新生児(0ヶ月)の過ごし方は?泣き止まないときの原因と対処法
新生児と一般的に呼ばれるのは、生まれてから4週間後までの期間です。
産まれた日を0日とすると、28日未満となります。
生まれたばかりの赤ちゃんは昼も夜も関係なく寝ていることが多く、声もか弱く、動きも小さく、視力も弱いです。
1人で何もできない新生児と何をして過ごせばいいのでしょうか。
この記事では、私の体験談も含め、新生児の赤ちゃんとの過ごし方や泣き止まない時の対処法などをご紹介していきたいと思いますので、参考にしてください。
目次
新生児(0ヶ月)の赤ちゃんとの過ごし方、注意点など
なぜ、赤ちゃんは泣くことが多いのでしょうか。
新生児の赤ちゃんは、泣くことで不快症状を伝えてくれます。
赤ちゃんが泣いたら積極的にお世話をしてあげましょう。
ママも、まだママデビューして日が浅い時期なので、赤ちゃんの全部を無理に分かろうとしなくて大丈夫です。
最初は1つずつ確認していくといいと思います。
ここでは、新生児の赤ちゃんとの過ごし方や注意点について詳しく解説していきます。
新生児の赤ちゃんとの過ごし方
新生児の赤ちゃんは寝ることがメインなので、退院後は、泣いたら赤ちゃんのお世話をして過ごすのが一般的な流れです。
新生児は、窓から入った朝の光で起き、夜になったら就寝するというような、体内時計を整える機能はまだ備わっていません。
朝から夜まで母乳やミルクを飲んでは寝るという生活リズムを繰り返すので、赤ちゃんが起きて泣いたら、授乳やオムツ替え、沐浴などをしましょう。
書店には布でできた絵本や、擬音語、擬声語で書かれた絵本など、赤ちゃんと大人が一緒に楽しめる絵本がたくさん売られています。そのような絵本を通して、赤ちゃんとスキンシップを深めたり、言葉を教えたりしていくのもいいですよね。
しかし、昼夜ずっと寝ていることが多い新生児期とどう過ごしたらいいのか、経験者しかわからないと思います。私が実際に試して良かったことをいくつかご紹介します。
寝ている姿を写真や動画に収める
新生児期はとても短く、すぐに体が成長して変化をしていきます。
また、生まれたての身体はふにゃふにゃで、赤ちゃん特有のぷくぷくした感じもまだない子が多いです。
そんな、今しかない新生児期の写真や動画をたくさんとっておくと、後で見返した時に感慨深いものとなります。
寝ている姿をそのまま写真に収めるのもいいですが、オススメは赤ちゃんの大きさがわかるように、何か比較できるものと一緒に撮る方法です。
我が家はぬいぐるみと一緒に撮ったり、ママやパパと一緒に撮ったりしました。
また、手や足のアップもオススメです。
私の友人が、新生児の赤ちゃんの踵を合わせてハートの形を作って写真を撮っていましたが、すごく可愛かったです。
生後1ヶ月になると運動機能が発達して手足をバタバタし始めるので、新生児期だからこそ撮れる写真だと思いました。
手形や足形を残す
こちらもバタバタ動かない新生児の赤ちゃんにオススメです。
我が家もやりましたが、まだ手足が自由に動かせるようになる前の時期だったので、足形がキレイに取れました。
我が家では、新生児期のイベントのタイミングで2回足形を取って記念に飾っています。
1回目はお七夜の時に足形を取って命名書を作り、2回目は生後1ヶ月の記念として新生児期が終わる日に足形を取りました。
大きく成長した娘に見せたら「こんなに小さかったんだー!かわいい!」と喜んでもらえました。
最近では単純に足形をスタンプで取るだけではなく、シールでデコレーションしたりする方もいるそうです。
まだ動きが少ない新生児期に残しておくと、とてもステキな思い出になるのでオススメです。
ママの体力を思う存分回復しておく
産後のママの身体は驚くほど疲労しています。
長く寝ている新生児期だからこそ、赤ちゃんが寝ている間はママも横になって少しでも体を休めるといいかと思います。
起きている時間が徐々に増え、育児が大変になるのはこれからです。
寝ている時間が多い新生児期に美味しいものを食べたり、仮眠したりするとママの心も身体も休まります。
我が家の次女はうまく眠れない子で、抱っこじゃないと寝ない子でした。
抱っこするとぐっすり寝るので、抱っこした状態でソファーに腰を下ろし、私ものんびり過ごしていました。
たまに我が家の次女みたいに、うまく眠れない子がいると思います。
そういう場合は、ちょっとした隙に目を閉じたり、気分が上がるものを食べたりするだけでも身体の回復は違ってくると思います。
家事は出来るときにやれば大丈夫です。
ママの健康も重視して、赤ちゃんが眠っている時間はゆっくり身体を休めてみてください。
新生児の赤ちゃんと過ごす上での注意点
注意したいのは、赤ちゃんが昼寝をしているときでも泣いたらすぐ気づく距離に必ずいるということです。
これは、赤ちゃんが泣いたらすぐお世話できるようにするためです。
また、布団やタオルが顔にかかってしまうと新生児の赤ちゃんは自分で払えません。
乳幼児突然死症候群を防いだり、何か異変があればすぐに気づいたりできるよう、別の部屋にいたとしても、赤ちゃんの気配が感じられる距離にいた方がいいと思います。
ただ、ずっとそばで見守ることは難しいですよね。
私は『同じ空間内にいること』を大切にしていました。
我が家はリビングにベビーベッドを置いていましたが、赤ちゃんがご機嫌なときに洗濯をしたりお皿を洗ったりしていました。
同じ空間にいて、ママが注意を払っていれば大丈夫かと思います。
『赤ちゃんが泣いたらすぐ気づく距離』『すぐに顔を確認しに行ける距離』を、ぜひ心がけてください。
新生児(0ヶ月)の赤ちゃんが泣き止まないときの原因と対処法
新生児の赤ちゃんが泣き止まない理由はたくさんあります。
なので、つい原因を探してしまうかもしれませんが「何か嫌なことがあったんだな」と思った方がいいと私は思います。
『泣き止まない=ママのお世話がなってない』ではありませんので、もしそれで悩んでいる方がいたら安心して大丈夫です。
ここでは、新生児の赤ちゃんが泣き止まない時の考えられる原因とその対処法をご紹介します。
お腹が空いてしまって泣いている
新生児の赤ちゃんの胃はとても小さく、また吸う力も弱いので、1回の授乳では満足いく量を飲めていないことが多いそうです。
赤ちゃんが泣いたらまずは授乳してみるといいと思います。
我が家の次女は新生児の時、ちょこちょこ飲んでいました。
母乳は安心感を与えるものでもあるので、与えるとすぐ落ち着きました。
1人で寝るのも下手な子だったので、おそらく私とくっついていたかったのだと思います。
ミルクの場合は3時間あけないといけませんが、母乳でしたら、赤ちゃんが欲しがるだけあげていいとされています。
赤ちゃんが泣き止まない時は、ぜひ一度飲ませてみるといいと思います。
おむつが濡れていて気持ち悪くて泣いている
おむつの不快感で泣いていることもあります。
おむつが汚れていたら取り替えてあげましょう。
新生児期のおむつ替えで気をつけたいのが、おむつかぶれです。
まだ母乳やミルクしか体内に取り入れていないので、うんちが液状で出てきます。
気づかずに放置していると、お尻がかぶれて真っ赤になったり、ただれたりしてしまいます。
我が家の次女も新生児期でおむつかぶれを経験しました。
その時に知ったのが『うんちをしたら、お尻を拭くのではなく洗い流す方がいい』ということです。
ペットボトルや霧吹きにぬるま湯を入れ、体を持ってお尻を洗い流してあげると清潔に保たれます。
うんちの際はぜひ活用してみてください。
甘えたい、安心感がほしくて泣いている
赤ちゃんは甘えん坊です。
ママのことが大好きで、ママの心臓の音を聞くと落ち着くと言われています。
母乳やミルクもあげて、おむつを替えてもまだ泣いているならば、優しく抱っこしてみてください。
赤ちゃんの頭がママの胸の辺りにくるように抱っこするのがポイントです。
ゆらゆらしたりトントンしたりすると、より効果的です。
我が家の子どもたちは2人とも抱っこが大好きでした。
抱っこでゆらゆらすると泣き止み、そのまま寝てしまうこともよくありました。
もし、抱っこで寝てしまったらベビーベッドに下ろすのもいいですが、授乳クッションの上で寝かせてあげるのもオススメです。
授乳クッションは赤ちゃんが落ち着くCカーブの体勢がとれます。
また、授乳中に使うものなので、赤ちゃんも安心するみたいです。
我が子の時もよく利用していました。
もし、事情があって抱っこができないのであれば、ベビーバウンサーや体内音が出るおもちゃを使って、動きと音を真似してみるのもいいかもしれません。
特に夕方頃、激しく泣いている
夕方ごろに赤ちゃんが激しく泣くようなことがあれば、それはたそがれ泣き(コリック)かもしれません。
赤ちゃんのたそがれ泣きは、早いと生後2週間ごろから始まります。
たそがれ泣きが始まると、授乳やおむつ替え、抱っこをしても泣き止まないことが多く、生活のリズムを整えるのが難しくなるでしょう。
我が家の次女がそうでした。
そうなると「なんで泣き止まないの?」「ママがちゃんとお世話できていないってこと?」と、つい自分を責めてしまいがちですが、これは仕方ないことです。
ママが悪いわけではありません。
たそがれ泣きが始まったら、赤ちゃんもママも落ち着くために音楽をかけてみたり、家の中をお散歩してみたり、歌を歌ってみたりしましょう。
大泣きしている顔を写真に撮るのもオススメです。
泣き顔はなかなか写真に残さないことが多いと思いますが、後で見返した時にいい思い出になります。
泣いている以外に気になる点がある
顔色が悪い、ミルクの飲みが悪い、ぐったりしているなど、泣いている以外にも気になる点があれば、もしかしたら病気のせいかもしれません。
何か気になることがあれば、かかりつけの医師に診てもらうことをオススメします。
「これって受診した方がいいのかな?」「こんなことで受診していいのかな?」と悩む方もいると思います。
私は、ママが何かを感じ取ったなら受診すべきだと思っています。
小児科の先生はママの強い味方です。
些細なことで行っても、怒られたり笑われたりすることはありません。
私は先生から「何かあってからでは遅いので、気になることがあればすぐ来ていいですよ。
何もなかったと安心できた方がお互いにいいからね」と言われたことがあります。
それでももし受診すべきか悩んだ場合は、先に『こども医療でんわ相談』で相談してみましょう。
アドバイスがもらえるかもしれません。
まとめ
今回は、新生児の赤ちゃんとの過ごし方や泣き止まない時の対処法について書かせていただきました。
新生児期というのは本当に短いです。
そして、ここからが育児との戦いになります。
色々と不安なこともあるかと思いますが、まずは赤ちゃんの様子をしっかりみてあげてください。
この時期に見られる新生児微笑を見たら、可愛くて疲れも吹っ飛ぶと思います。
短くて貴重な新生児期、『大変!』と思うより『かわいい!』と思える、おおらかな気持ちで過ごしてみてください。
この記事を書いた
サポーターママ
みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修