初めての保育園!慣らし保育が終わらない!?保護者が気を付けるべきポイントや心構え
大変だった保活を終え、ようやく通うことになった初めての保育園。
まず保育園デビューで最初に直面するのは、慣らし保育の時期ではないでしょうか。
子どもにもよりますが、初めて親と離れて集団の場に行くと、普段は元気いっぱいでなくことのない子でも大泣きしてしまうこともあります。
園では泣かなくても、家に帰ってみるといつもよりも激しく夜泣きする…なんてこともあります。
なるべく早く、笑顔で保育園に通える毎日にしてあげたいですよね。
この記事では、慣らし保育の間に親子でできることや、慣らし保育を行う時にしておいたほうがいい心構えなどをご紹介します。
目次
保育園初日から順調に適応するためのポイント
事前に保育園の環境を知る
保育園の環境に慣れることができるように、事前に保育園の様子を知っておくことが大切です。
保育園の見学や説明会に参加し、園内や先生たちの雰囲気を確認しておきましょう。
園庭の遊具や園内の装飾、おもちゃなどが楽しみになる言葉がけをしてもいいと思います。
園内にある絵本やおもちゃなどで、お気に入りのものが見つかると保育園に慣れるのも早くなります。
保育園の先生との信頼関係を築く
先生との信頼関係を築くことが大切です。
先生と保護者で積極的にコミュニケーションをとり、園内と家庭での様子を伝え合うと、より適切なサポートを受けられます。
送迎の時には時間がなかったり子どもが落ち着かなかったりすると思うので、連絡帳や電話なども積極的に活用しましょう。
親子でルーティンを確立する
保育園に通い始める前に、親子でルーティンを確立しておくと、保育園に慣れることが早くなります。
起床時間や朝食の時間、着替える時間などを決めておくと、保育園での生活リズムがつかみやすくなります。
慣らし保育を始めたばかりの時は子どもも疲れているので、多めにお昼寝の時間をとってあげるなど、子どもの体調にも気を付けながら調節していきましょう。
お気に入りのものを持っていく
初めての場所で不安になる子どもたちにとって、お気に入りのものを持っていくことは心の支えになります。
おもちゃなどは持ち込み禁止な場合が多いので、保育園のルール上で持ち込んでも大丈夫なキーホルダーや衣服などを選んであげると、安心感が得られます。
持ち物に厳しい場合は、子どもの好きな乗り物やキャラクターなどのワッペンを持ち物や衣服につけてあげるのもおすすめです。
保育園での活動に積極的に参加する
園によっては、泥遊びが盛んな場合や園庭遊びの時間が多い場合、リトミックや英語教育に積極的な場合など色々あると思います。
そういった園での遊びや活動に参加していけるよう、子どもに声がけをしておくと安心です。
翌日に行う活動が分かるようでしたら、前日のうちに活動予定を聞いておくと子どもが保育園に向かう楽しみを一緒に作ることができます。
慣らし保育期間中に保護者が注意すべきポイント
子どもの気持ちに寄り添う
慣らし保育期間中は、子どもにとっては初めての集団生活、初めての親離れです。
不安や緊張をすごく感じてストレスを感じる子もいると思います。
そのストレスから、慣らし保育中には帰宅後の子どもがずっと不機嫌でいたり、予想もしないタイミングで寝落ちしてしまったりすることもよくあります。
保護者の方は、子どもの不機嫌さに疲弊してしまうこともあるかもしれません。
子どもが楽しく保育園に行けるようになるタイミングを信じ、保育園が楽しくなるような言葉をかけながら、焦らずゆっくり過ごす時間を心がけましょう。
保育園の洗礼
慣らし保育に何日か通ったタイミングに待ち受けているのが、いわゆる「保育園の洗礼」です。
何だか鼻水や咳が多く出るな…と思ったら、ある日突然発熱することが多いです。
それまであまり体調を崩したことがないような子が、保育園に通いだした途端に熱を出しやすくなることもよくあります。
夜泣きの対応が多くなることもあるので、日中に親が休める時間も確保しておくといいでしょう。
また、慣らし保育中は保育園からの突然の呼び出しにもすぐに対応できるようにしておくと安心です。
かかりつけの小児科の休診日や予約システムなどもあらためて確認しておくことをおすすめします。
日々の様子を確認する
慣らし保育期間中は、保護者の方が子どもたちの様子をしっかりと確認することが大切です。
保育園での生活に慣れるまでは、子どもはストレスを感じることが多いです。
保護者の方は、帰宅後に子どもと積極的にコミュニケーションをとって子どもの様子を確認しましょう。
子どもにとってストレスを感じていることが何なのか、子どもが小さい場合は言語化できない場合も多いので、親が気づいてあげてサポートしてあげることが大切です。
なにか苦手な活動があるなどの原因が分かったら、保育園とコミュニケーションをとって情報を共有しましょう。
休日はゆっくり過ごす
慣れない保育園生活で、子どもは思っているよりも疲れている場合が多いです。
慣らし期間中に休日を挟んだ場合、あまり忙しくせずにゆっくり過ごす時間を作ってあげましょう。
その中でも、就寝時間やお昼寝の時間などはなるべく保育園生活の時間と合わせてあげると、休み明けの登園がスムーズになります。
保育園生活を楽しむための親の心構え
安心して見守る
親が保育園に対して不安な気持ちでいると、子どもも不安を感じてしまいます。
保育園は、本来子どもたちが安心して過ごせる場所ですので、親も信頼の気持ちで子どもを預けることが大切です。
朝の登園の際なども、子どもが泣いてしまうと後ろ髪を引かれてしまいますが、さらっと保育士さんに預けてしまった方が子どもも切り替えがスムーズな場合もあります。
保育園から帰ってきたら、沢山こどもとコミュニケーションをとって保育園であった楽しい話を沢山聞いてあげましょう。
健康第一に考える
子どもの健康はもちろん、親も健康を第一に考えていきましょう。
親が健康で気持ちにも余裕がないと、子どもの体調不良にも対応できません。
子どもを看病するのにも体力が必要です。
子どもが保育園に入った段階で職場復帰する方も多いと思いますが、なるべく無理のないスケジューリングを心がけて健康に気を付けて過ごしましょう。
家族内での家事分担や、家事の外注を考えておく
保育園生活が始まると、子どもの体調不良が増えたり不機嫌な日が増えたりするのに加え、職場復帰によるストレスも増えると思います。
お母さん一人で完璧に家事育児をこなして仕事もするのには限界があります。
保育園入園や職場復帰のタイミングで家族内での家事分担について具体的に話し合ってみることをおすすめします。
また、買い物に行く時間などはなかなか取れない場合が多いので、宅配サービスの利用や簡単に作れるお惣菜の購入なども検討しましょう。
まとめ
初めての保育園では、親も子供も不安と緊張を感じます。
慣らし期間中は特に、親は子どもの体調不良や不機嫌さに直面し、保育園に預けることに罪悪感を覚えることが多いです。
でも子どもが保育園に慣れてくると、家では出来ないようなことを沢山経験して、どんどん成長していく姿を見ることができると思います。
慣らし期間中は毎日泣いて登園していても、いつかは楽しく登園できるようになります。
子供の強さを信じて、リラックスした気持ちで慣らし保育の期間を乗り切りましょう。
この記事を書いた
サポーターママ
マイペース長男と甘えん坊次男を子育て中の、元保育士ママです。
育児とパートの合間に愛犬に癒されながら文章を書いています。主人は帰宅が遅いため、平日はワンオペで育児中です。
「映画と漫画に没頭する」「(ちょっと多めに)手を抜く」ことで、子どもと毎日を気楽に過ごすようにしています。
子育てをしていると、楽しい時間も疲れてしまう時間もあると思います。私の家族も、色々なことを経験してきています。
少しでも子育て中の皆さんのお役に立てるよう、これまでの体験談と現在進行形で得ている情報を発信できたらと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修