行い長時間での野外活動は控えてあげてください。
秋
緑の葉が紅葉し、ドングリやまつぼっくりが見られるようになります。
サクサクと落ち葉が音を鳴らすのも不思議で面白いと感じるでしょう。
我が家もそうですが、子供はドングリなど外で何かを拾うのが大好きです。
少し手間はかかりますが、下処理をすれば虫が発生するリスクが減るのでご紹介します。
鍋にたっぷりの水とドングリを入れて煮沸し、風通しの良い日陰で2、3日しっかり乾燥させるだけです。
千枚通しやドライバーなどで穴をあければ、やじろうべえ・コマとして遊べます。
シールを貼ったり油性ペンや絵の具でデコレーションするだけでも大喜びしてくれますよ。
紙粘土にくっつけて工作遊びにもなります。
冬
夏と同様に長時間での外遊びは難しい時期となり、屋内で過ごすことの方が多くなると思います。
日が暮れるのも早くなるので、星を観察してみるのはいかがでしょうか。
冬は空気が乾燥して水蒸気が少ないので、天体観測に適します。
言葉が出る子であれば、お月さまが色んな形になることに気づけることかと思います。
夜に屋外に出る際は冷え込みがキツくなりますので、くれぐれも体調など無理のない範囲で行ってください。
夜に活動が難しい場合、バケツに水を這ってベランダに置いて氷が出来るのを待つという方法もあります。
氷点下を下回る夜であれば氷の膜できるので、水を這った容器を置きっぱなしにするだけで特別な準備は不要です。
子供とっては全てが新しく不思議なことで溢れています。
ぜひ日常の中の「不思議」を一緒に楽しんでみてください。
まとめ
子供は無限の可能性を持っており、こちらが考えている以上のスピードで物事を吸収しています。
自我が芽生えると、どうしてもお互いの意見が通らず衝突してしまう日々も多くなりますが、お子さんがしっかり成長している証です。
何事も経験しないことには未知のままで終わります。
苦手なことに直面したときは解決するまでの時間や工夫、ママやパパの寄り添う姿勢も成長していく上では欠かせません。
ご自身のお子さんをしっかり観察し、可能性や好奇心を尊重しつつ世界を広げてあげて下さいね。
この記事を書いた
サポーターママ
慎重派の長男と猪突猛進の次男をもつ、年子男子のママです。
出産を機に退職して、現在は専業主婦として在宅ワークに挑戦中。
元気があり余っている年子男子の相手は、ハードな日々の連続ですが、それと同時に楽しい出来事で溢れています。
上手くいかない事なんて、今でも山ほどあります。ですが「なるようにしかならない」とポジティブ思考で乗り越えてきました。
実体験から少しでも不安や悩みが吹き飛ぶような情報を発信しますので、お役に立てれば幸いです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修