学童保育の選び方|子どもの性格や希望に合わせた選び方とポイント|学習プリント.com

学童保育の選び方|子どもの性格や希望に合わせた選び方とポイント

学童保育の選び方|子どもの性格や希望に合わせた選び方とポイント
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小学生の子どもを持ちながら仕事をするパパ・ママに欠かせない存在なのが「学童保育」です。
学童保育は、主に学校のある日の放課後や長期休み中、まだ自宅で1人留守番することが難しい子を対象に遊びや生活の場を与える保育事業の一環です。

学童保育には大きく分けて、主に小学校に併設されている「公的な学童保育」と、習いごと要素の強い「民間学童保育」の二種類があります。
最近は民間学童保育の数も増え、いったいどこの学童保育を選べば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、子どもの性格や希望に合わせた学童保育の選び方とポイントについてご紹介します。

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「公的学童保育」と「民間学童保育」の違いとは?

「公的学童保育」と「民間学童保育」の違いとは?

学童保育の選び方をご紹介する前に、「公的学童保育」と「民間学童保育」の違いを整理しておきましょう。

公的学童保育

まず「公的学童保育」ですが、こちらは多くの場合、小学校の敷地内に併設されています。
利用料金も無料、もしくは週に5日行っても月数千円程度とかなりリーズナブルで、大元の管轄の多くは市や区がなっています。
公的学童保育を選ぶメリットは、親側の立場としてはやはり「価格がリーズナブル」「通い慣れた小学校の敷地内にあることが多いため、安心」といったところでしょうか。
一方、子ども側のメリットは、「同じ小学校の子しかいないため、人見知りの子でも安心」「宿題タイムはあるものの、読書や外遊びなどの時間もあるため、比較的時間に追われずゆったり過ごせる」ことだと思います。

民間学童保育

次に「民間学童保育」ですが、こちらは法人が運営している場合が多いため、学校の敷地外のビルのワンフロア(地域によっては自社の建物まるごと学童施設といった場合も)にあります。
そのため、子どもたちは学校終了後、送迎バスで向かうことが多いようです。
民間学童保育を選ぶメリットとしては、「英語やダンスなど習いごと要素が強く、フルタイムで個々の習いごとの送迎が難しい場合も1カ所で完結すること」でしょうか。
子ども側のメリットとしては「同じ小学校以外の友達ができる」「英語やダンス、そろばんなどさまざまな体験ができる」ことでしょう。
デメリットとしては、「価格が高い」ことが1番に挙げられます。
また、民間学童は、通っている小学校と提携していない場合、送迎バスで迎えに来てもらえず、自力で学童へ行かなければなりません。
行きたい民間学童保育と通っている小学校が提携しているかも民間学童の1つとハードルとなっているようです。

子どもの性格や特性に合わせた学童保育の選び方

子どもの性格や特性に合わせた学童保育の選び方

公的学童保育と民間学童保育の違いが分かったところで、次に子どもの性格や特性に合わせた学童保育の選び方を見ていきましょう。
筆者自身も小学生の子どもがおり、学童保育を利用していますので、同じ保護者目線で感じたこと、思ったことについてご紹介できたらと思います。

性格に合わせた選び方

まずは性格に合わせた選び方です。

先述の通り、公的学童保育の場合は小学校の敷地内に併設されていることが多く、来ている子も同じ小学校の子ばかりです。
そのため、子どもが人見知りといった場合や、決まった友達と遊びたがるなどといった場合は、公的学童保育がおすすめです。
極度の人見知りのため、もっと世界を広げて欲しいと荒治療的にあえて民間学童保育を選ぶのもありかもしれませんが、子どものストレスになりかねません。
公的学童保育の申込方法や利用変更は比較的簡単です。
価格も無料かかなりリーズナブルなため、迷った際はまずは公的学童保育を利用してみるのがいいかもしれませんね。

一方、社交的・行動的な性格の子の場合は民間学童保育がおすすめです。
公的学童保育は、あくまで1人で留守番が難しい子のために「放課後過ごす場所を提供してくれる機関」であって、勉強を教えてくれるところではありません。
我が子が通う学童保育を見ていても、時間を決めて学習タイム(宿題や自前のドリルをする時間)は設けられているようですが、必須ではなく、本を読んで過ごしている子もいるようです。
もちろん、宿題をしていて質問すれば学童のスタッフが教えてくれるようですが、授業があったり、プラスアルファで課題が出たりといったことはないようです。
また、学習タイム以外の時間は、基本的には読書・室内遊び・外遊びなど個々が好きなことをして過ごします。
そのため、そういったのんびりさに物足りなさを感じるようなタイプの子は、カリキュラムがしっかり決められている民間学童保育の方が向いているかもしれませんね。

特性に合わせた選び方

次に子どもの特性に合わせた選び方です。

性格に合わせた選び方と似通っている部分もありますが、時間に追われるのが嫌いな子、人と競争するのが苦手といった子は、比較的ゆったり過ごせる公的学童保育をおすすめします。

一方、負けず嫌いでなんでも頑張って1位を取りたいといった野心家の子は民間学童保育の方が合っているかもしれませんね。

また、発達面でサポートが必要な子の場合、民間学童保育の場合は加配の先生がいるのか、いない場合はつけてもらうことが可能なのかを確認する必要があります。
公的学童保育の場合は、そういったサポートが必要な子に対して専任でスタッフがついているわけではないようですが、学校と連携が取りやすい分、学童のスタッフも理解してくれている方が多い印象です。

子ども自身も学校の方が安心という想いもあるかもしれませんので、このあたりの見極めは慎重に行なってくださいね。

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学童保育のプログラムやカリキュラムを確認するポイント

学童保育のプログラムやカリキュラムを確認するポイント

学童保育を決める際、料金や子どもが楽しめるかのほか、気になるのはプログラムやカリキュラムについてではないでしょうか。
習いごととの兼ね合いもあり、プログラムやカリキュラムは重要な決め手となるものです。
次に、学童保育のプログラムやカリキュラムを確認するポイントを見ていきましょう。

ホームページや資料等を確認する

まずは公式ホームページや資料を確認してみましょう。
公的学童保育の場合はきちんとしたホームページがなく、まだまだアナログで紙対応している場合も多々あります。
ホームページがない場合は、直接電話して紙ベースの資料がないか確認してみましょう。

事前説明会に参加する

保育園や幼稚園の入園と同様、事前に説明会を実施している学童保育も多くあります。
特に、民間の学童保育の場合は入学までの秋頃に説明会が開催されることが多く、その説明会の参加が利用申し込みの必須条件となる場合もありますので、気になる民間学童保育があれば、夏前からチェックしておくことをおすすめします。
公的学童保育の場合はもう少しゆったりとしたスケジュール感になっていて、たいていは年明けの1~2月頃に説明会や登録会などが行われます。
ただ、地域や小学校によっては、登録さえしておけば誰でも入れる場合もあれば、登録は先着順で人数に達した場合は利用できないといったところもありますので、こちらも事前によく確認しておきましょう。

実際に通っている人の話を聞く

プログラムやカリキュラムのほか、実際にどうなのかを知りたい場合は、通っている人に話を聞くのが1番です。
友達の友達など間接的でも構いませんので、日頃からリサーチしておきましょう。
口コミサイトなどを見てみてもいいですね。

学童保育の施設や職員の雰囲気を見極める方法

学童保育の施設や職員の雰囲気を見極める方法

価格やカリキュラムなどが分かっても、1番気になるのは施設や職員の雰囲気と、子どもが楽しめそうかどうかではないでしょうか。
こればかりは実際に自分の目で見てみないと分からないものです。順番に見ていきましょう。

事前説明会に参加する

まずは事前説明会に参加し、施設や職員の雰囲気を見てみましょう。
子ども達の写真や、季節の制作が飾ってあるとカリキュラムもしっかりしているのだなという印象を受けます。あとは物が詰まれていて危なそうな場所はないか、全体的に清潔感はあるかなどもチェックポイントです。

送迎バスやサービスを利用せず、迎えに行く

保護者のお迎えが基本であった保育園・幼稚園と異なり、学童は子どもが自分で帰宅するか送迎バスを利用して、最寄りのバス停まで送ってもらうか、または保育園等と同様保護者が学童施設まで迎えに行くかの3択になります。
施設や職員の雰囲気を知りたい場合は、多少面倒でパパ・ママが学童施設まで直接迎えに行くようにしましょう。
職員の子供への接し方や、職員同士の会話をしている様子などで、なんとなく普段の様子が分かりますよ。
お迎えのついでに日頃の子どもの様子も直接聞けるのがいいですね。

同じ学童利用のママ友に話を聞く

どうしても送迎が難しい場合は、同じ学童を利用しているママ友に話を聞いてみるのもひとつの手です。
子どもによって学校での話をよくしてくれる子もいれば、こちらから聞いても最低限の答えしか返って来ない子もいます。
同じ頻度で学童に行っていても、家でよく話をするお友達を通じてママ友の方が詳しいという可能性もありますので、聞ける時に軽い感じで聞いてみるのもいいでしょう。

まとめ

子どもの性格や特性に合わせた学童保育の選び方、いかがでしたか。
パパ・ママの意向や、習いごとや送迎の問題など、学童を選ぶ際のポイントはいくつもあります。
今回ご紹介したのは、あくまで同じ小学生の子供を持つ保護者の1人としての意見です。
まずは子どもの性格や特性を理解し、子どもが楽しく穏やかな気持ちで過ごせる学童保育を見つけてくださいね。

この記事を書いた
サポーターママ

ゆうりママのプロフィール写真 ゆうりママ 1女のママ

すみっこぐらしが大好きなおてんば女の子のママです。
育児とパートのすきま時間に、久しぶりのライター業を楽しんでいます。
趣味はランニングですが、最近はなかなかできていない現状...からだを動かすことも好きですが、食べることも大好きです。
コストコ、KALDIなどの輸入食品には目がありません。
「家族が楽しく過ごせるのが1番」をモットーに、程よく手抜きしながら日々家事・育児を楽しんでいます。
これまでの私の経験が少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです。

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