【トイトレ】うんちだけできない、乗り越え方。トイトレの工夫や対策
子どもが成長してきてから始まる、親子で取り組むトイレトレーニングの期間。
根気強く取り組む長期戦のなかでも、特に難しいのが「うんちをトイレでできるようにする壁」です。
私の子どもたちも、トイレでなかなかうんちができずに困りました。
普段はパンツを履いていてもうんちの時にはオムツに履き替えてみたり、パンツにうんちをしてしまって後処理にバタバタしてみたり…となかなか大変でした。
この記事では、少しでも同じようなお悩みをもつお父さんお母さんの参考になるよう、トイトレの工夫や対策をご紹介します。
目次
うんちだけできない、トイトレの乗り越え方。
うんちはおしっことは違い、「うまくいきまないと出ない」ので少しトイトレのハードルが高くなります。
これから、うんちがトイレでなかなかできない原因と、その対策をご紹介します。
姿勢が安定せず、いきみにくい
私の子ども達が、トイレでうんちがしにくい一番の原因がこれでした。
自宅のトイレに座って両足がぶらぶらしている状態よりも、オムツを履いて両足を踏ん張って両手でどこかにつかまって踏ん張る方が出しやすいようでした。
実際、トイトレの途中の段階でも幼稚園や保育園、出先の子ども用トイレで両足が床についていれば、普段はできないトイレでのうんちの成功率が高い場合があります。
手すりのある補助便座を置く、両足をつくことができる踏み台を用意する対策をすると、踏ん張りやすくなり、トイレでうんちが出しやすくなります。
うんちが落ちて、水が跳ねるのがこわい
トイレでうんちを成功させた時に、水が跳ねておしりに当たってびっくりした経験がある子どもは、その経験を怖がることがあります。
まずは怖い気持ちを受け止めた上で、水が跳ねてしまっても当たってしまっても問題のないことを伝えます。
それでもやっぱり気持ちが悪い子は、水の跳ねない位置に座り直してみる、すぐにお尻を拭けるようにウェットティッシュなどを用意しておくといいと思います。
便秘ぎみで、うんちを出すのが辛い
便秘ぎみで便が硬い場合など、うんちを出すこと自体が痛くて辛いものに感じてしまいます。
便秘の時にはいつもよりも水分を多く摂ってみる、野菜や果物などの食物繊維が多い食材を取り入れてみる、思いきり身体を動かしてみるなど、便秘対策をしてあげることが大切です。
対策をしても便秘が治らない場合は、辛くなってしまう前に小児科の先生に相談してみることもおすすめします。
トイレで踏ん張る時間が嫌
おしっことは違い、長い時間トイレに座っていなければならない時間は、子どもにとっては辛いもの。
なかなかうんちが出なくて長時間踏ん張っているようなら、潔くあきらめてオムツを履かせてしまうのもいいと思います。
身体が発達し、上手くいきめるようになってすんなり便が出せるようになるのを気長に待ちましょう。
便意がよく分からない
段々とうんちが出そうな感覚は分かるようになってくるものですが、あくまで個人差があります。
踏ん張りだしてから、「うんちが出る」とやっと認識することもよくあります。
幸い、うんちはおしっこよりも回数が少ないですし、表情から便意を読み取りやすいです。
タイミングが大体決まっている人もいると思います。
子どもを見ていて、「そろそろかな」と思ったらトイレに連れていく、を繰り返しているうちに、「この感覚がうんちなんだ」と分かるようになっていきます。
オムツを卒業したい気持ちになっていない
おしっこのトイトレもそうですが、親がいくら頑張っても本人がトイレでしようという気持ちにならなければ、なかなかオムツを卒業できません。
子どもが大きくなって、「よし、トイレでしよう」と思い立つと、びっくりするほどすんなりトイトレが完了する場合があります。
行事などでオムツを履き替える時間がない、お泊りの予定がある、などの理由があるとオムツを卒業したい気持ちが起こりやすいです。
焦らず、本人の気持ちがトイトレに向くまで待ってみるのもおすすめです。
トイトレの工夫や対策
トイレトレーニングの時、私が実際に子ども達と取り組んだ工夫や対策、おすすめグッズをご紹介します。
トイレ限定の楽しいご褒美シールを用意する
普段のシール遊びとは少し違う、トイレに座った時だけ貼れる特別なシールを用意します。
「おしっこに成功した時」だけではなく、「声掛けでトイレに座れた時」にも貼れるようにハードルを少し低くすることで、シールを貼ることができる楽しさをより多く感じることができます。
トイレをテーマにした絵本を用意する
トイレは怖くない場所だよ、こんなことをする場所だよ、と絵本を通すことでより子どもに伝わりやすくなります。
トイレをテーマにしたおすすめの絵本はこちらになります。
色々なデザインのパンツを用意する
布製のパンツは、いわゆる「おねえさんパンツ」「おにいさんパンツ」と言われます。
オムツに比べてはるかにデザインの種類が豊富で、子どもの好きなキャラクターや色なども選べると思います。
洗い替えにも必要になるのでぜひ枚数を多めに用意しておいて、子どもにその時の気分で選んでみてもらってください。
トイレに行くタイミングを決めておく
食事やお風呂の前後、お出かけの前など、トイレに行くタイミングをあらかじめ決めてしまいます。
おしっこがでそうな感覚がなくても、試しに座ってみたら出たということもあると思います。
トイレに座る機会を増やすことで、成功体験が自然と増えますしイヤイヤも回避できることもあるのでおすすめです。
沢山の人に褒めてもらう
子どもがトイレに成功したことがあるなら、親以外の人に褒めてもらうと子どももより嬉しさを感じることができます。
成功体験に対して、おじいちゃんおばあちゃんや、幼稚園・保育園の先生などに沢山褒めてもらいましょう。
トレーニングパンツ・トレーニングパッドを使う
布製のトレーニングパンツは、見た目が普通の布のパンツのようですが、数回分のおしっこを吸収してくれます。
布パンツへの憧れが強く、お気に入りの柄のものがある子どもにはおすすめです。
一方でうんちをした時は布パンツと同じく後処理が大変なことと、洗濯した後に乾きにくいのはデメリットとなります。
紙製のトレーニングパンツは、見た目はオムツですがおしっこの感覚が少し本人に感じられるようになっています。
日中のトイトレを進めたいけど、頻繁にトイレに連れていく時間がない場合などにおすすめです。
トレーニングパッドは、普通の布おむつに張り付けるだけでおしっこを吸収してくれます。
トイトレが進んできて、オムツを履くまでではないものの外出時などには心配があるような場合にはおすすめです。
気長に待つ
「同い年のあの子はもうオムツが取れてるのに…」「もう〇歳になったのにトイレにいけない」と焦ってしまうと、トイトレの失敗で親が落ち込んだり怒ってしまったりしてしまいます。
子どもがトイレに関してネガティブな印象を持ってしまわないよう、焦らず子どもがオムツを外したくなるタイミングを気長に待ってあげることが大切です。
まとめ
私が2人の子育ての中でしたトイトレの工夫や、うんちがトイレでできなかった原因と対策をご紹介しました。
トイトレは子どもによっては長期戦になりますし、親の気持ちが折れそうになることもあると思います。
子どもに合った便利なグッズも駆使しつつ、まずは焦らずに気楽にゆっくりと構えることが大事です。
お出かけ時の荷物が劇的に減り、オムツを買う労力やごみの量まで減るなど、トイトレが完了すると子育てが一気に楽になります。
トイトレの完了に向けて、ぜひ子どもと親と協力して頑張ってください。
この記事を書いた
サポーターママ
マイペース長男と甘えん坊次男を子育て中の、元保育士ママです。
育児とパートの合間に愛犬に癒されながら文章を書いています。主人は帰宅が遅いため、平日はワンオペで育児中です。
「映画と漫画に没頭する」「(ちょっと多めに)手を抜く」ことで、子どもと毎日を気楽に過ごすようにしています。
子育てをしていると、楽しい時間も疲れてしまう時間もあると思います。私の家族も、色々なことを経験してきています。
少しでも子育て中の皆さんのお役に立てるよう、これまでの体験談と現在進行形で得ている情報を発信できたらと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修