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おしゃぶりはいつからいつまで?効果は?正しい選び方と消毒方法・頻度について

おしゃぶりはいつからいつまで?効果は?正しい選び方と消毒方法・頻度について
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お子さんがぐずったり泣いたりしているとき、なんとか泣き止んで少しでも落ち着いてもらうために色々な方法があります。
授乳やおむつ替えはもちろんのこと、抱っこしてあやしてあげたり、おもちゃで気を引いてみたり、音楽や歌を聴かせてあげたりと、パパママは日々手をかえ品をかえ普段から色々な工夫や努力をされていることかと思います。
その中でも「おしゃぶり」の使用を考えるパパママも多いのではないでしょうか。

今回はその「おしゃぶり」について解説していきます。
「おしゃぶりっていつ頃から使うの?」
「いつまで使わせていいの?」
「実際の効果は?メリットやデメリットはあるの?」
「どういったものを選んだらいいの?」
「消毒は必要?どういった方法があるの?」
などなど、皆さんのおしゃぶりに関する色々な疑問解消の参考になれば幸いです。

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おしゃぶりはいつからいつまで?

おしゃぶりはいつからいつまで?

おしゃぶりはいつから?

おしゃぶりを使い始める時期は、平均的には「およそ生後2~3か月」あたりで使い始めるお子さんが多いようです。
早ければ新生児期(生後1か月未満)から使うことが出来るとされています。
ただし、あまり早い時期から使い始めてしまうと、おしゃぶりを吸ったりくわえたりするのに疲れてしまい、授乳やミルクをあまり飲んでくれなくなるなどの影響が出てしまいますので、それほど慌てて使い始めなくても大丈夫です。

おしゃぶりはいつまで?

おしゃぶりを卒業する時期は「遅くても3歳頃」までとされています。
3歳頃というのは、個人差はありますがおおかた乳歯が生えそろう時期であり、その時期にまだ頻繁におしゃぶりを使い続けていると、その後の歯並びなどに影響してしまうおそれがあるからとされています。
その他にもあまりに長く使い続けていると様々なデメリットが発生するおそれもあります(どのようなデメリットがあるかについてはこのあと解説いたします)。

では赤ちゃんはどのようにしておしゃぶりを卒業していくのでしょうか。
おしゃぶりの卒業には大きくわけて2つのケースがあります。

  • 自然と使わなくなる

生後6ヵ月~1歳頃までには、成長とともに、くわえさせてもすぐに取ってしまったり、おしゃぶり自体を嫌がったりしてくるケースが多く、そうなればもう無理に使わせることはありません。
そのままおしゃぶり卒業で大丈夫です。

  • パパママのアプローチにより徐々に使わなくなる

自然と卒業してくれればそれで良いのですが、中にはおしゃぶりが気に入って1歳や2歳を過ぎても手放せないケースももちろんあります。
その場合「もうすぐ3歳にもなるし、そろそろやめさせたい」と思っていきなりおしゃぶりを取り上げても、嫌がって大泣きしてしまい、上手く卒業出来ないケースも多く見られます。
そんな時は、お子さんが徐々におしゃぶりを卒業できるよう、パパママがアプローチしていく必要があります。
具体的には

  • かわりのおもちゃなどを渡す
  • おしゃぶりを使わない分、抱っこなどでスキンシップをたくさんとってあげる
  • 機嫌が良いときに「そろそろおしゃぶりとバイバイしてみようか」と声かけしてみる

などの方法で徐々に使う回数を減らしていくと良いかと思います。

おしゃぶりの頻度や効果は?

おしゃぶりの頻度や効果は?

おしゃぶりの頻度

おしゃぶりを使う頻度は「1日3時間程度」が目安とされています。
長時間使い続けてしまうと、歯並びやかみ合わせの悪さに影響してしまうおそれがあります。
また、いつも口におしゃぶりをくわえていると、身の回りの物を手でつかんで口の中に持っていく、といった行為をしなくなるケースもあるようです。
一見「それなら安全で良いことじゃないか」と感じますが、物を口に運ぶ行為は、その後、食べ物を食べるという行為に発展していく、お子さんの成長にとって非常に大事なものだといわれています。

なので、便利だからといって、あまり長時間使いすぎないようにしましょう。
また、眠りについたら必ず外してあげましょう。

おしゃぶりの効果

おしゃぶりはお子さんの気持ちを落ち着かせる効果があることは、ご存じの方も多くいらっしゃるかと思います。
おしゃぶりを使う主なメリットとしては

  • 精神安定、気持ちが落ち着く
  • スムーズに寝付くことが出来る
  • あやす時間が短くなることで、パパママの負担が軽くなる

などが挙げられます。
赤ちゃんは、ママのおっぱいを吸ったり、指しゃぶりをしたりすることで、吸啜(きゅうてつ)本能が満たされて落ち着くといわれています。
ただ、ずっと授乳し続けたり、指しゃぶりをさせ続けたりするわけにはいかないので、その代わりのものとしておしゃぶりが活躍していきます。
※ちなみに、おしゃぶりの宣伝として、鼻呼吸、舌、あご等の発達にも効果があるともいわれていますが、これは現時点では医学的には検証されていません。

反対に、使い方によってはデメリットも発生してしまうおそれがあります。
主なデメリットとしては

  • 歯並び、かみ合わせが悪くなる
  • 出っ歯、すきっ歯になりやすい
  • 物を口に入れる行為が減る
  • 発語の機会が減る

などが挙げられます。
いずれも絶対にそうなるわけではありませんが、1日に長時間、それも長い期間使い続けていると、こういったデメリットが発生してしまう可能性があります。

きちんと効果を知ったうえで、お子さんに適切な形で使わせてあげたいですね。

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正しい選び方と消毒方法

おしゃぶりの選び方

おしゃぶりといっても種類がたくさんあるため、どれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。
おしゃぶり選びの主なポイントとしては

  • サイズ
  • 素材
  • お手入れのしやすさ

などが挙げられます。

サイズ

月齢によって口の大きさも変わるため、月齢に応じたサイズのおしゃぶりを選ぶのが好ましいです。
最近では、おしゃぶり本体はそのままに、先端の乳首部分だけを取り替えることで、簡単にサイズアップ出来るおしゃぶりが一般的です。

素材

現在でのおしゃぶりの素材は「天然ゴム製」か「シリコーン製」が主流のようです。
素材によってそれぞれ特徴があり
<天然ゴム製>

  • 柔らかく柔軟性があるため、赤ちゃんの口にフィットしやすい
  • 吸う力が弱い月齢の低いうちから使いやすく疲れにくい
  • ゴム特有のにおいが気になる子も
  • 消毒方法は主に煮沸消毒。薬液や電子レンジでの消毒には適していない

<シリコーン製>

  • 洗いやすく劣化しにくいため、長く愛用出来る
  • 煮沸、薬液、電子レンジでの消毒方法に対応。哺乳瓶などと一緒に消毒出来る
  • 安価で種類が豊富
  • 材質が固めのため、月齢が低いうちは使用しにくく疲れやすい

などが挙げられます。
もちろん、各メーカーによって、赤ちゃんが使いやすいような様々な工夫が込められています。
これらの特徴をふまえた上でお子さんに合ったおしゃぶりを選んであげたいですね。

お手入れのしやすさ

赤ちゃんが口に入れて使う物なので、お手入れもとても重要な項目のひとつです。
おしゃぶりの素材によってお手入れ方法も変わるため、なるべく手間がかからないものにするか、多少手間でもコストがかからないものにするか、各ご家庭の好みで選んでいただいて大丈夫かと思います。

その他のポイント~迷ったらコレ~

その他のポイントとして、おしゃぶり選びに迷う場合には「哺乳瓶と同じメーカー」のものを選ぶのがオススメです。
普段から慣れ親しんでいる哺乳瓶と同じメーカーのおしゃぶりにすれば、乳首の素材や形状も近いことが多いので、あまり抵抗なく使うことが出来るのではないかと思います。

おしゃぶりの消毒方法

おしゃぶりの消毒方法は主に以下のものがあります。

  • 煮沸消毒

自宅にあるお鍋と水で簡単に出来る消毒方法です。
まずおしゃぶりを丁寧に洗った後、お鍋などにおしゃぶりが完全に隠れるくらいの水を入れ、火にかけます。
そうして水が沸騰した後、おしゃぶりを入れておよそ5分間放置。
これで消毒完了です。
洗って水を沸騰させて5分煮沸と、多少は手間がかかりますが、用意するのが小型の鍋と水だけという、どのご家庭でも出来る簡単な消毒方法です。

  • 電子レンジ消毒

電子レンジのボタンひとつで出来る、非常に手間のかからない消毒方法です。
水を入れた専用のケースにおしゃぶりを入れ、電子レンジで温める。
それだけで簡単に煮沸消毒が出来ます。
専用ケースは、ケース単体で売られているものもあれば、おしゃぶりとセットで売っている物もあります。

  • 薬液消毒

専用の容器に薬剤や薬液を入れて消毒する方法です。
容器や薬剤を購入しなければならず、消毒時間も1時間程度という、手間もコストもかなりかかる方法です。
それに対しての1番のメリットとしては、高い殺菌効果が挙げられます。
煮沸消毒でもある程度の除菌は可能ですが、どうしても除菌しきれないウィルスも一部存在します。
そんなウィルスもしっかり殺菌してくれる点が強みです。

特にコロナ禍である昨今、ウィルス感染が心配でしっかり除菌したいといった方にはオススメの方法です。
哺乳瓶等の消毒セットと一緒に使用しても大丈夫です。

おしゃぶり消毒の頻度

おしゃぶりを消毒する頻度としては、おしゃぶり平均使用開始時期である2~3カ月では、使い終わったらその都度、その後は月齢に応じて少しずつ消毒回数を減らしていくと良いかと思います。
1歳に近づくにつれ、段々とお子さん自身の免疫力も備わってきますので、徐々に消毒回数を減らしていっても問題ありません。
1歳を過ぎたら、消毒は最小限にして、ウェットティッシュでのふき取りをメインにする方もいらっしゃるようです。

まとめ

~普段のふれあいも大切に~
おしゃぶりは色々な種類があり、お子さんが使いやすいような工夫が施されています。
寝る前やお出かけ先、家事をしている最中など様々な場面で活躍してくれるアイテムです。
ぜひ、お子さんにピッタリ合ったおしゃぶりを選んであげてくださいね。

また、それと同時に、普段の親子でのふれあい、スキンシップもとても大切なことだと思います。
おしゃぶりで落ち着いていることで、ついスキンシップをおろそかにしてしまう、なんてこともあるかもしれません。
親子のスキンシップを通して、そちらに安心感を覚えて自然とおしゃぶり卒業へと移行していく、といったケースもあるようです。
たくさん愛情をそそいであげてくださいね。

この記事を書いた
サポーターパパ

つーちゃんパパのプロフィール写真 つーちゃんパパ 1女のパパ

お出かけ大好き、あそぶこと大好き一児のパパです。
児童館、学童クラブに15年勤め、現在は新たなフィールドである、会社員兼子育てwebライターとして活動しています。
子どもってかわいい!楽しい!おもしろい!子育てはとても素敵な発見と刺激を毎日与えてくれます。大変なこともたくさんありますけどね(ぐったり…)。
今までたくさんの子どもと関わってきた子育て支援員としての視点、そしてパパならではの視点で、子育て真っ最中のパパママ、これからパパママになる皆さんのお役に立てるような、いろんな情報を発信していきます。

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ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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