産後のガルガル期とは?いつまで続く?乗り越えるコツを先輩ママが解説|学習プリント.com

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産後のガルガル期とは?いつまで続く?乗り越えるコツを先輩ママが解説

産後のガルガル期とは?いつまで続く?乗り越えるコツを先輩ママが解説
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「なぜかちょっとしたことでイライラしてしまう」
「赤ちゃんに対する周りの対応に些細なことでも腹が立ってしまう」
「周りの人にやさしくできない」

産後に上記のようなことで悩むママは多いのではないでしょうか?

この状態は、パパママ向けメディアなどで俗に「ガルガル期」と言われるものかもしれません。

皆さんは「ガルガル期」という言葉、聞いたことがありますか。
今回は、筆者自身も産後に悩まされたガルガル期について知りたいと思う方に向けて解説をしていきますので、ぜひ参考にしてください。

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ガルガル期とは?いつまで続く?

ガルガル期とはいつまで続く?

ガルガル期って何?

産後にイライラしたり怒りっぽくなったりするなど、産後の女性の心の不安定さを表すときに用いられる「ガルガル期」という言葉。

医学的には専門の用語ではありませんが、動物のメスが産後に子どもを守ろうとしたときに「ガルガル」と唸って威嚇する様子に例えて、そのような名前で呼ばれるようになりました。

ガルガル期はマタニティブルーの一種であるともいわれています。

妊娠中から赤ちゃんのお世話を頑張ろうと張り切っていた方でも、出産後のママはホルモンバランスの劇的な変化に加えて、下記のような感情を持ったり行動をしたりします。

  • 出産の疲れが癒えぬまま育児が24時間体制で始まるため、睡眠不足になったり疲労がたまってしまったりする
  • 防衛本能が働き、生まれたばかりの赤ちゃんを病気や事故から守るのは自分しかいないというプレッシャーを感じる
  • 趣味を楽しんだり友だちと気軽に遊んだりする時間や余裕がなくなってしまい、その環境の変化がストレスとなり、パパや家族などに対して攻撃的になったり感情の起伏が激しくなったりすることがある

また、次のような点に当てはまるようであれば、それはガルガル期かもしれません。

  • パパや周囲の人に対してきつい言動をとってしまう
  • 自分以外の人が赤ちゃんに触れることが嫌だと感じる
  • 産前には気にならなかったような些細なこと(衛生管理など)にイライラしてしまう
  • 理由もなく、突然泣きたくなったり気持ちが落ち込んだりする
  • 警戒心が強くなる

いつまで続くの?

一般的には、産褥期(さんじょくき)と呼ばれる出産直後から産後8週間ぐらいまでがホルモンバランスの変化が大きく、それが理由でガルガル期になる方が多いようです。

ただ多くの場合、ガルガル期は産後3ヶ月ほどで落ち着くとされています。
しかし、なかには子どもが1歳を過ぎても続くケースもあり、個人差が非常に大きいのも特徴のひとつです。

私の場合、上の子のときは出産してから半年ほど、下の子のときは1ヶ月ほどで落ち着いてきました。

出産前まではおだやかな性格だった人が産後にイライラカリカリするようになると、周囲の人は驚くかと思います。

「夫婦にも関わらず夫に触られるのが嫌になる」「LINEの通知にイライラする」「他人が赤ちゃんを抱っこしてあやしていると、赤ちゃんを連れ去られるのではないかと感じる」など、ガルガル期には攻撃的な感情になったり、母親として子どもを守りたいという防衛本能が強く出過ぎたりなど、普段の自分が思ってもいないような感情を持つ人が多いようです。

しかし、自身の体が万全でないところに食事や睡眠がまともに取れないような状況が続くようでは、精神的に不安定になってしまうのも無理はありません。

ママのホルモンバランスや赤ちゃんの生活リズムが整い出し、育児に慣れて時間に余裕が出てくる産後半年~1年の頃には自然と治まっていきますよ。

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ガルガル期と産後うつの違い

通常ガルガル期は産後直後から始まるのに対して、赤ちゃんと生活をしていくなかで出産後一ヶ月ぐらいから、下記のようなネガティブな感情ばかり抱く場合は「産後うつ」の可能性があります。

  • 赤ちゃんの世話をする気持ちになれない
  • 赤ちゃんの世話なんて自分には無理だ
  • こんなに育児がうまくいっていないのは自分のせいだ
  • 食べる気力を失くし、体重が極端に減っている

一日に何度も行う必要がある授乳に対する疲れや、新生児の夜泣きに加えて育児や家事に追われることから生じる睡眠不足など、「産後うつ」になる要因は普段の生活のなかにあります。

「産後うつ」の場合、その後、症状が悪化すると自死を考えるような症状が引き起こる可能性があり、もしもどうしても赤ちゃんの世話がつらいと感じるような場合は、夫やパートナー、そのほか必要なときに相談できる身近な相手を見つけ、その大変さを伝えて、育児を自分一人で追い込まないように対策をすることが大切です。

このように周りからの理解やアドバイス、そしてサポートなどを受けることが「産後うつ」を防ぐ手段となっていきます。

どうしても精神的に追い込まれネガティブな感情から抜け出せない場合は、医師に話をするなどして、心のケアを図るようにしましょう。

先輩ママ体験談 ガルガル期を乗り越えるコツ

先輩ママ体験談 ガルガル期を乗り越えるコツ

産前にプレママ向け雑誌でガルガル期について読んだ時は、「そんな大袈裟な(笑)」「私はそんなに細かいことを気にしないタイプだから大丈夫なはず」と、私はガルガル期を楽観視していました。

ところが、長くつらい分娩を終えてやっとの思いで可愛い我が子と対面したのも束の間、「気持ちが不安定で落ち着かない」「家族が側にいると落ち着くどころか近寄られるだけでイライラソワソワしてしまう」「今までであれば気にならなかったような小さなことでも落ち込んでしまい涙が出る」など、 “いつもと違う自分”を産後すぐの頃から実感するようになっていったのです。

私自身も自分の中の感情のコントロールの仕方がわからずつらかったのですが、周りもどう接したらよいのかと困惑していました。

その状態からどのようにして解消していったのか、我が家で効果的だった対処法をご紹介していきますね。

食事をしっかり摂る、睡眠時間を確保する

気持ちを安定させる上で食事と睡眠の質を上げることは必須です。

赤ちゃんのお世話に必死で自身のことは後回しになりがちでしたが、自分の健康や身体の回復が赤ちゃんのためになると思いなおし、栄養がたっぷりともらえる食事を摂ったり、赤ちゃんが寝たときには時間があれば一緒に横になって昼寝をしたりするようにしていました。

とくにオススメメニューは「なんでものっけ丼」。

納豆、しらす、のり、冷凍の刻みネギ、冷凍オクラなどをご飯にのせれば、それだけで栄養満点のメニューがすぐにできるので、ネットスーパーを利用して時短料理に便利な食材をストックしていました。
インスタントのスープやみそ汁も、調理する手間をかけずに栄養補給と水分補給したいときに役立ってくれましたよ。

悩んでいることをその都度伝える

初めての育児へのプレッシャーや、「ちゃんとしたママにならなきゃ」という焦り、少しでも目を離せば赤ちゃんが吐き戻して窒息したり何かを誤飲したりするかもしれないという不安など、産後はさまざまなことに悩まされました。

抱え込めば抱え込むほどイライラが募ってしまったので、理解してもらいやすくするために、察することが苦手なパパには悩みやストレス要因を現在の気持ちとして声に出して伝えるようにしていました。

  • 仕事着の臭いや衛生面が気になるから、勤務から帰った後はすぐお風呂に入ってほしい
  • オムツ替えを手伝ってくれるのは嬉しいけれど付け方は私流にしてほしい
  • アポなしで訪問されるとつらいから義両親にアポを取ってから来るよう連絡してほしい
  • 普段ワンオペでつらいから、たまには寝かしつけをやってほしい
  • 理不尽なことを言っている自覚はあるけれど、初めてのことだらけでいっぱいいっぱいなので感情のコントロールができない時期なのをわかってほしい

子どものいる友人や実母、助産師さん、保健師さんなどとも話して相談したり、言葉で伝えると感情的になってしまうときには、ノートに書き出したりすることも効果的でした。

気持ちを知ってもらい、「一緒にこの悩みを乗り越えてくれる人がいる、このつらさを分かってくれる人がいる」と思うだけで、ずいぶん気持ちが軽くなっていきましたよ。

なんでも一人でやろうとしない

退院後はワンオペだったので、家事も育児も何でも一人でしようとつい張り切って行っていましたが、産後の体では難しいなと感じて思うようにはいきませんでした。

疲労やストレスが蓄積して悪露がいつまでも続くようになったので、とにかく自身が休むことを優先するよう努めました。

  • 食事宅配サービスやネットスーパーを利用する
  • 時短家電で食事の準備や掃除などの家事を済ませる
  • パパでもできる家事はお願いする

など、利用できるものはどんどん利用して家庭での負担を減らすことで余裕が生まれてきましたよ。

リフレッシュする時間を確保する

どんなに可愛い我が子でも、24時間休む間もなく一緒に過ごしていると、疲れ切ってイライラしてしまうものです。

「パパや家族に協力してもらう」「ベビーシッターや産後ママ向けサービス等を利用する」など工夫して、もし可能なら自分自身がリフレッシュする時間を確保するようにするといいでしょう。

私は、リフレッシュタイムには以下のようなことを楽しんでいましたよ。

  • ゆっくりお風呂に入る
  • 美容院に行く
  • ショッピングを楽しむ
  • 散歩する
  • 映画を見る
  • ティータイムを楽しむためのノンカフェイン飲料やお菓子を揃える

このように自分自身を労わってあげる時間を持つことも、ガルガル期にストレスを溜めずに過ごすための手段のひとつになります。

まとめ

なにかとイライラしたり、周囲の人への攻撃性が増してしまったりするガルガル期。

ホルモンバランスによる影響や不慣れな育児、ストレス、疲れなどが要因となって誰にでも起こってしまう可能性があるものです。

ガルガル期がないママもいますが、状態が悪化して長引くケースも珍しくありません。

産後しばらくは自身の体の回復と赤ちゃんのことだけに専念できるよう、周りに相談して頼ったり、リフレッシュしたりすることを心がけましょう。
いずれは「あの頃はガルガルしていたなあ」と笑い話になるよう、協力してもらいながら徐々に対処していってくださいね。

この記事を書いた
サポーターママ

さっちゃんママのプロフィール写真 さっちゃんママ 1男1女のママ

教師としての経験や自身の子育て経験を元に、webライターとして活動している1男1女のママです。
北欧インテリアや雑貨、お花、ショッピング、料理などが好きで、最近は娘にも料理ブームが到来し、親子クッキングを楽しんでいます。
子育てには悩みがつきもの。
これまで私が経験してきたことや失敗してきたこと、こうすればもっと上手くできたという失敗から学んだことなどを軸に執筆した記事が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いに思います。

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【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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