子どもの一人遊びは実は重要!楽しく遊ぶコツや注意点は?おもちゃも紹介
子どもの一人遊びは超重要!
子どもが一人で遊べるということは、発育上とても大切なことです。
でも、一人遊びに夢中になっている我が子をみると(楽しそう♪)と思う反面、お友達と遊べているのかな?なんてちょっと心配も出てきます。
うちの子も保育園の帰り道、「今日は誰と遊んだの?」と質問すると「一人で遊んでた!」とか「お部屋でずっと絵本読んでたの。」なんて答える。
親としては(あれ?うちの子、もしかして友達いないの?)(上手くコミュニケーション取れない?)と心配になってしまいます。
けれども全く心配する必要はないのです。
一人で遊ぶことは、自発的な力や思考力を育んでいる大切な時間なのです。
それでは、子どもが一人で遊んでいる時、親はどのように接したら良いのでしょうか?
ここでは、子どもの一人遊びがなぜ重要なのか。
一人遊びの時に、楽しく遊ぶためのコツ、見守る上での注意点、更には、一人遊びでの、おススメのおもちゃなどを紹介していきたいと思います。
目次
子どもの一人遊びはなぜ重要
子どもが一人で遊んでいる時、どんな風に頭の中は動いているのでしょうか。
実はこの時、子どもは五感をフルに使っています。
頭の中は、あれこれと思考を巡らせている真っ最中。
塗り絵であれば、この色は、大好きなヒロインと同じだから、ここにも塗っちゃおう!とか、この怪獣は強そうだから、力いっぱい塗ろう!などと思いを巡らせているのかもしれません。
親が思う「正解」とは全く違う感性で自由に取り組み、目の前のことに没頭する。
その中で「想像力」や「思考力」が育まれるのです。
一人でじっくり遊びに没頭することは、「想像力」「思考力」そして「集中力」を養う大切な時間なのです。
この体験の積み重ねができた!という「自信」につながり、また、自分からやってみたいという「意欲」にもつながるのです。
子どもの一人遊び(楽しく遊ぶコツ)
まず、子どもが楽しそう!やってみたい!と興味を示すことが一番大切です。
とはいえ、興味を持たない。
子供が一人で遊ばない。
なんてことは、よくあります。
そんな場合は、やっぱり一緒に遊ぶ。
そして、スキンシップが大切です。
結局のところ、一人で遊ぶにしても、親と遊ぶにしても見てくれている。
という「安心感」が、なにより必要です。
その「安心感」があるからこそ、親が少し離れたところに居ても、姿が見えなくなっても安心して楽しく一人で遊べるのです。
子どもが「見てみて」と言った時はチャンスです。
少し手間かもしれませんが、いったん手を止めて、しっかりと子どもの方を向き「すごいね!自分で考えて作ったの?」「よく一人で、できたね」などと声をかける。
それだけで、子どもの心は満たされるのです。
子どもにとって、安心して遊べること。
それが、一人遊びを楽しむための土台なのです。
子どもの一人遊び(注意点)
それでは、一人遊びをするようになった子どもに対しては、どのように接すれば良いのでしょうか?
私の場合は、ついつい手や口を出してあげたくなっていました。
でも、これは一人遊びに集中できないばかりか、自ら考えようとする思考力までも、軽減させてしまうNG行為と言われています。
- 安全な環境作り
- 子どもの自発的な意欲のためには、先回りは禁物?
- わかっちゃいるけど、口出ししてしまうんです!
安全な環境作り
見守る上での注意点。
それは、何より安全であること。
これが大前提です。
一人で遊びに夢中になっているから、そっと見守っておこう、と思うことでしょう。
でも危ないことは、止めなくてはいけません。
安全に配慮した環境作り、見守りは必須です。
ただ、逆を言えば安全な環境さえできてしまえば、後は子どもが存分に没頭して遊んでくれたらそれで良いのです。
子どもの自発的な意欲のためには、先回りは禁物?
安全が確保できた上で行うこと。それはそっと見守るだけです。
けれども、この見守るだけ。というのが一番難しい。
例えば、ブロックでお城を作る際、それがまったく、お城に見えなくても、積み木を高く積み上げようとしていても、ただ、そっと見守るだけ。
でも親ならばつい「これだとお城に見えないな。ここに屋根をつけてみたら。」とか「もっと、こうした方が高く積むことが出来るよ。」
などと、アドバイスしたり、つい手を出してしまいがちなんです。
良かれと思いアドバイスすることが、何故ダメなのか?
それは、想像をふくらまして、夢中になって遊んでいる子どもの集中力を切ってしまうことになるのです。
わかっちゃいるけど、口出ししてしまうんです!
「そう言われても、つい口出ししてしまうんです。」その気持ちは、よくわかります。
私もそうでしたから…
ここからは、私自身がいつも心がけている内容ですので、参考にして頂ければ幸いです。
まず今、子どもがどんなことに没頭しているのか、どんなことを考えながら遊んでいるのかと、子どもの目線に立って、こちらも思いを巡らせてみるのです。
そして、あとは、「失敗することで自ら学ぶ力がつく!」と子どもの可能性を信じ、手出し口出しをグッとこらえる!
そんなことを心がけていると「なんでこの色を塗りたいのかな?」「どうやって、この積み木を積み上げていくのかな?」そんな風に子どもの目線を想像することができます。
すると不思議ですが、手出し口出しせずとも見ているだけで、こちらまで楽しくなってくるのです。
もちろん、感じ方はそれぞれですので、同じようにいくとは限りません。
けれども、子どもが、今感じていることを少しでも想像できると、アドバイスしたいという欲求よりも、応援したいという気持ちになるのかもしれません。
出来た!を「体験」することが、子どもたちの次への「意欲」につながります。ひいては、子どもの自立心も育んでくれるのです。
ぜひ、信じて見守ってみてください。
子どもの一人遊びでオススメのおもちゃ紹介
一人遊びをする年頃、特に幼児期の頃に子どもが楽しいと感じるもの、実はそれは昔も今もそれほど変わりはありません。
一人で遊びに没頭する中に「集中力」「想像力」「思考力」を育むことができます。
ですからなるべくシンプルでいて自由な発想が出来るものがおススメです。
折り紙
シンプルですが奥が深いものです。
たった一枚の紙から様々な形を表現できる折り紙は、誰もが一度はやったことがある手軽な遊びです。どういう風に折ればこうなるのかな?と考える力が身につきます。
ただ一人で遊ぶには、少し難しいので、幼いうちは親子で楽しむことをおススメます。
ブロック
こちらも定番! 手や指先をたくさん使うことで大脳を活性化させるといいます。
立体のものを作り上げる中で、空間を認識する能力も養われます。
パズル
好きな子は、熱中しすぎて時間を忘れるほど。
観察力はもちろんのこと、完成させるという達成感が、自信につながりますので自己肯定感も育まれます。
まとめ
子育て中は、とにかく迷います。
それは、子どもの将来を心配するからこそ。
でも、心配は不安を生み、そして、時にイライラに変わってしまいます。
「失敗を重ね、自ら考えることで、きっと出来るようになる。」そう信じていれば、子どもはのびのびと考え、工夫し成長していきます。
時にそれは、親の想像をはるかに超えることもあるでしょう。
「信じてもらえる」からこそ、子どもは臆することなく自ら考え、成長することができます。
一人で遊ぶ楽子どもの姿、成長をそっと見守るのも楽しいものですよ。
この記事を書いた
サポーターパパ
子供ってホントかわいい!と思いつつも、ついついイライラしてしまう日々。寝顔はこんなにも可愛いのにナゼ?と自問自答しております。
そんな子育てライフもいつの間にか8年が経過。最近、覚えたことは、「手を出したり口を出したりせずに見守る」ということ。
案外、自分のことは自分にでやるようになるんだ!?とようやく気づいた子離れのできないパパです。
今は『子供は失敗を通して自ら学び成長する』を信じ、子育てしております。
皆さまのお役に立てる情報を少しでも発信していけたらと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修