赤ちゃんの歯磨きはいつから?上手なやり方と注意点を解説!歯ブラシの種類についても|学習プリント.com

赤ちゃんの歯磨きはいつから?上手なやり方と注意点を解説!歯ブラシの種類についても

赤ちゃんの歯磨きはいつから?上手なやり方と注意点を解説!歯ブラシの種類についても
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「赤ちゃんの歯磨きって、いつから?」「歯磨きを嫌がらない方法ってある?」「赤ちゃん用の歯ブラシは、どんな種類があるの?」
これから、赤ちゃんの歯磨きを始めようとすると、歯磨きを始める時期や方法など疑問がたくさんでてくると思います。

私自身、3人のこどもがいるので、歯磨きについては3人分、試行錯誤しました。
そのうち2人は、最初から今まで歯磨きを嫌がったことはありません。

私の経験から、歯磨き始めたほうがいい時期と、歯磨き嫌いにならない方法、そして、おすすめの歯ブラシの種類を紹介しますね。

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赤ちゃんの歯磨きはいつから?

赤ちゃんの歯磨きはいつから?

赤ちゃんのはみがきは、「先手必勝」。
歯が生える前からおこなうのがおすすめです。

乳歯が生えてくる前から歯磨きをするメリット4つ。

  • 歯磨きの時に暴れない
  • 歯磨きタイムが楽しくなる
  • 楽に丁寧に磨けるようになる
  • 赤ちゃんが歯磨きを好きになる

歯磨きの時に暴れない

歯磨きをしている間、赤ちゃんが「大泣き、大暴れ、親が押さえ込んでいる」といった映像など見たことはありませんか?
歯磨きの一番の悩みに上げられますが、乳歯が生える前のママやパパの行動1つで、そんな悩みとは無縁になれますよ。

私の1人目の時は、何も知らなかったので、歯磨きの度に、大暴れされて、危ないので押さえ込んでいました。
今は、小学生なので1人でやっています。

2人目、3人目は、1人目の反省をいかして、乳歯が生える前から行ったら、暴れることなくすんなりと歯磨きさせてくれていました。

歯磨きタイムが楽しくなる

赤ちゃんが暴れないと、ママやパパに余裕が出来ますね。
すると、歯磨きを飽きさせないようにおどけてみたり、ふれあいを多くできたりと、短い間ではありますが、「ふれあいあそび」として楽しい時間を持てるようになります。
しかも、歯磨きするとき、必ず、お子さんの目をみますよね。
ママとパパは余裕があるから、優しい顔。
赤ちゃんと目が合えば、「優しい顔のパパとママがしっかり見てくれている」と赤ちゃんが愛情を受け取ってくれるので、お子さんの心の成長にも〇。

楽に丁寧に磨けるようになる

赤ちゃんが暴れたり、動きが少ないので、ムリな力をいれずに、丁寧な歯磨きをできるようになります。
気をつけて歯磨きをしていても、赤ちゃんの歯にムリのない力加減になっているかを判断するのは、なかなか難しい…。
ましてや、赤ちゃんが暴れているのを押さえていると、指には力を入れていないつもりでも、思わず力が入って、赤ちゃんの歯を傷つけてしまう場合もあります。
暴れていると、短時間で終わらせなきゃと思うので、磨き残しも多くなる可能性も。

子どもが歯磨きを好きになる

ママとパパと触れ合える、たくさん声をかけてもらえる、そして、だんだん「歯磨きをするとさっぱりして気持ちいい」。
こんな「いい思い」しかない歯磨きなら、歯磨きが好きなお子さんになりますよね。

私のこどもの1人目は、小さい時は大暴れしていましたが、大きくなるにつれて「歯磨きはしたほうがいい。さっぱりする」と。
今は、自分で歯磨きを始めてテレビを見ながら長い時間、磨いています。
2人目も小学生で、たまには「磨いて」とは言われますが、しっかり自分で。年長の3人目は、食後すぐに「磨いて~」と歯ブラシを持ってきてくれますよ。

乳歯が生えてくるのは、一般的に生後6~9か月。
「歯が生えてきてからでいいのでは?」と思いますが、経験上、今や「これから」の歯磨きの悩みを持ちたくないのであれば、断然、乳歯が生える前の「先手必勝」をおすすめします。

それでは、乳歯が生える前の歯磨きや乳歯が生えてからの歯磨き方法などを紹介していきましょう。

赤ちゃんの歯磨きの上手なやり方と注意点

赤ちゃんの歯磨きの上手なやり方と注意点

歯みがきや歯ブラシを全く知らない赤ちゃんが、イヤにならない上手な歯磨きの方法と歯磨きの注意点を紹介します。

歯磨きの方法

歯磨きを始めるには、その前の準備が必要です。
イヤにならない上手な歯磨きの方法には、順番が必要です。
1、感覚に慣れる
2、歯磨きの習慣をつける
3、力加減を覚える

1 感覚に慣れる

歯磨きがイヤにならない土台を作るために、口や口の中に色々な刺激を慣れさせる必要があります。

その方法が、こちらの2つ。

  • ふれあい遊び
  • ママとパパの顔をさかさまで見る

ふれあい遊び

口の周りや、口の中を触る「ふれあい遊び」がおススメ。
「歯磨き、イヤ」を無くすためには、「先手必勝」なので、産まれてからすぐにでもはじめましょう。

歯磨きをする準備として、口や歯を触られるのに慣れておく必要があります。
なぜなら、口が異物に対してとても敏感なので。口に入れるものは、時には生死に関わりますよね。
また、歯にある神経は痛み以外は感じません。
なので、口で危険かどうかをキャッチする必要があるので、口の神経は、とても敏感なのです。

異物に敏感な口に、いきなり歯ブラシやパパとママの指が入るとなると、驚いたり泣いてしまったりするのは、想像がつくとおもいます。

そのため、パパやママの手や指で、普段からたくさん口の周り、時には口の中を触ってあげましょう。
パパとママの指は、それぞれ触感がちがいますよね。
いろいろな触感をお子さんの口や口の中に覚えてもらいましょう。
それに、ふれあうことで、幸せホルモンと言われる「セロトニン」が分泌されるので、赤ちゃんに愛情をたっぷり与えることもできますよ。

ママとパパの顔をさかさまで見る

ママとパパの顔をさかさまで見る

歯磨きを赤ちゃんにしてあげる姿勢を想像してみてください。
きっと、ママやパパがひざを伸ばした状態ですわり、その上に赤ちゃんを寝かせたスタイルではないですか?

その時、赤ちゃんは、ママとパパの「さかさま」になった顔を見る姿勢ですよね。
普段は、顔を正面から見ていると思うのですが、なかなか「さかさま」の顔をみる機会は少ないかと…。
そのため、いきなり「さかさま」の顔を見たら、笑う赤ちゃんもいると思いますが、中には、泣いてしまう赤ちゃんも…。

そのため、首が座る前は不安定なので、首が座ってからは、足を伸ばした状態で赤ちゃんを乗せてママのパパの「さかさま」の顔に慣れてもらいましょう。
その状態に慣れたら、そのまま口の周りや口の中を触ってあげると、歯磨きへの抵抗はだいぶ無くなりますよ。

2 歯磨きの習慣をつける

生活習慣を身に着けさせるためにも、乳歯が生える前から同じタイミングで歯磨きをしましょう。

まだ、ミルクや母乳を飲んでいる時は、タイミングがむずかしいかもしれませんが、ママやパパがしやすい時間で大丈夫です。
ただし、「〇時」「△△したら」と決めて、行うようにしましょう。

離乳食がはじまったら、食後や、夜寝る前でもいいですね。

ただし、注意が1つあります。

  • 時間は短時間で

でも、習慣をつけるだけなので、一生懸命やらなくて大丈夫です。

集中力の持続時間はなんと、

幼児期:年齢+1分程度
小学生:15分程度
中学生:30分程度
高校生:45分程度
大学生:90分程度 

幼児でさえ、年齢+1分なので、赤ちゃんなら数秒でも大丈夫です。

「質より量」をこなすようにしましょう。

3 力加減を覚える

ご自身の歯磨きのときの力加減を思い出してみてください。
意外と力がはいっていませんか?
赤ちゃんに歯磨きをするときの力加減が、弱いか丁度いいのか、はたまた強いのかは、わかりにくいですよね。
弱いと汚れが落ちないし、「キレイにしてあげたい」と気持ちが入って強く磨いてしまうと痛かったり…。
最悪、あかちゃんの歯を削ってしまうことにもなりかねません。
私の主人は、歯医者で「歯が削られているので、歯磨きの力加減に気を付けてください」と言われた時があります。
そんな力で、赤ちゃんの歯磨きはできませんよね。

自分の爪のキワを磨いてみて心地よく感じる力加減であれば、子どもにとっても歯磨きの際に心地よいと感じるはずです。キッチンスケールに歯ブラシを押し付けた時、乳歯だと100グラム、永久歯だと150グラム程度の圧力がちょうどいいと言われています

https://news.mynavi.jp/kikaku/20170818-a001/

自分の爪で練習できますし、キッチンスケールで力加減を目で確認できるので、ぜひ行ってみましょう。

歯磨きの注意点

赤ちゃんの歯磨きの注意点を紹介します。

歯磨きの注意するポイントは、おもに4つ。

  • 力加減
  • 赤ちゃんをギュッと押さえない
  • 口の中をよく見る
  • 赤ちゃんが歯ブラシをもったら目を離さない

それぞれ説明しますね。

力加減

「キレイにしないと」と気持ちが入ってしまい、つい、力が強くなるなんてことはよくあります。
お子さんにとって、歯磨きや歯ブラシははじめての経験ですから、「痛くい」と思った時点で、嫌いなものになります。
とくに、上唇の裏側にある上唇小帯というひだは、強くみがいてしまうと痛くなります。
また、傷をつけてしまう場合もあるので、上前歯を磨くときは、上唇小帯を指で隠しながら、歯ブラシがあたらないようにして磨くといいでしょう。

赤ちゃんをギュッと押さえない

いつも優しいママやパパにギュッと押さえられたら、「歯磨き=押さえつけられる」のイメージになってしまい、歯磨きを嫌いにさせる原因に。歯磨きをしている間は、赤ちゃんは自由に動けないですよね。
自由に動けないストレスから、動いてしまったり暴れてしまうので、それをギュッと押さえたら、さらにストレスになってしまい、暴れて大騒ぎする羽目に。

特に、イヤイヤ期と呼ばれる2~3歳の時の歯ブラシは、大変です。
私の1人目の時は、歯磨きの知識が無かったので、イヤイヤ期の歯磨きは、毎回大騒ぎ。
危ないのでギュッと押さえる時もありました。
でも、2人目と3人目の時は、イヤイヤ期の前に歯磨きへの抵抗を無くすようにしていたので、大きく騒がれた記憶がありません。

口の中をよく見る

歯の汚れがないか、確認するのはあたり前ですが、歯ブラシが必要以上にのどの方まで言っていないか、歯茎に必要以上にあたっていないかも確認する必要があります。

さらには、歯が生えてきたかどうか、生え方がおかしくないか、口のなかに口内炎が出来ていないか、なども確認しておくといいですね。

口内炎ができていると、痛くて食欲がない時もあるので、体調の変化にも気づけるようになりますよ。

赤ちゃんが歯ブラシをもったら目を離さない

歯ブラシを握れるようになったら、赤ちゃんから目を離してはいけません。
赤ちゃん用の歯ブラシなので、短かったり、奥に行かないような工夫はありますが、何が起きるかわかりません。

たとえ、歯ブラシに慣れさせておこうと、おもちゃ代わりに渡していたとしても自分の見える範囲で遊ばせるようにしましょう。

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赤ちゃん用の歯ブラシの種類

赤ちゃん用の歯ブラシの種類

赤ちゃん用の歯ブラシや歯ブラシグッズといっても、たくさんあります。
乳歯が生える前から使えるグッズから、赤ちゃんが1人で持っても安心なグッズも紹介します。

歯磨きグッズを選ぶポイントは、3つ。

  • 成長に合わせる
  • 歯や口のサイズにあわせる
  • 赤ちゃんのクセに合わせる

詳しく見ていきましょう。

成長に合わせる

赤ちゃんの歯の成長とお口の大きさに合わせてサイズや触感を選びましょう。

乳歯が生える前

乳歯が生える前は、まだ、歯茎しかないので、拭きとるだけで大丈夫です。

手短にあるガーゼでも〇。

母乳やミルクのカスが奥歯部分に溜まりやすいので、赤ちゃんが嫌がらないように笑顔でそっと優しく拭いてあげましょう。

また、歯磨きグッズでなくても大丈夫。
歯固めでも、歯ブラシの練習になります。

歯ブラシは、プラスチックなのでプラスチックの触感に慣れてもらいましょう。
また、たくさん噛むことであごの力がついてきますよ。

乳歯が生えたら

歯ブラシを持つ練習をさせましょう。

ただし、練習は、ママやパパが見ている前で行ってくださいね。
私は、一緒に洗面所に行き、私の歯ブラシの様子を顔の前で見せて、まねっこしやすいようにしていました。
徐々に、赤ちゃんもまねをするようになりますよ。

一般的な歯ブラシの毛先は、プラスチック製の毛ですよね。
赤ちゃん用にも、プラスチック製の毛で出来ている歯ブラシはあります。
好みはありますが、3人のこどものいる私の経験上、「シリコン」でできている毛の歯ブラシがおすすめです。

シリコン製の歯ブラシがおすすめな理由は、2つ。

  • 毛が抜ける心配がない
  • 歯や歯茎を傷つけにくい

まだ、乳歯が数本であれば、歯ブラシを噛んで毛が抜けてしまう心配は、考えにくいです。
しかし、歯や歯茎を傷つけにくいので、乳歯が生えたての時は、シリコン製をおすすめ。

また、1番考えて欲しいのが、ストッパー付き。
のどの方まで歯ブラシが行かないような工夫がされている歯ブラシをぜひ、選んでほしいです。
いくら、ママやパパの前で歯ブラシを持たせたとしても、万が一のことがあっては大変なので。 

シリコン製でストッパー付きな、赤ちゃんが持ちやすいデザインの歯ブラシをおすすめします。 
乳歯が生えてくると離乳食を食べ始めるお子さんが多くなりますね。

いよいよもって、本格的な仕上げ磨きが必要になります。
ただし、最初から歯ブラシで仕上げ磨きをすると、抵抗するお子さんもいるので、仕上げ磨きに慣れるまでは、ママやパパの指を使った仕上げ磨きをしましょう。

やわらかめのシリコン製で指にはめるタイプの歯ブラシがおすすめ。
慣れているママとパパの指ですから、抵抗も少ないはず。

やわらかめのシリコン製ですが、気持ちが入るあまり、強くすると痛がるので、注意してくださいね。

歯や口のサイズに合わせる

乳歯がどんどん生えてきて、歯磨きの回数が増えてくると、自分で磨きたくなるお子さんもでてきます。
そこで、歯ブラシのサイズが大事になってきます。

歯ブラシのサイズに気を付ける理由、2つ。

  • 歯の汚れが落ちにくい
  • 奥歯の方まで汚れがとれない

仕上げ磨きは、小学校卒業まで続けるのが理想と言われています。
なので、仕上げ磨きは絶対に必要な年齢ですから、赤ちゃん自身の磨き残しがあっても大丈夫ですが、お子さんが使いやすい歯ブラシの方が断然、歯磨きを好きになります。

360度、毛先がついているタイプ。
固いプラスチックが当たらないので、赤ちゃんに優しいですよ。

乳歯が本格的に生えてくると、歯につく食べカスが気になってくるので、大人と同じタイプの歯ブラシで仕上げ磨きが必要になります。

仕上げ磨きの歯ブラシは、ヘッドが小さく、固めの歯ブラシがおすすめ。
ヘッドが小さい方が、赤ちゃんの小さい歯を細かくみがけますし、固めであれば余分ない力を入れずに汚れを落とせるからです。

赤ちゃんのクセに合わせる

赤ちゃんに多い癖は、歯ブラシを噛むことです。
すぐに交換するのは、あたり前だと思っておいた方が無難。

シリコン製やストッパー付きの歯ブラシがおすすめなのはもちろんですが、歯ブラシの先が曲がる対応もおすすめ。

ここまで、歯ブラシの種類について紹介しました。

赤ちゃんへおすすめの歯ブラシのポイントは、こちら。

  • 乳歯が生える前はふき取る。
  • 歯固めでプラスチックの触感に慣れさせる
  • ストッパー付き
  • 毛先がシリコン製がおすすめ
  • 赤ちゃんの歯や口のサイズにあわせる
  • 先端がまがるタイプ

かわいい絵柄や形の歯ブラシがあるので、赤ちゃんにあった、歯ブラシで楽しく歯磨き習慣をスタートさせたいですね。

まとめ

私の経験を元に、赤ちゃんの歯磨きのはじめ時や上手な方法と、注意点を紹介しました。

赤ちゃんの歯磨きは「先手必勝」なのは、イヤイヤ期までに歯磨きへの抵抗を作らないためです。
イヤイヤ期に大暴れする歯磨きは、親子ともに、毎回疲れ切ってしまうので。
それに、将来的にもお子さんには歯磨きを嫌いになってほしくないですよね。
歯磨きが習慣化されていれば、あとはスムーズにできますよ。

赤ちゃんが歯磨きになれるような便利グッズはたくさんあります。
赤ちゃんによって好みがあると思いますが、好きな歯ブラシを見つけて、将来、お子さんから「仕上げして!」と言ってくれるのを想像しながら、楽しい歯磨きタイムにしていきましょう。

この記事を書いた
サポーターママ

みおママのプロフィール写真 みおママ 1男2女のママ

専業主婦10年以上の1男2女のママです。
育児に奮闘しながらWebライターとしても活動中。
ガーデニングやお菓子、パン作りが好きです。
1日のほとんどを子どもたちとべったりなので、育児疲れの癒しに庭の草花を触ったり眺め、休日などには、子どもたちとお菓子やパンを作って楽しんでいます。時には、子供達とテレビゲームも(笑)
育児は何かと壁にぶつかることが多いですよね。私は今でも試行錯誤の日々です。
ママが頑張らず、家族で笑顔になれるような情報でお役に立てればうれしいです。

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