子供の栄養バランスを整える:親が考えるべき食事の工夫と好き嫌いを克服する方法|学習プリント.com

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子供の栄養バランスを整える:親が考えるべき食事の工夫と好き嫌いを克服する方法

子供の栄養バランスを整える:親が考えるべき食事の工夫と好き嫌いを克服する方法
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子供の栄養バランスは気をつけようと妊娠中に聞いた「逆ピラミッド型の栄養バランスガイド」の講義を思い出し、パンやご飯などの主食と魚か肉、そしてニンジンやじゃがいも、玉ねぎなどでおかずを作り、飲み物は水かお茶、牛乳などにしていました。
保育園を利用していたこともあって多少朝と夜に食べなくても栄養バランスは取れている自信がありましたが、ここに来て保育園から幼稚園に変えてしまい毎日お弁当になってしまいました。
そこで気になった「食事のバランス」。

また保育園では「完食」の文字をよく見ていたのに自宅では「あれ、嫌」「これ、嫌」とわがまま放題。
「じゃあ何食べるの?」と聞くと嬉しそうにお菓子や果物を持ってきます。
さてどうやってこの子のバランスの良い食事にしていくか、ということも課題でした。
日々時間にも追われて、もはや子供が必ず食べる好きなものがメインの食卓の現在。
私も栄養バランスどころか子供たちの食べない残りものばかり食べていて、だらしのない体になりつつあり、色々見直したいタイミングです。

昨今よく聞く「食育」という言葉。子供のうちから食の知識をつけておけば将来肥満や生活習慣病、栄養不足、ちょっとした不調などにもなりにくい体づくりができます。
食事を見直して、子育てにも負けない体づくりをしていきましょう。

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子どもの好き嫌いを克服する方法

子どもの好き嫌いを克服する方法

どんなにバランスの良い献立を考えても子供が食べなかったら栄養の偏りが心配ですよね。
また好き嫌いは無理に直さなくても良いのか?ということも気になります。
特に、子供は成長中で日々の食べているものがとても大切に感じます。

ところで「偏食」と「好き嫌い」は異なります。
偏食とはほとんどの食材を食べずに、ある一定のものだけ食べることです。
白いご飯だけやお菓子だけということですね。
好き嫌いは特定の食材は食べませんが、他のものは食べられます。
ピーマンは食べないけれど、トマトは食べます、というパターンです。
ただ好き嫌いではなく「感覚過敏」ということもあります。
感覚過敏とは感覚が敏感で、生活をするうえで不便な状態のことで、発達障害で起こる場合もあり、味覚で感覚過敏の場合は無理に食べさせることは危険です。

子供の味覚は10歳ごろまでに育つ?!

子供の味覚は10歳ごろまでに基礎が出来上がります。
基本の味覚は「甘味」「塩味」「うま味」そして子供のころから苦手な味覚が「苦味」と「酸味」です。
「苦味」は毒などが分かるように「酸味」は腐敗しているものを見分け、体に有害なものを入れないように本能的に分かるようになっています。
好き嫌いがあると言っても、成長の証なのですね。

そして味覚は口の中や舌の表面にある味蕾(みらい)という部分で感じます。
生まれた時が一番敏感になっています。
生後5、6か月ごろから離乳食が始まり食経験を積んでいきます。
その後3、4歳ごろが味覚のピークとなります。

味覚は多様性がある

子供の味覚は大人の味覚に比べて3倍も分かるようになっています。
大人にとって美味しいものや癖のないものでも、子供にとっては苦手なのがあります。
また味以外にも、見た目や温度、匂いなどから情報を得ています。
子供のうちに好き嫌いをしないで色々な味に触れていくと味覚が広がり、美味しい食材が増えますね。
ただ乳幼児期の塩分や糖分の摂取には気をつけましょう。
この時期に濃い味に慣れてしまうと濃い味でないと美味しく感じなくなってしまいます。

何でも食べていたのに食べなくなった

危機管理能力が発達して苦みや酸味がよく分かるようになると、今まで食べていたものを急に食べなくなってしまうことがあります。
食べなくなった理由としては食感や、見た目、トラウマ、食べた後に気持ちが悪くなったことや魚の骨があって痛かったなどの経験からもそういうことがあります。
また周りの反応を見て「ピーマンは〇〇ちゃんが嫌いって言ってた。」などと言って食べなくなってしまうこともあります。

まずはお子さんの食べない状況や原因は何かということをよく観察してみましょう。

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食事の工夫やコツを紹介

食事の工夫やコツを紹介

うま味を活用

濃い味や甘い味で美味しく食べられますが、味を濃くしなくてもうま味を活用すれば美味しさを感じながら、他の素材の良さを引き立たせることができます。
うま味は昆布などに含まれるグルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸の主に3つです。
グルタミン酸はアミノ酸の1つで昆布の他にも野菜やチーズ、味噌、醤油に含まれています。
イノシン酸は肉や魚、かつおぶし、グアニル酸は干ししいたけなどに多く含まれているようです。
複数のうま味を活用して減塩することも可能です。
うま味の相乗効果も期待できます。

そこで汁物を追加してみてください。
お味噌汁やスープの具材にうま味成分が含まれる食材を入れると、美味しさが増します。

親近感の湧く体験を

おすすめは「農業体験」です。
例えば夏にはイチゴやトマトなど、ベランダでもできるものを育ててみましょう。
食べ物の作られる過程は、子供の「なんで?」につながります。
初めはその食材が食べられなくても収穫を楽しめます。
段々と「どんな味がするのかな?」という興味が出てきます。
さらに収穫したものを一緒にアレンジすることも楽しいですよ。
いちごのへたを切って、ヨーグルトにのせてより美味しく食べてみてください。

イベントを活用

卵料理を食べなかった息子が春のイベント「イースター」で卵を探した時から、嬉しそうに卵を食べるようになりました。
特に、生卵を使って中身を出してその中身を調理しました。
生卵に触れた後に、玉子料理を食べられたことも良かったのかもしれません。
イベントで見聞きしたものをすぐに取り入れると、子供の興味がある状態だと食べてくれやすいと思いました。
他にも、いちご狩りなどのくだものや、秋には芋ほりもおすすめです。
実際に体験した後に食べることで良い経験になりますね。

工夫

少し面倒ですが見た目に手を加えると、食べてくれることがあります。
例えば、幼稚園に入園前のお子さんにはお弁当に入れてピクニックのように外で食事をしてみたり、大好きなキャラクターで可愛くしたりするなどして楽しい食事の時間に演出してみてはいかがでしょうか?
また食材を一緒に育てた食材を料理して、味付けも手伝ってもらうなどすると食欲につながります。

してはいけないこと

無理に食べさせたり、好き嫌いを否定したりしないようにしましょう。
1口でも苦手なものを食べられたら褒めてあげてください。

また同じ栄養素でも他のものから取り入れられることがあります。
例えばトマトが食べられないお子さんにはスイカをデザートにすることも良いでしょう。
スイカにはトマトに含まれているリコピンが入っています。
食材を変えてみるなどしてストレスなく栄養を摂れると良いですね。

まとめ

「美味しさは学習して育てるもの」という言葉を見てはっと気づかされました。
確かに、食事が美味しいと食べる楽しみも広がり、親も食事を用意する時間が楽しくなります。
これが「食育」なんですね。また「スパイスを上手く取り入れること」も興味を持ちました。
スパイスと言うとあまり子供向けに感じませんでしたが、ターメリックやコリアンダー、クミンなどは取り入れやすいかなと感じました。
出汁との相性も良く、少しずつ味付けのバリエーションを変えて利用してみようと思います。

またイギリスのウィリアム皇太子がまだ小さい頃のエピソードを思い出しました。
お母様であるダイアナ元妃がランチをキャンセルしてマクドナルドへ連れて行ったことがあるそうです。
栄養バランスからしたら絶対お抱えのシェフが作ったランチの方が良いのではと思いますが「ハッピーセットに付いてくるおもちゃが欲しい」と子供の願いを叶えるため、選んだそうです。
たまには家族で楽しく食卓を囲むことを優先することも大事だなと思いました。

味覚は個性の1つという考え方も新鮮でした。
確かに「美味しい」と感じるものは人によって異なりますよね。
それでも「子供は何で食べないのだろう」と悩み、疲れ、諦めていた日々を送っていました。
いくつかの方法を取り入れ、子供が少しずつ食べられるものが増えたら嬉しいです。
もともと献立を考えたり調理したりすることは好きなので、食事が楽しい時間になることを楽しみにしています。

この記事を書いた
サポーターママ

のんママのプロフィール写真 のんママ 1男1女のママ

何回かの引っ越しを経て、気づけば4人家族。
下の息子の保活をきっかけに、ライター業を始めました。
私自身はダンスや旅行、動物などに興味があり、新しい経験をすることが大好きです。
現在は「家事も育児も携わりたい!」という想いで、一筋縄ではいかないことも多々ありますが、そのような私の経験が他の方の力になるように気持ちを込めてお伝えできればと思います。

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ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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