妊娠中(妊婦)の適正体重は?体重増加量の目安と体重管理方法を先輩ママが紹介!|学習プリント.com

学習プリント.com公式アプリバナー
学習プリント.com公式アプリバナー

妊娠中(妊婦)の適正体重は?体重増加量の目安と体重管理方法を先輩ママが紹介!

妊娠中(妊婦)の適正体重は?体重増加量の目安と体重管理方法を先輩ママが紹介!
更新日:  | 公開日:
Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

妊娠中、お腹の中で小さな赤ちゃんが育っていく過程で妊婦さんの体には様々な変化が起こります。
その中で、自分の体重が増え、体型が変化していくことを気にする方も多いのではないでしょうか。
「産婦人科の先生に体重が増えすぎないように注意された」という経産婦さんの経験談を聞いた人もいるでしょう。
そんな話を聞くと、自分はいったい何キロまでなら体重を増やしてもいいの?自分の体重は増えすぎなのでは?と不安になってしまいますよね。
では、具体的に、妊娠から出産にかけて、どれくらいまでの体重増加が理想的とされているのでしょうか。

また、どれくらい増えなければならない、という基準はあるのでしょうか。
実は、その基準とされているものが、日本産婦人科学会から発表されていますが、2023年にその数値が改訂されているのです。
その理由を含め、具体的に必要な体重増加や、体重増加に伴い妊娠中に気を付けなければいけないポイントなどについて解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

妊娠中(妊婦)の適正体重と体重増加の目安は?

妊娠中(妊婦)の適正体重と体重増加の目安は?

妊娠期間中、どれくらい体重が増えてもいいのか、具体的に身長や体重から個別に数値を計算することができます。
ここでは、妊娠中の具体的な適正体重と、具体的に何キロまでなら増加してもよいのか、という基準について説明していきます。

この、適正体重に関しては、日本産婦人科学会から「妊娠中の体重増加指導の目安」というものが提示されています。
この、「妊娠中の体重増加指導の目安」は令和3年3月8日に改訂版が発表されています。
改正された内容は体重増加の基準を緩和するというものです。
今までは妊娠中の体重増加について厳しく指導する傾向にありました。
しかし、今後は体重増加の目安を今までより増やそうということになったのです。

その理由は、近年、20~30代のやせ型の女性が増加しており、妊娠中に適正な体重増加がみられないことにあるようです。
妊婦が適切な体重増加を得られなければ、お腹のあかちゃんが低出生児で生まれるリスクが高まってしまうのです。
では、具体的な体重増加の目安についてみていきましょう。
妊娠中は、ホルモンの働きの影響で、妊娠していない時よりも太りやすくなっています、おなかの赤ちゃんを外的危険から守るために、皮下脂肪がつき、出産や産後の授乳に備えてエネルギーを蓄えようとします。
出産直前に最終的に赤ちゃんに関係する体重増加は胎児:約3㎏、胎盤+羊水:約1㎏、皮下脂肪や血液量の増加:3~4kgの計7~8kgとなります。
つまり、最低でも7~8kgの体重増加は必要とも考えられるわけです。

また、妊娠前のBMIによっても必要な大樹増加の数値は変わってきます。
BMIとは日本語に訳すと「体格指数」で、その数値の大小で肥満の程度を表す指標として用いられています。
BMIの計算式を紹介するので、ご自身のBMIを計算してみてください。

  • BMIの計算式

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

計算したBMIを元に、以下の表で適正な体重増加を確認してみましょう。

BMI【改正後】妊娠中の適正体重【改正以前】妊娠中の適正体重
BMI18.5未満12~15kg9~12kg
BMI18.5以上25未満10~13kg7~12kg
BMI25以上30未満7~10kg個別対応
BMI30以上個別対応

いかがだったでしょうか?具体的な数値を知ることができると、少し安心できますよね。
また、表を見てみると、改正後は、以前よりも体重増加に対する基準が緩和されていることがわかりますね。
妊娠中に体重が増えることは決して悪いことではありません。
むしろ、必要な体重増加はしなければならない、という認識ももっておく必要があります。

急激な体重増加によるリスクは?

急激な体重増加によるリスクは?

一方で、上の表を逸脱する程度の体重増加がある場合には、母体や胎児にもリスクを及ぼす可能性があるため、注意しなければなりません。
ここで妊娠中の急激な体重増加に伴うリスクについて説明します。

妊娠高血圧症候群

妊娠20週以降~産後12週までに妊婦が高血圧を発症した場合のことを、妊娠高血圧症候群といいます。
妊娠高血圧症候群になると、お腹の赤ちゃんが低体重で生まれたり、早産につながることもあります。
また、母子ともに命の危険を伴う場合もある上位胎盤早期剥離(胎盤が何らかの理由で早期にはがれ、体外へ出てきてしまう状態)のリスクを高める可能性もあり、厳重な注意が必要です。

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病とは妊娠中の血糖が安定せず、糖代謝異常を引き起こす状態をいいます。
妊娠糖尿病になると、「巨大児(出生体重4000g以上)」や「胎児先天性奇形」のリスクが高まります。

このように体重増加が少なすぎることも、大きすぎることも母体や赤ちゃんにとってはリスクがある、ということを理解した上で、妊娠中の体重管理に取り組んでいきましょう。

スポンサーリンク

妊娠中(妊婦)の体重管理方法を先輩ママが紹介!

妊娠中(妊婦)の体重管理方法を先輩ママが紹介!

ここまで、妊娠中の理想的な体重の増加や、体重が増加しすぎた際のリスクについて説明していきました。
では、その体重を維持するためにできることは何でしょうか。
ここでは、妊娠中のおすすめの運動について説明していきます。
妊娠中はどのくらいの時間、どのくらいの強度のものを行ったらよいのでしょうか。
アメリカ産婦人科学会によれば、妊娠中は最低週150分、中強度の有酸素運動をすることが理想的、とされているようです。
大体1日30分、週5日程度運動をするように意識してみましょう。

ウォーキング

ウォーキングは、費用も掛からず、すぐにでもはじめられるので、最も取り組みやすい運動といえるのではないでしょうか。
ウォーキングの強度の目安は、「なんとか会話ができる程度の早歩き」です。
ゆっくり歩くのではあまり効果がないので、早歩きでしっかりと運動をするという意識で取り組むとよいでしょう。

マタニティヨガ

近年、マタニティヨガのクラスを設けているヨガスタジオは全国的に増えてきています、体が硬いから…と経験したことがない方でも、マタニティヨガであれば無理なくヨガを行うことができますよ。
また、ヨガの呼吸法は、ストレス緩和や、出産時のいきみ逃しにも役立つので、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

マタニティスイミング

マタニティスイミングを行っているプールは数が少ないかもしれませんが、もし近くにマタニティスイミングを行っている施設があれば、おすすめしたい運動の一つです。
スイミングは、陸上運動の3倍のエネルギーを消費することができるので、体重管理にはとても有効な運動です。
また、水中は腰や膝にかかる負担が少ないため、お腹が大きくなってきて腰が痛いという方でも、無理なく運動をすることができます。

マタニティヨガや、マタニティスイミングを行う場合には、専門のコースやスタッフが在中しているところを選ぶようにしましょう。
万が一体調が悪くなった時でも対応してもらえれば安心して運動することができますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
妊娠中の体重管理は妊婦さんの誰しもが気になる事ですよね。
ここで説明したように、なぜ妊娠中は体重が増えるのか、なぜ必要以上に増えすぎてはいけないのか、ということ理解すると、体重管理の必要性をより強く感じられるのではないでしょうか。
ご自身の必要な体重増加を知ることが体重管理への第一歩です!ご自身の体調に無理のない範囲で運動も取り入れながら、赤ちゃんのためにも体重管理を頑張っていきましょう!

この記事を書いた
サポーターママ

うさママのプロフィール写真 うさママ 1男のママ

やんちゃな1歳男の子のママです。
日々悩みながら、初めての育児に奮闘しています。
海が大好きで、妊娠前は夫婦で日本を飛び出し、世界の奇麗な海でスキューバダイビングを楽しんでいました!
今はなかなか難しいですが、子供が大きくなったら家族みんなで沖縄の海に行って、ダイビングをするのが夢です!
妊娠前は看護師として働いていたので、その頃の経験を活かしながら、皆さんのお役に立てるような情報を発信していければとおもっています!

この記事が気に入ったらシェア

Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

歯科医師
監修

ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
スポンサーリンク
ページトップへレッドレンジャー