家事と子育ての両立|時間の使い方と効率的な家事のコツ
家事と子育ての両立は難しいのが当然です。
なぜなら、家事にも子育てにも終わりの時間がないからです。
仕事であれば、就業の開始時間と終了時間がありますよね。
しかし、家事や子育ては朝起きてから夜寝るまでずっと続きます。
だからこそ、家事と子育ての両立を難しいと感じることはあたりまえのことなのです。
ただ、家事と育児に頑張りすぎて、疲れて、イライラして、笑顔が少なくなってしまうのは、とてももったいないことですよね。
ママの笑顔は、家族にとって「太陽」みたいなものです。
太陽が輝いていると、家族は安心して元気に過ごせます。
本記事では、家事と子育ての両立が少しでも楽になり、ママの笑顔が増えるような、家事と子育てに取り組む方法をご紹介します。ぜひ、ご参考にしてみてください。
目次
家事と子育ての両立の難しさと課題
家事と子育ての両立の課題は、以下のようなことがあります。
スケジュール通りにならない
段取りを考えて家事を進めようとしても、子どもがぐずったり、体調をくずしたり、一緒に遊んでと言われたりと、子育て中は自分の決めたスケジュール通りに進められません。
自分の時間がとれない
終わらない家事と子育てに追われているうちに、一日があっという間に終わり、自分の時間がとりにくいです。
家事も子育てもやってあたりまえになっている
仕事のようにお給料がもらえるわけでもなく、誰かにほめてもらえるわけでもない、その大変な作業を毎日繰り返していることに疲れ切ってしまうこともあります。
家事も子育ても達成感がない
家事も子育ても、ここまでやればいいと決められていません。だからこそ、「やりきった」との達成感が感じにくいです。
ストレスのループにはまりやすい
食事作り、洗い物、洗濯、掃除と次から次にやらなければいけない家事。そして、掃除をしてもすぐに子どもが散らかす。一生懸命やればやるほど、体も心も疲れてストレスがたまります。そして、時にストレスが爆発し、そんな自分もいやになるというようなストレスのループにはまりやすいです。
家事と子育てだけではありません。ほかの家族のお世話や仕事、学校の役員など、限られた時間でこなせるはずがないことを、一生懸命やりきろうとしているのが現状だと思います。
効率的な時間管理と家事のコツ
家事と子育てを完璧に両立できるはずがありません。
その中で、少しでも楽になるような効率的な時間管理と家事のコツをご紹介します。
効率的な時間管理のために
- 「絶対やらなければいけないこと」ができれば100点
あたりまえのようにしている毎日の食事づくり、洗い物、洗濯、掃除。
すべて、家族が健康に生きていくために必要不可欠な尊い仕事です。
だれにほめられなくても、自分は家事という尊い仕事をしていることを自覚しましょう。
そして、「絶対やらなければいけない」家事ができれば、自分に100点の花マルをあげましょう。
- 余裕のあるスケジュールを立てる
予定を入れる時は、時間に余裕をもって入れましょう。
特に、子どもと動く予定は思い通りにならないことが多いですよね。
急いだり、焦ったりするとストレスのもとにもなります。
「余裕をとりすぎかな?」と思うくらいでちょうどいいです。
- 1週間ごとのざっくり「やることリスト」を書き出す
上記の二つを意識して、1週間のざっくりとした「やることリスト」をつくってみましょう。
ここで大事なことは、子どもの用事(たとえば習い事の送迎など)がある時は、家事を引き算することです。
具体的には、掃除機がけを減らしたり、夕食にお惣菜を買ってきたりするなど、子どもの用事で時間を使う時は、家事を引き算することを忘れないでください。
- 朝型シフトへチェンジ
子どもを寝かせてから、やっと訪れる自由時間にリラックスすることも大切ですが、特に平日は睡眠不足にならないようにしましょう。
そこで、おすすめするのが朝型シフトへのチェンジです。
一日で一番時間がない朝、30分でも1時間でも今よりも早く起きてみてください。
随分と時間に余裕を感じられるはずです。
早起きして「やることリスト」にある家事を1つでも2つでも終えておくと、その日がだいぶ楽になります。
効率的な家事のコツのご紹介
- 料理
忙しい朝におすすめなのが、ワンプレートメニュー。ワンプレートなら洗い物も少なく済みます。
1週間のローテーションを決めておくと、計画的に買い物もできますね。
また、時短できる便利な調理家電の導入を検討してみてもいいかもしれません。
食洗機は一度導入したら、無いときには戻れないと感じるほどの時短効果を感じている人が多い家電の一つです。
購入時にコストはかかりますが、それだけ時短の価値がある家電もたくさん出ています。
ぜひチェックしてみてください。
- 洗濯
時短の効果があるのがハンガー収納です。
洗濯ものを干したハンガーのまま収納する方法です。
乾いた洗濯物を「たたむ→しまう」という工程が省けるので、確実に時短になります。
たたんで引き出しに入れてもしわになることも多いですし、子どもが服を出す時にぐちゃぐちゃになることもありますよね。ハンガー収納ならば、子どもの取り出しやすいことも良い点です。
- 掃除
掃除は「モノ」を減らすことが一番ですが、子育て中は限界がありますよね。
まずは「モノ」の定位置を決めて、家族みんなで「使ったらしまう」ことを心がけましょう。
掃除はきりがない家事の一つです。
すみずみまで掃除をしようと思うとまとまった時間が必要ですがなかなか取れません。
なので、日常の家事の流れの中でできる「プチそうじ」を習慣にしてみてください。
ポイントは、以下のようにサッと掃除ができるグッズを使いやすい位置に置いておくことです。
- 洗面所は使ったらスポンジで汚れをサッと落とす
- トイレは決まった時間に、お掃除シートでサッと拭く
- キッチンや冷蔵庫・レンジをお掃除シートでサッと拭く
- テレビや家具などはほこり取りワイパーでサッと拭く
パートナーや家族と協力するためのコミュニケーションの重要性
たくさんの家事を一人でこなすには限界があります。
パートナーや家族と協力していくことがとても大切です。
協力する時に重要なのが「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることです。
また、家事のクオリティーを求めすぎないことです。
よく聞く声としては、少しの家事を手伝って「こんなにやったぞ感」を出さやれると、反対にストレスがたまるとか。洗濯もののたたみ方や洗い物のやり方などが、いつものやり方と違うことで、ストレスになるなどがあります。
普段から多くの事をやりくりしている気持ちはわかりますが、パートナーや家族も、せっかく手伝ったのに怒られたのでは、やる気も失せてしまいますよね。
お互いに気持ちよく、家事を協力するためにも、
- 「ありがとう」と伝えること
- 家事のクオリティーを高く求めすぎないこと
を心がけましょう。
そして、「家事の分担」の基本スタイルを決めておきましょう。
- パートナーができること
- 子どもができること
それぞれを、日常の生活に組み込むことが重要です。
家事は、たまにお手伝いするものではなく、毎日家族が協力して行うものにしていってください。
まとめ
ここまで、家事と子育ての両立について以下のことをご紹介してきました。
- 家事と子育ての両立は課題が多く、難しく感じることが当然
- 効率的な時間管理は、考え方を変え余裕をもったスケジュールを立てることから
- 料理、洗濯、掃除のコツを実践して、時短家事をめざそう
- パートナーや家族に「ありがとう」を伝え、協力して「家事」をしよう
家事と育児という尊い仕事をしている自分をほめながら、参考にしてみてください。
時間と心の余裕をつくり、大切な家族のためにも笑顔でいられる時間を増やしていきたいですね。
この記事を書いた
サポーターママ
4歳差の仲良し姉妹・2女のママです。「子どもに良さそうな事はとにかくやってみよう!」がモットー。
ベビーマッサージ・ベビースイミングに始まり、リトミック、ピアノ、そろばん、通信教育、ダンス、トランポリンなどいろいろな経験をしてきました。
ふりかえると反省もありますが、「失敗は成功のもと」とポジティブに切り替えるようにしています。
子育ては大変なことも多いですが、その分、子どもから大きな幸せをもらいます。
子育てに奮闘されている方へ、少しでも参考になる記事を書けたら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修