子供のおむつ替えが嫌な理由と、スムーズに行うための方法とポイント
新生児期や生後数ヶ月はおむつ替えをスムーズにさせてくれた赤ちゃんが、月齢が上がるとおむつ替えを嫌がり、なかなかスムーズにおむつ替えができなくなることがあります。
汚れたおむつを替えるとキレイになり、スッキリ気持ち良くなるはずなのに、子どもはどうして嫌がるのでしょうか?
また、おむつ替えを嫌がる時期には、魔の2歳児なんて言われることもあるイヤイヤ期も含まれているようです。ただでさえ、大変なイヤイヤ期です。
でも、イヤイヤ期だかと言って、おむつ替えをしないわけにもいきませんよね。イヤイヤ期のおむつ替えは、本当に大変でパパやママもついついイライラしてしまうこともあるでしょう。
そこで、子どもがおむつ替えを嫌がる理由を見ていき、そこから、スムーズなおむつ替えが行えるような方法やポイントを探ってみたいと思います。
目次
赤ちゃんがおむつ替えを嫌がる心理とは?理解して上手に対処しよう
生後6ヶ月を過ぎた頃から、赤ちゃんはオムツ替えをしようとすると、嫌がったり、逃げようとしたり、大泣きしておむつ替えを嫌がる赤ちゃんは多いようです。
しかし、汚れたオムツを交換しないわけにもいかないので、無理やり交換しようとすると、赤ちゃんも更に大泣きして、「オムツ交換するだけなのに凄く疲れた」なんてパパやママも多いのではないでしょうか。
この時期の赤ちゃんは、言葉もまだ未発達で意思疎通もまだうまくできません。なので、どうしてオムツ替えを嫌がるのかを理解するのがとても難しいですよね。
そこで、この時期の赤ちゃんがおむつ替えを嫌がる心理はどのようなものなのか?おむつ替えを嫌がる理由について見ていきたいと思います。
オムツ替えを嫌がる心理
とにかく動きたい!
おむつ替えを嫌がるこの時期は、「ずりばい」や「寝返り」ができるようになり、周りのものに興味を持ち始める頃です。
おむつ替えのためにゴロンと仰向けに寝ころんだ状態が嫌で、仰向けにするだけで泣いてしまう赤ちゃんも多くいます。
自分で動けるようになってきたからこそ、行動を制限されるのがイヤという心理が赤ちゃんのなかであるのかもしれません。
寒い!
よく「冬場におむつ替えを嫌がるようになった」なんてことを聞いたりします。
オムツ交換のためにおむつを外されると、お尻が寒く感じ、更には、冷たいおしりふきで急に拭かれると「冷たい!」と、びっくりしておむつ替えを拒否する赤ちゃんもいるようです。
ママやパパの顔が怖い
赤ちゃんからおむつ替えをたびたび嫌がられてしまうと、ママやパパもおむつ替えにストレスを感じるようになります。そのことが、おむつ替えをする際にママやパパの表情に出てしまい、怖い顔をしておむつ替えをすると、赤ちゃんは不安な気持ちになり、おむつ替えを嫌がることがあります。
理由はないけど、何となく嫌
おむつを替えることに不満はないけど、なんとなくママやパパに反抗したり、抵抗してみたくなったり、「おむつ替えがつまらない」という理由からおむつ替えを嫌がる赤ちゃんもいます。
他の欲求があるから
「眠たい」「お腹が空いた」「抱っこしてほしい」など、他の欲求があることから、おむつ替えを嫌がっている場合もあります。
上手な対処法
おむつ替えを嫌がるときの上手な対処法を紹介します。
声掛けをしてあげる
おむつ替えをするときには、突然仰向けにしておむつ替えをするのではなく「おむつ替えようね」などと声掛けをしてあげましょう。
交換している時も声掛けをする
おむつを替えている最中も「きれいになったね」「すっきりしたね」などと、声掛けをしながらスキンシップをとると、赤ちゃんも「おむつ替え=気持ちいい」と感じ、おむつ替えが楽しくなります。
寒くないように気を配る
フローリングの上や、寒い部屋でのおむつ替えは避け、おしり拭きウォーマーなどを使用してみると良いでしょう。
お気に入りの玩具などを持たせる
子どものお気に入りの玩具を持たせ、その玩具で一緒に遊ぶ姿勢で声掛けをしながら、おむつ替えをする。
赤ちゃんの欲求を満たす
ミルクを欲しがったり、お腹が空いていたりなどの理由でグズついている時は、まずその欲求を満たしてあげましょう。
短時間でオムツ替えをする
なるべく、短時間でサッと替えるようにしましょう。
おむつの種類も、テープタイプよりもパンツタイプの方が替えるのに時間も掛からず履かせやすいので、ある程度の月齢になったらパンツタイプがおススメです。
イヤイヤ期のおむつ替えを乗り越える秘訣と工夫
さらに子どもが成長する1歳半から2歳頃に始まるのが「イヤイヤ期」です。
イヤイヤ期は、子どもに自我が芽生えた成長の証拠ですが、何をするにも「イヤ」と言われるのでパパやママも苦労する時期です。
1歳ぐらいの頃と違い、何かで子どもの興味をそらすことも難しく、おむつ替えも逃げ回って全力で拒否をするので、ママもお手上げ状態で泣きたい気持ちになることもありますよね。
そこで、イヤイヤ期のおむつ替えを乗り越える秘訣と工夫を紹介したいと思います。
秘訣と工夫
タイミングをみて声掛けをする
イヤイヤ期の子どもは、自分のタイミングではない時にママやパパから「おむつ替えよう」といわれると「イヤ!!」と癇癪を起します。
遊びに夢中な子どもにとっては、「遊びを中断したくない」という場合もあります。
子どもの様子をみて、できるだけ遊びの区切れるタイミングや気分の切り替わったタイミングなどに声掛けをするとおむつ替えがスムーズにいきやすいです。
子どもの好きなキャラクターおむつ
子どもが「おむつ替えをしたい」という気持になると、おむつ替えもスムーズになります。
子どもが好きなキャラクターのおむつや、ママやパパがおむつに子どもの好きにイラストを描いてあげるのも良いでしょう。
おむつを履きたがらない時は、少し時間をおく
おむつ替えを拒否して、逃げ回りイライラしてしまうこともありますよね。
子どもも、「特に理由がないけど何となくおむつを替えたくない」という場合もあります。
そんな時は「おもらし」だけ気を付けて、少し子どもの遊びに付き合ってあげるくらいの気持ちでいるとママも気持ちが楽になるでしょう。
おむつ替えごっこ
お気に入りのぬいぐるみを使い、子どもと一緒にぬいぐるみにおむつを履かせたり、おむつ替えをしたりして、その流れで子どものおむつを替えるのも、効果がありますよ。
おすすめグッズ紹介
子どものおむつ替えの時に便利なおススメグッズを紹介します。
おしりふきウォーマー
冷たいおしりふきをそのまま使うと、赤ちゃんもビックリしてしまいます。
特に冬場の寒い時期は部屋が暖かくても、結構おしりふきを冷たく感じるものです。
そんな時に、このおしりふきウォーマーを使うと、おしりふきを温めて使えるので、赤ちゃんもビックリすることはありません。
プレイジム
寝返りなどをしてじっとしてくれない赤ちゃんのおむつ替えに便利です。
ジムにぶら下がっているおもちゃに集中して遊でいる間にササっと替えられるので便利です。
ぽぽちゃんのおむつ替えごっこ
一緒にごっこ遊びをしながら、流れでおむつ替えもできるのでおススメです。
イヤイヤ期の子どもでも、遊びながらならスムーズにおむつ替えをしてくれやすいです。
まとめ
おむつ替えを嫌がる赤ちゃんの心理とその対処法、そして、イヤイヤ期の子どものおむつ替えを乗り越える秘訣などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
1日に何回も変えないといけないおむつ替え、そんなおむつ替えに手こずることが多いと、ママやパパもイライラしてしまうこともあると思います。
しかし、おむつを履いている時期は本当に子育てのなかで短い期間です。
おむつ替えは、子どもとのスキンシップを図る楽しい時間と思い、子どものイヤイヤに付き合ってあげるのも子育てを楽しむコツかもしれません。
そして、そんな気持ちでおむつ替えをしていると、子どももおむつ替えが楽しい、好きという時間に自然となっていることでしょう。
この記事を書いた
サポーターママ
3姉妹のママです。現在は、隙間時間を見つけてライターの仕事をしています。
第1子は、初めての育児で育児書通りのガチガチ育児を経験、第2子は、2歳差育児に奮闘して頑張りすぎ育児を経験、第3子は、完全ゆるゆる育児を実践中です。
私自身も、これまで多くの世のママさんたちの言葉を道しるべに育児をしてきました。
今度は、少しでも頑張っているママさんたちの力になれれば良いな。という思いで発信していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修