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離乳食の「卵」はいつから始める?安全な進め方や注意点やおすすめレシピを紹介

離乳食の「卵」はいつから始める?安全な進め方や注意点やおすすめレシピを紹介
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離乳食で一番気をつけたいのが、食物アレルギーです。
特に卵はアレルギーが出やすいと言われています。
タンパク質などの豊富な栄養が含まれる卵は、多くの料理に使用される食品なので、食物アレルギーがないか不安になる方も多いのではないでしょうか。

卵が使えるようになると、離乳食を調理するレパートリーの幅も広がります。

ただ、赤ちゃんに与える際にはいくつかポイントがあり、それをクリアしないと全卵をあげることはできません。
赤ちゃんが安全に食べることができるように、卵を与える前に知っておきたい気をつけるポイントをしっかり押さえておきましょう。

今回は、離乳食の卵をいつから始めればいいのか、進め方や注意点、おすすめレシピをご紹介したいと思います。

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離乳食の「卵」はいつから始める?

離乳食の「卵」はいつから始める?

卵は、離乳食初期の生後6ヶ月頃から少しずつ始めましょう。
他サイトや皆さんが購入された本のなかで「生後5〜6ヶ月から」と記載されていることがありますが、離乳食開始と同時に卵を始めるのはリスクがあります。
卵は、食物アレルギーの原因になりやすい食べ物です。
食物アレルギーが起こると、特定の食べ物を食べた後に皮膚に発疹があらわれたり、くしゃみや咳などの呼吸器の症状、嘔吐や下痢などの消化器の症状があらわれたりします。
食物アレルギーは特に乳幼児で発症することが多いと言われており、症状によっては生死に関わる問題になることもあります。

ただ、あまりに食物アレルギーを警戒して、それを理由に卵の開始時期を遅らせるのも良くありません。

厚生労働省が発行した『授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)』のなかでも「食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はないことから、生後5~6か月頃から離乳を始めるように情報提供を行う」との内容が記されています。

また、卵はよく料理に使われている食材でもあるため、卵が食べられると分かれば料理の幅も広げられます。

以上のことから、はじめて離乳食で卵を与える適切な時期は、おかゆ、野菜などに慣れ、豆腐や白身魚などのたんぱく質を摂るようになった生後6ヶ月頃からスタートすると良いでしょう。

参考・一部抜粋: https://www.mhlw.go.jp/

離乳食の「卵」安全な進め方や注意点

離乳食の「卵」安全な進め方や注意点

離乳食における卵の進め方で大事なポイントが「少量から」進めることです。
先ほども書きましたが、卵を進める上で一番気をつけなければならないのが食物アレルギーです。
そのため、赤ちゃんにアレルギー反応が出ないかどうか、少ない量から確認しながら進めていく必要があります。

また、卵黄、卵白と別々に食べさせるようにして様子を見ることも大切です。
最初のうちは、食事中に何かあってもすぐ病院を受診して医師の判断を仰ぐことができるよう、平日の午前中で赤ちゃんの機嫌が良く、体調面も問題ない日を選んで与えましょう。

ここでは、赤ちゃんが卵を摂取する方法について細かく書いていきたいと思います。

最初は卵黄から始める

20分間ゆでた固ゆでの卵黄の中央部から、耳かき1杯程度の量をすくい出します。
卵は加熱することでアレルギーが起こりにくくなります。そのため、半熟の卵を赤ちゃんに与えるのは避けるようにしましょう。

固ゆでした卵黄は、冷ましたお湯やおかゆ、すりつぶした野菜などと混ぜてトロトロの状態にして与えます。

初日は耳かき1杯程度、翌日は2杯程度と少しずつ量を増やしていき、毎日体調に変化がないか様子を見ましょう。
根気のいる作業ですが、とても大事な作業ですので頑張ってください。

固ゆで卵は卵黄だけ冷凍することが可能です。固ゆで卵の卵黄が余る場合や、毎日卵を茹でるのが大変な場合は、冷凍保存をして離乳食に利用するようにしましょう。

離乳食中期にあたる生後7〜8か月までに、卵黄1個食べられるようにするイメージです。

卵黄が1個食べられるようになったら卵白にチャレンジ

実は、卵黄よりも高い確率で食物アレルギーを起こしやすいのが卵白です。

そのため、卵黄が1個ちゃんと食べられるようになってから、次に卵白を開始するようにしてください。
卵白は卵黄の時よりも注意が必要です。
卵黄と同様に、20分間ゆでた卵の卵白を耳かき1杯分から試してみましょう。

少しずつ量を増やして卵白に慣れてきたら、卵黄と混ぜて全卵で与えてもOKです。
ゆで卵は細かく刻んだり、スープに入れたりすると食べやすくなるのでおすすめです。
食べられる量が増えてきたら、いろいろな卵料理にチャレンジしてみましょう。

月齢別にみる卵の進め方

ここに書くのは一般的な進め方です。
お子さんの離乳食の進み具合や体調と照らし合わせてご参考ください。
無理やり合わせる必要はありません。

離乳食初期(生後5~6ヶ月)

20分間ゆでた卵黄を、耳かき1杯の量から与えます。
与え始めは固茹でになるよう十分に火を通すようにしましょう。
卵黄1個食べられるようになることを目標とし、1日1回、1ヶ月程かけて少しずつ量を増やしていきます。

離乳食中期(生後7~8ヶ月)

中期から離乳食は2回食になります。
卵黄1個分が食べられるようになったら、卵白にチャレンジしてみましょう。
20分間ゆでて固ゆでした卵白を、耳かき1杯の量から始めていきます。
徐々に量を増やしていき、卵白に問題がなければ全卵であげても大丈夫です。
この時期は全卵1/3個を目標にしましょう。

離乳食後期(9~11か月)

後期は離乳食が3回食になり、全卵1/2個まで量を増やしても大丈夫です。
ゆで卵は軽く潰したり、刻んだりしてみましょう。
卵はスープにしたりすると食べやすくなります。

離乳食完了期(1歳~1歳6か月)

完了期には全卵1/2~2/3個まで食べられるようになります。
食べられる量が増えるので、いろいろな卵料理を作ってみてください。

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卵を使った離乳食おすすめレシピ

卵を使った離乳食おすすめレシピ

離乳食中期から使える卵のおすすめレシピをご紹介したいと思います。
日々の献立に役立ててみてください。

離乳食中期「卵黄と鮭と小松菜の三倍がゆ」

材料(1食分)
7倍がゆ80g
ゆで卵 (卵黄)1/4個
鮭 (生)5g
お湯 (ゆで用)適量
小松菜10g
お湯 (ゆで用)適量

作り方

  1. 小松菜は茎を取り、葉の部分をみじん切りにします。
  2. 沸騰したお湯で刻んだ小松菜の葉を3分程ゆで、柔らかくなったら水気を切ります。
  3. 沸騰したお湯で鮭を1分程ゆでます。きちんと中まで火が通ったら、水気を切りほぐします。
  4. 固茹でしたゆで卵は卵黄部分のみを裏ごしし、なめらかにします。
  5. 器に7倍がゆを盛り、小松菜、鮭、卵を盛り付けます。

離乳食後期「食パンのきな粉フレンチトースト」

材料(1食分)
サンドイッチ用食パン1枚
溶き卵 (Mサイズ)1/2個分
牛乳30ml
砂糖少々
無塩バター2g
きな粉適量

作り方

  1. サンドイッチ用食パンを一口サイズに切ります。
  2. ボウルに卵液の材料を入れて混ぜ合わせ、切った食パンを浸し、5分程置きます。
  3. フライパンに無塩バターを溶かし、卵液に漬けておいた食パンを入れ、中火で焼きます。焼き色が付いたら裏返し、中まで火が通りを通します。
  4. 器に盛りつけ、きな粉を振って完成です。

離乳食完了期「ロールパンでパンキッシュ」

材料(1食分)
ロールパン1個
ブロッコリー10g
水 (加熱用)大さじ1
ロースハム1/2枚
(A)牛乳大さじ3
(A)溶き卵 (Mサイズ)1/2個分

作り方

  1. ブロッコリーは芯を取り、小房に分けます。耐熱ボウルに水と小房にわけたブロッコリーを入れラップし、500Wの電子レンジで1分加熱します。
  2. ロースハムは1cm角に切ります。
  3. ロールパンは2cm角に切ります。
  4. ボウルに1、2、3、(A)を入れ、パンに卵液が染みこむまで混ぜます。ラップをし、500Wの電子レンジで30秒程加熱します。一度とりだして混ぜ合わせ、ラップをして500Wの電子レンジで1分ほど、卵に火がしっかり通るまで加熱します。
  5. 耐熱容器に入れ、表面に軽く焼き色がつくまでオーブントースターで加熱します。

まとめ

今回は離乳食における卵の進め方や注意点を中心にご紹介しました。
食物アレルギーに注意して、少しずつ進めてみてください。

離乳食後期や完了期になると、卵を使ったレシピがいろいろあります。
さまざまな食材と組み合わせて食べさせてみてください。

卵の調理方法で赤ちゃんの好みが出てきたりすることもあるので、卵料理を食べなかった時は、一度、別のレシピを参考にしてみるといいと思います。
卵は離乳食で与える際に時間も手間もかかりますが、赤ちゃんにとっては大事な工程なので、ぜひ根気強くチャレンジしてみてください。

この記事を書いた
サポーターママ

あーちゃんママのプロフィール写真 あーちゃんママ 2女のママ

みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。

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歯科医師
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ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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