小学3年生におすすめ! キットを使った夏休み自由研究テーマをご紹介! テーマの決め方・注意点も解説
夏休みの宿題の最難関と言っても過言ではないのが、自由研究かもしれませんね。
毎年ドリルやプリント系の宿題はすぐ終えられるのに、自由研究はテーマ探しの段階から苦戦するというお子さんも多いのではないでしょうか。
特に、小学3年生になると授業で理科・社会が始まることから、自由研究のハードルが上がるという学校も珍しくありません。
今回は、小学3年生におすすめの夏休み自由研究テーマ・ネタについてご紹介します。
目次
自由研究のテーマの決め方とポイント
筆者には2023年時点で小学2年生の子どもがいます。
我が子の小学校では、毎年夏休み明けに「作品展」と称して、保護者が子ども達の自由研究作品を見に行ける日があります。
低学年は貯金箱や夏休みの思い出を描いた絵などの工作系の作品が多くある一方、3年生以上は実験や観察など、もっと踏み込んで「研究」している作品が多かったように思います。
とはいえ、親が無理に「〇〇を研究しなさい」「このテーマにしなさい」と決めつけては自由研究の意味がありません。
では、自由研究のテーマはどのように決めれば良いのでしょうか。
子どもが興味あるかどうか
これは自由研究のテーマを決める際に、最も大切なことと言ってもよいでしょう。
学校によっては「理科の課題から1つ、社会科の課題から1つ」などある程度決められているところもあれば、完全自由なところもあります。
いずれにしても、親が決めるのではなく、子どもが自分で「こういうことに興味がある」「この中ならこれをやってみたい」と思えるテーマに決めましょう。
我が子の小学校はある程度自由にテーマを決められるため、K-POPアイドルの歴史について調べたものや、段ボールでイチから作ったガチャガチャなど、とてもバリエーション豊富でした。
子どもが興味あるテーマの方が楽しみながら取り組めるため、自然と研究・作品の精度も上がることでしょう。
子どもが1人でできるかどうか
ついつい手伝ってあげたくなりますが、自由研究は子ども1人でできるテーマを選びましょう。
「聞かれたら教えてあげる」「アドバイスする」程度であれば良いと思いますが、一緒になって作る、テーマからやり方まで親が決めるというのはおすすめできません。
材料が揃うかどうか
せっかく自由研究のテーマが見つかっても、材料が高すぎたり、なかなか揃わないような研究内容はおすすめできません。模造紙や100円ショップの物など、身近にあるお手頃な材料でできるテーマを探しましょう。
日程的に無理はないかどうか
小学生は友達との約束や家族での旅行、習いごとなど、何かと忙しい夏休みを過ごします。
せっかくの夏休みが自由研究に追われてしまってはもったいないですよね。
納得のいくテーマ、達成感がありながらも、遊びや他の予定もしっかり確保できるよう、無理のないスケジュールでできそうなものを選びましょう。
上手な自由研究のまとめ方と注意点
作って完成、描いて完成だった低学年の頃の自由研究と異なり、小学3年生になると「なぜこのテーマを選んだのか」まで問われることが多くなります。
また、学校によっては模造紙1枚分、原稿用紙4枚程度など、まとめる量について細かく決められている場合もあります。
自由研究の研究結果をまとめる際は、下記のことに注意してまとめましょう。
1.なぜこのテーマを選んだのか(導入部分)
まずは、どうしてそのテーマを選んだのかを冒頭で簡単に書きましょう。
「友達の間で話題になっていて気になったから」「上級生がやっているのを見て自分もやってみたくなったから」など、理由やきっかけは何でも構いません。
2.研究過程、結果
自由研究で一番大切な研究の過程と結果です。
一度でうまくいかなかった場合も正直に書き、「最終的にどうなったか」「どう変えたら成功したか」などを書いておくといいですね。
文章や絵以外に実際の写真もあると見応え・読み応えのある研究に仕上がります。
3.難しかったところ、工夫したところ
研究過程と結果がまとめられたら、難しかったところや工夫したところを振り返って書いておくと良いでしょう。
ここは自身の感想を書くところですので、うまくまとめようと思わず、正直に書くと良いですね。
4.まとめ
最後に、「この自由研究をやってみてどういったことが学べたか」「今後どのように生かしたいか」などを書くと、まとまりのある自由研究に仕上がります。
小学3年生におすすめの自由研究テーマ
自由研究のテーマを決める際の注意点は分かったものの「やりたいことがぱっと思いつかない」「いろいろありすぎて絞れない」ということもあるでしょう。
そこで、次に小学3年生におすすめの自由研究テーマについて具体的に紹介します。
「工作」「観察」「実験」「その他」とカテゴリーごとに紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
便利なキットも紹介していますが、学校によってはキットの使用を禁止しているところもあるため、その場合はアイデアの参考としてご覧ください。
工作部門
もの作りが好きな子におすすめしたい工作部門です。
低学年の頃は粘土作品や貯金箱など比較的簡単にできる作品が多かったものの、3年生にもなると「もう少し精度の高いもので低学年の子の作品と差をつけたい」という子も多いのではないでしょうか。
筆者が我が子の小学校で見てきたものの中ですと、3年生頃からDIYや裁縫に挑戦している子もいました。
トマトの空き容器やペットボトルのキャップなど身近な廃材を利用した作品は、SDGsを意識した取り組みにもなり、おすすめです。
工作のおすすめキット
- ミニチュアハウスキット
思わず「かわいい!」と声をあげてしまいそうなミニチュアの縁日屋台キットです。作った後も飾っておけるのがいいですね。細かい作業が好きな子におすすめです。
- 小さい木の詰め合わせ
決められたキットでなく、自由な発想でその時思いついたものを作りたいという創造力豊かな子におすすめの木の詰め合わせです。正方形や円柱などいろいろな形が入っているため、ペン立てやミニサイズのイスなど、さまざまなものが作れます。
観察部門
じっくりひとつのことに取り組むのが好きな子、植物や動物に興味がある子におすすめなのが観察です。1年生時にあさがおの観察をしたという子も多いのではないでしょうか。
好きな花や虫の成長を観察し、写真や絵を添えてまとめてみましょう。
低学年の時は色や大きさなど、パッと見て分かる変化を記録すれば良かったかもしれませんが、3年生にもなるともう少し細かい部分まで観察したいところです。
天気や気温、湿度なども記録しておけば精度の高い観察結果ができあがることでしょう。
観察のおすすめキット
- お手軽栽培セット
「花や野菜を育てたいけれど自宅のベランダが狭く、うまく育つか心配」という子におすすめしたい栽培セットです。
ボトルに水やりのタイミングが分かる印がついていたり、土の代わりにセラミックボールを使用しているため、自宅内で手軽に育てられます。トマト、いちご、レタスなどバリエーション豊富なのもおすすめポイントです。
- ありの巣観察セット
ありの巣を立体的に観察できるキットです。
ありを捕まえる際の「ありキャッチャー」もセットになっているため、興味はあるけれど素手で虫を触るのは抵抗があるという子もチャレンジできます。
巣の作り方だけでなく、ありの動きや習性も観察できるのが良いですね。
実験部門
「理科が大好き!」という子におすすめしたいのが実験の自由研究です。
身近なところですと、紫キャベツの煮汁に巣やレモン汁などを加えて色の変化を見る「酸性とアルカリ性の実験」や「乾電池とエナメル線、電球を用意し電気を通すものを調べる実験」などが取り組みやすくて良いですね。
実験の場合は途中経過や写真での記録が重要になってきますので、しっかり残しておきましょう。
- 豆電球や磁石等の実験セット
「なかなか材料が揃わない」「どんな実験をするかいまひとつ絞れない」という子におすすめの実験キットです。
小学校3年生の理科の授業で習う内容に沿っており、楽しく実験しながら理科の授業の予習・復習もできてしまうのが良いですね。
その他
上記で紹介した以外ですと、料理やまち探検マップ作りなどもおすすめです。
筆者の子の小学校では、自宅周辺を歩き、AEDの設置場所やこども110番の位置を地図と写真でまとめたマップを作っている子が何人かいました。
また、地域の方の協力も必要になってきますが、職業レポート等もおすすめです。
まとめ
小学校3年生におすすめの自由研究テーマと決める際の注意点について、いかがでしたか。
理科・社会の授業も始まり、できることが増えてくる3年生。
本記事で紹介したものに加え、普段行くスーパーや公園など、自由研究のネタは身近なところにも多く転がっています。
自由研究は子どもの「もっと知りたい!」「これが好き!」を深めるチャンスです。
日頃からいろいろなことにアンテナを貼り、好きなこと、興味のあることが増えていくと良いですね。
この記事を書いた
サポーターママ
すみっこぐらしが大好きなおてんば女の子のママです。
育児とパートのすきま時間に、久しぶりのライター業を楽しんでいます。
趣味はランニングですが、最近はなかなかできていない現状...からだを動かすことも好きですが、食べることも大好きです。
コストコ、KALDIなどの輸入食品には目がありません。
「家族が楽しく過ごせるのが1番」をモットーに、程よく手抜きしながら日々家事・育児を楽しんでいます。
これまでの私の経験が少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修