子どもの好き嫌いをなくすには?先輩ママの克服方法、食事の工夫やコツを紹介
多くの親の悩みの種になりやすい、子どもの好き嫌い。
栄養が偏ってしまう…と悩んでしまう方もいると思います。
なるべく好き嫌いせず、色とりどりな食事を楽しんで食べてほしいですよね。
私の子どもは男の子二人兄弟なのですが、上の子どもは何でも好んで沢山食べるタイプでした。
逆に下の子どもは白米・うどん・パンといった炭水化物が特に大好きで、他の食材はなるべく避ける子どもでした。
幼稚園で食べるお弁当を作る時、基本的におにぎりしか入れられなかったので、可愛い柄のおにぎりホイルを巻いて殺風景さをごまかして過ごした思い出があります。
この記事では、炭水化物大好きな次男が、色々な食材が入ったお子様ランチを食べられるようになるまで行った克服方法をご紹介していきたいと思います。
目次
子どもの好き嫌いをなくすには?先輩ママの克服方法
一例ではありますが、我が家の次男の好き嫌いは以下の通りでした。
- 野菜→イモ類、にんじん、カボチャ以外は嫌い
- 肉→ひき肉のミートソース味以外は嫌い
- 魚→ツナ缶、鮭フレーク以外は嫌い
- 果物→全部嫌い
- 炭水化物→全部大好き
こうして書き出してみると、ほとんどの食材を好きではないことが分かります。
ここから少しずつ、原因を探ったり味付けを工夫したりして「これなら食べられる!」を増やしていきました。
目標は、小学校に上がる前にお子様ランチを残さずに食べられるようになることでした。
なぜ嫌いなのか原因を探ってみた
本人に聞いてみたり、色々な料理を出してみて口に運んだものを見てみたりして、なぜ子どもがその食材を嫌がるのか原因を探りました。
すると、「緑色の食べ物は一旦警戒する」「歯に食べ物が挟まりやすくて嫌」「ご飯を食べると、おかずの前にお腹がいっぱいになる」ことが分かりました。
夜ご飯のタイミングを変えてみた
朝ご飯とお昼ご飯は一旦諦めて、夜ご飯で好き嫌いを克服することにしました。
次男は幼稚園に通っていて、おやつ前に帰宅していたので、まずは家で食べるおやつの量を調節しました。
また、それまでは夜ご飯を早い時間に済ませていたのを、少し時間を遅くしてみて「お腹がちゃんと空いている」タイミングにしました。
ご飯をよそう量と出す順番も調節して、なるべく意識がおかずに向かうようにと工夫しました。
調理方法を工夫した
色々な料理を子どもの前に出してみて「これなら食べられる!」を増やしていきました。
例えばお肉だと、歯に挟まらないものかを考えてから、かみちぎらない形状とサイズ感にしてみると、少し食べられました。
お魚は目の前で細かくほぐしてあげると少し食べることが分かってきました。
(見てないところでほぐしたものはだめでした)
大発見だったのが野菜で、ある日ダメ元でポトフを出してみたらキャベツや玉ねぎも食べることができました。
それ以来、コンソメ味やカレー味、トマト味で色が分からないくらいくたくたに煮込めば食べられる野菜が多いことに気が付き、野菜への抵抗感を減らすきっかけになりました。
無理強いしないようにした
料理を出してもすべて拒否される時もあり、散々説得したけれど結局ふりかけご飯しか食べなかった…なんて日もありましたが、だからといって無理やり食べさせることはしませんでした。
食事の時間に嫌な雰囲気になることは避けたかったからです。
それでも、毎回何かしらの形で食べられない食材も出し続けました。
もしも食材を口に運べたらラッキー、野菜のおつゆだけでも飲めればラッキー、今回目にすることができてラッキー、ぐらいの感覚で気楽に気長に食べられるようになるのを待ちました。
イベントの時に一気に食べられるようになった
年中の終わり頃、幼稚園のイベントでみんなと同じ子供向けのお弁当が出される時がありました。
それまでは食べられなかったハンバーグやチキンライス、ブロッコリーやオレンジなどが入っています。
結果、その日はすべての食材を食べてみることができ、ブロッコリーに関してはこのお弁当の日以降進んで食べるようになりました。
他の子が食べている様子を見て触発され、実際に食べてみたら先生に褒めてもらえた経験が良かったようです。
食事の工夫やコツを紹介
我が家で実践したものも含め、好き嫌いをなくすための工夫やコツをご紹介します。
野菜の絵本を読む
子どもの好き嫌いの中で、特に野菜が苦手な子どもは多いものです。
野菜などを食べた時に感じる苦みや酸味は、元々動物的に有毒で危険な味と認識するため、敬遠されやすいそうです。
野菜をテーマにした絵本を読むと、野菜を食べようという気持ちが芽生えてくると思います。
おすすめの絵本を以下にご紹介します。
やさいいろいろかくれんぼ
カラフルな野菜が沢山登場する、型抜き絵本です。
小さな子どもでも楽しんで読める絵本だと思います。
やさいさん
テンポよく読み聞かせることができる、可愛らしいしかけ絵本です。
作者の「tupera tupera」さんは他にも面白い絵本をたくさんだしているので、ぜひチェックしてみてください。
おやさいめしあがれ
野菜と、野菜を使った料理をリアルに描いている絵本です。
とても美味しそうに描かれているので、読んでいると絵本と同じ野菜を食べたくなります。
この本の「おいしいえほんシリーズ」に、ごはん、パン、おべんとうなど色々な種類の絵本があるのでどれもおすすめです。
グリーンマントのピーマンマン
子どもの嫌いな野菜の代表格、ピーマンが正義の味方のヒーローとして登場します。
保育園などのオペレッタや劇、エプロンシアターなどによく使用されるので、知っている方も多いかもしれません。
リズム感をもって読むことができるので楽しく読み進めることができます。
嫌いな食材も食卓に出し続ける
子どもが食べなかったとしても、色々な調理法や形状で食卓に根気強く出しつづけます。
食べることを拒否されるのは辛い時もありますが、食材の見た目や味、食感に慣れていけるようにします。
食べても食べなくても落ち込んだりせずに、食材として知ることができただけでもOKとする気持ちが大切です。
一緒に買い物や料理をしてみる
一緒に買い物に行ってみると、調理される前の食材をたくさん見ることができます。
もしかしたら、スーパーで目にすると美味しそうに見えることがあるかもしれません。
私の子どもは最初カボチャが食べられなかったのですが、スーパーで初めて調理される前のカボチャを見た時にその硬さや形と重さに驚いて面白がっていました。
その後、自分で買って運びたい!というままに購入して調理してみたら食べられるようになったことがあります。
食材に興味を持つきっかけとして、お買い物や料理はおすすめです。
野菜を育ててみる
私の子どもがプチトマトを食べられるようになった方法です。
水やりをしながら、トマトの実が大きくなり、色づいていく様子を楽しんで収穫しました。
最近では簡単に栽培できるキットなども販売されているので、一度挑戦してみるのもおすすめです。
私が使用したキットはこちらになります。
まとめ
子どもの好き嫌いが多いと、献立を考えるのも難しいですし栄養面でも不安が多いですよね。
成長してくると、学校の給食が食べられるか不安に思う気持ちも出てきます。
早く色々食べられるようになってほしい気持ちも分かりますが、焦らずゆっくりと子どもが食べられるようになるのを信じて待つことが大切だと思います。
毎日の楽しい食事の時間を共有しながら、少しずつ色々な食材を克服していきましょう。
この記事を書いた
サポーターママ
マイペース長男と甘えん坊次男を子育て中の、元保育士ママです。
育児とパートの合間に愛犬に癒されながら文章を書いています。主人は帰宅が遅いため、平日はワンオペで育児中です。
「映画と漫画に没頭する」「(ちょっと多めに)手を抜く」ことで、子どもと毎日を気楽に過ごすようにしています。
子育てをしていると、楽しい時間も疲れてしまう時間もあると思います。私の家族も、色々なことを経験してきています。
少しでも子育て中の皆さんのお役に立てるよう、これまでの体験談と現在進行形で得ている情報を発信できたらと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修