3歳・4歳・5歳・6歳の子向け!年齢別に春に読みたいおすすめ絵本をご紹介
暖かくなってきて、新しい一年の始まりに気持ちも踊る春の季節。
草花が元気になっていき、動物や虫たちも動き出していくので、子どもと春のお散歩にでかける時間も楽しくなってくる季節ではないでしょうか。
ここでは3歳・4歳・5歳・6歳の子どもに、暖かな春の季節をさらに楽しんでもらえるような春の絵本をご紹介していきたいと思います。
春といえば、ひなまつりやお花見といった楽しい行事もあります。
入園式や入学式などの節目の季節でもありますね。
より行事を楽しむことができるよう、またこれから新生活に踏み出すお子様の背中を少しでも押すことができるよう、行事や新生活のイメージがしやすくなるような絵本もこの記事の中でご紹介していきます。
目次
3歳におすすめの絵本
はなをくんくん
書店で見かけると、ページがモノクロなので春の絵本の印象がないかもしれません。
でもお話を実際に読んでみると、動物たちが春を待っている気持ちや春の暖かさと優しさに包まれます。
白黒の冬の世界から、春のカラーの世界に変わっていく様子が楽しめます。
のいちごつみ
昔から親しまれている「ばばばあちゃんの絵本」シリーズのひとつです。
動物が沢山出てくるページが子ども達に人気です。
数が分かるようになってくる3歳児さんだと、途中で出てくるかぞえうたもとても楽しめると思います。
わたしのワンピース
1969年の刊行当初から支持されているロングセラー絵本です。
題名や絵柄から、おしゃれに目覚めてきた女の子向けかな?と思われがちですが、明るい繰り返しの言葉や心地よいリズムで男の子でもとても楽しく読むことができます。
のはらのひなまつり
ひな祭りの由来についての紹介も分かりやすい絵本です。 動物たちの作ったたんぽぽひながとてもかわいいので、ぜひ見てみてください。
おべんとう
おべんとうの中の色とりどりの食材たちが、とても美味しそうにリアルに描かれているかわいらしい絵本です。
私の子供たちは、絵本に出てくるおかずを使って実際にお弁当を作ると嬉しそうに食べてくれていました。
同じシリーズの「カレーライス」「サンドイッチ」も可愛くて美味しそうでおすすめです。
4歳におすすめの絵本
もりのひなまつり
少し文章が多いですが、優しい語り口と綺麗な絵で読み聞かせにはぴったりだと思います。
この本を読んでからひな壇のお雛様を見ると、「絵本で見たやつだ!」と、子どもたちは可愛い反応をしてくれます。
お雛様がただの飾りではなく、もっと身近な温かい存在として感じられるようになります。
ようちえんのいちにち
まさにこれが幼稚園の一日だと感じる絵本です。
幼稚園に入園前のお子様だと、入園前に幼稚園の様子をイメージすることができるのでおすすめです。
文は少し長いので、親御さんが読み聞かせをしてあげるか、細かく沢山描いてある絵を一緒に見ているだけでも楽しめると思います。
14ひきのぴくにっく
国内500万部、海外150万部を突破しているロングセラー絵本シリーズの一つです。
個性豊かなねずみの兄弟10ぴきと、おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさんの家族を描いています。
自然の中の春の訪れの様子がとても美しく、大人でも子どもでも楽しんで読むことができます。
シリーズは全巻で12冊あります。
そのすべてがおすすめなので、ぜひ手に取ってみてください。
ふうとはなとたんぽぽ
ウサギの兄弟の「ふうとはな」シリーズのひとつです。
上でご紹介した14ひきシリーズと同じいわむら かずおさんという方が書いています。
外で遊ぶ2羽のウサギの視点で優しい春を感じられる一冊です。
この本は自然が命をつないでいくストーリーがあります。
ただ絵が可愛いだけでなく、読むことで子どもに自然と命に関する大切なことを優しく教えてくれると思います。
999ひきのきょうだい
「999ひきシリーズ」のひとつです。
たくさんの兄弟のかえるの家族の様子がとても微笑ましいです。
近くに田んぼなどがあるお子様は、この本を読んだ後には水の近くから動かなくなってしまうかもしれません。
はらはらどきどきする展開もあるので、最後まで楽しく読むことができると思います。
じっちょりんのあるくみち
団地のすみに住んでいる「じっちょりん」の家族のお話です。
この本を読んだ後は、お散歩をしながら道端にある名前を知らない草や花につい目が行きます。
ただの道を歩くことも楽しく感じさせてくれる、素敵な絵本です。
5歳におすすめの絵本
ルラルさんのにわ
「ルラルさんのえほん」シリーズのひとつです。
ルラルさんの芝生の庭に、様々な動物が現れます。
明るい絵柄と綺麗な緑の芝生のイラストが目を引きます。
この一冊がシリーズの一作目なのですが、この本を読んでからシリーズを読み進めていくとルラルさんが変化していく様子がよく分かり、より深く楽しめると思います。
そらいろのたね
「ぐりとぐら」でお馴染みの中川李枝子さんと大村百合子さんが書いている絵本です。
そらいろのたねを植えてお水をあげると、空色の家が生えてきます。
家が咲いて、更に子供たちの遊び場になっていく夢のあるお話にどんどん引き込まれていきます。
5歳ごろのお子様が読むときつね君の伝えようとしてくれる教訓なども感じ取れると思います。
ただ絵柄がとてもかわいいので3歳・4歳ごろからも十分楽しむことができます。
おやゆびひめ
5歳さんからは、童話の短編のような起承転結のはっきりとしたものも読めるようになると思います。
おやゆびひめは小さなかわいらしい女の子と、次々に出てくる動物たちとのストーリーで童話の中でもより読みやすいのではないでしょうか。
アンデルセン童話は色々な絵柄で書かれたものが書店で見られるので、お子様の好みに合ったものがみつかると親しみを覚えやすいと思います。
さくらもちのさくらこさん
食べ物たちが個性豊かに動き回る「たべもの絵本シリーズ」のひとつです。
このシリーズは「うどんのうーさん」「ちくわのちーさん」など個性豊かで、子供たちの印象にもすごく残る絵本です。
とにかく絵本をケラケラ笑いながら楽しんで読みたいときにおすすめです。
じいじのさくら山
元は月間「MOE」で大反響を巻き起こした掲載作です。
表紙がまず桜がいっぱいなので、とても心惹かれる絵本です。
おじいちゃんと孫のお話なのですが、じっくり読むと最後には感動で胸がいっぱいになります。
おじいちゃんの暖かい言葉、孫の素直な気持ち、桜の美しさに心が温かくなる一冊です。
6歳におすすめの絵本
だいじょうぶだいじょうぶ
おじいちゃんと孫の小さな日常が描かれている絵本です。
絵本の中で、おじいちゃんが「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と孫に何回も優しく語り掛けます。
6歳さんの春には出会いと別れが訪れます。
人間関係や環境の変化は子どもにとっても心が疲れるものだと思います。
そんな節目の時期に読んであげたい、心の支えになる温かな一冊です。
ランドセルがやってきた
小学校入学前に、入学がより楽しみになる一冊です。
ランドセルが届くウキウキ感が絵本からひしひしと伝わってきます。
読み手としても、こんなことがあったなあと懐かしく感じるようなランドセルあるあるが沢山出てきます。
一ねんせいになったら
まど・みちおさんの「一ねんせいになったら、一ねんせいになったら、友だちひゃくにんできるかな…」の童謡は、皆さん一度は聞いたことがあると思います。
この絵本は、その童謡を絵本化したものです。
改めて絵本の中でじっくりまど・みちおさんの明るく前向きになれる素晴らしい詩と向き合うことができます。
絵本の中のたくさんの子供たちの笑顔もとても印象的です。
おやくそくえほん・あんしんえほん
親子で読みたいしつけの絵本としてベストセラーになっている「よのなかルールブック」シリーズです。
世の中に出ていくために必要なことを、分かりやすく伝えてくれる絵本です。
大人があれこれ言うだけよりも、この絵本も見せたほうが子供の心にすっと入っていきます。
私はこの絵本の中で特に子どもに意識してほしい部分を、常に目に見えるように開いて置いています。
小学校入学前には一度お子様と一緒に読んでおくことをおすすめします。
まとめ
春をテーマにした絵本を年齢別にご紹介させていただきました。
一つでも気になる絵本が見つかればうれしいです。
春の暖かさや明るさを感じられる絵本を、ぜひ子どもと一緒に楽しんで読んでみてください。
この記事を書いた
サポーターママ
マイペース長男と甘えん坊次男を子育て中の、元保育士ママです。
育児とパートの合間に愛犬に癒されながら文章を書いています。主人は帰宅が遅いため、平日はワンオペで育児中です。
「映画と漫画に没頭する」「(ちょっと多めに)手を抜く」ことで、子どもと毎日を気楽に過ごすようにしています。
子育てをしていると、楽しい時間も疲れてしまう時間もあると思います。私の家族も、色々なことを経験してきています。
少しでも子育て中の皆さんのお役に立てるよう、これまでの体験談と現在進行形で得ている情報を発信できたらと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修