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離乳食中期(7~8ヶ月頃)での注意点は?進め方やおすすめレシピをご紹介

離乳食中期(7~8ヶ月頃)での注意点は?進め方やおすすめレシピをご紹介
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離乳食を始めて2ヶ月以上たった頃、離乳食初期から中期に移行します。

生後5ヶ月から離乳食をスタートした赤ちゃんは2回食のリズムがつき、少しずつ離乳食に慣れてきた頃でしょう。
6ヶ月から離乳食をスタートした赤ちゃんは2回食を進めていきます。
進め方は生後6ヶ月の離乳食の進め方を参考にしましょう。

ある日突然変えると赤ちゃんもびっくりしてしまうので、赤ちゃんの様子をみながら徐々に進めていきます。
食材をごっくんと上手に飲み込めず口からだしたり、食べられる食材の数が増えていなかったりする場合は無理に先に進めず、赤ちゃんのペースでゆっくりと進めていきましょう。

この時期は、赤ちゃんが舌と上あごでつぶして食べる練習を始める時期です。
離乳食として食べられる食材も増えていきます。
いろいろな味や舌ざわりを体験できるように工夫しましょう。
一方でなかだるみしやすい時期でもあります。
同じ食材でも組み合わせを変えてみるなどしてレパートリーを増やしていきましょう。

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離乳食中期(7~8ヶ月頃)での注意点は?

離乳食中期(7~8ヶ月頃)での注意点は?

食事以外にも興味を持つ時期です。
できるだけ毎日決まった時間に食事をとる習慣をつけ、食事中はおもちゃなどが目に入らないよう食事に集中できる環境を整えましょう。
赤ちゃんの集中力もあまりない時期のため、口を開けなくなったり、嫌がったりしたら赤ちゃんも疲れてきた合図です。
食べたがらない時は無理に食べさせず終了して大丈夫です。
食事時間は10分~15分を目安にしましょう。
赤ちゃんが急に離乳食を食べなくなるなど、なかだるみしやすい時期でもあります。
焦らずに赤ちゃんが食べたいと思うまで待ちましょう。

その他にも、早食いや丸飲みになりやすい時期です。
噛んで食べる練習へつなげていくため食べさせ方も意識してみましょう。
赤ちゃんの口に食べ物が残っているうちに次のスプーンを口元にもっていかないようにして、赤ちゃんが飲み込むのを確認しながらゆっくり進めます。
食べている時に赤ちゃんの口角が動いていれば舌でつぶして食べている合図です。

この時期もアレルギーの心配があるため、初めて与える食材は1日に1種類ずつ、少量から進めていきましょう。
1回目に離乳食を与える時間も病院を受診しやすい午前中の時間にして、2回目の離乳食や休診日は赤ちゃんが食べ慣れているものを用意しておくと安心です。

赤ちゃんの胃は未発達のため、離乳食を食べた後に嘔吐することは珍しくありません。
しかし、嘔吐の後に赤ちゃんがぐったりしていたり、発熱や下痢などの症状があらわれたりしている場合は、感染症など何かの病気にかかっている可能性もあるため病院を受診するようにしましょう。

上下2本の歯が生え始める赤ちゃんもいます。
下の歯が生えてきたら徐々にお口のケアを始めていきましょう。
例えば、初めはぬらしたガーゼや綿棒などできれいにふくだけで大丈夫です。
嫌がる時は無理やりせず、赤ちゃんの様子をみながら進めましょう。
上の歯や前歯以外の歯も生えてきたら、ガーゼだけではきれいにできないので歯ブラシを使用します。
赤ちゃんはまだ上手にうがいができないので歯磨き粉などは使う必要はありません。
うがい不要の赤ちゃん用の歯磨きジェルを使用しても良いです。
食後はお茶や水、ミルクなどを飲み、食べ物が口に残らないように心がけましょう。
赤ちゃんは自分一人では上手に歯磨きをすることはできません。
赤ちゃん用の歯ブラシを持たせている場合も、大人が仕上げ磨きをするようにしましょう。
赤ちゃんの歯の生え方には個人差があるので、生えてこなくても焦る必要はありません。

離乳食中期(7~8ヶ月頃)の進め方

離乳食中期(7~8ヶ月頃)の進め方

離乳食のスケジュールは1日2回、授乳は赤ちゃんの成長や様子に合わせて、母乳は欲しがるだけ与えましょう。
赤ちゃんの消化吸収機能はまだまだ未熟です。
離乳食の間隔は4時間以上あけ、午後は19時までに食べ終わるようリズムを整えましょう。

離乳食中期(モグモグ期)の離乳食の一回あたりの目安の量は下記のとおりです。

区分目安の量
穀類/炭水化物・ごはん:7倍がゆ50g~5倍がゆ80g
・うどん: 35g~55g
※塩分が多いため、多めの水で軟らかめにゆでます。大さじ1杯は約10gです。
・食パン: 15g~20g
※牛乳などで煮て、パン粥にして与えます。
たんぱく質・魚 10g~15g
・肉 10g~15g
・豆腐、納豆などの大豆製品 30g~40g
・卵黄 1個~全卵1/3個 (卵は加熱調理済みのもの)
・乳製品50g~70g
※これらのうちのどれか一品、あるいは量を減らし組み合わせて調整したものを一回の離乳食に与えます。
野菜や果物野菜や果物は合わせて20g~30g

離乳食を準備する時の献立は、主食(炭水化物)、主菜(たんぱく質)、副菜(野菜など)をバランスよく用意して、赤ちゃんにあげるようにしましょう。

食べ物の固さは「絹ごし豆腐」のような舌でつぶせる固さが目安です。

おかゆは7倍がゆを与え、慣れてきたら6倍がゆ、5倍がゆへと徐々にお米を炊く時の水の量を減らしていきます。

卵は食物アレルギー7品目に含まれる食品です。初めて赤ちゃんに与える場合は、固ゆでにした卵黄をあげ、特にアレルギー反応などがなければ、加熱した卵白を与えるなどして段階的に離乳食に取り入れるようにします。

乳製品のなかでもヨーグルトは加熱せずに赤ちゃんに与えることがOKな便利な離乳食です。加熱すると乳酸菌が死滅するため、加熱せずに赤ちゃんに与えます。ヨーグルトを離乳食として与える場合は、無糖のプレーンヨーグルトを選び、常温に戻してから与えましょう。
この時期に牛乳を与える場合は、加熱後のものを与えるようにします。牛乳を加熱せずに飲み物として与える場合は、1歳をすぎてからにしましょう。

野菜や魚、肉などはペースト状から2~3mm程度のサイズにみじん切りにしていきます。
トマトを離乳食に使用する場合は、消化をしやすくするために、皮や種を取り除いてから調理します。
基本、野菜も全て火を通してから離乳食として使用します。
やわらかく茹でた後に、すりつぶしたりみじん切りにしたりして調理しましょう。
特にキャベツは繊維が多く、赤ちゃんが食べにくい食材です。赤ちゃんが残さず食べてくれるよう、柔らかく茹でてから裏ごしをして与えるようにします。
あごの発達を促すために急に食材をみじん切りにすると、食べなかったり丸飲みしたりするので、かぼちゃのようなやわらかい食材から形を大きくし始めると良いです。
また、とろみをつけるなどして赤ちゃんが食べやすいように工夫しましょう。

食材の固さや大きさ、メニューなどに悩んだら市販のベビー用食品を参考にするのがおすすめです。
実際に大人が食べて確認してみましょう。
ベビーフードは赤ちゃんの成長に合わせた栄養補給を目的に作られているので、月齢に合ったいろいろな商品があります。
時間がない時や離乳食作りに疲れた時には、上手にベビーフードを利用して乗り切りましょう。
旅行や帰省、おでかけの際は衛星的で調理不要で食べられるベビーフードが便利です。

1人座りが安定してきたら、椅子に座らせて離乳食を食べる習慣をつけていきます。
口に力を入れてもぐもぐ食べられるように、床や椅子の踏み台などに足がしっかりとつく椅子を選びましょう。
椅子の下にレジャーシートや新聞紙などを敷いておくと後片付けも簡単で便利です。

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離乳食中期(7~8ヶ月頃)のレシピをご紹介

離乳食中期(7~8ヶ月頃)のレシピをご紹介

この時期におすすめのメニューが「おじや」です。
作り方も簡単で、おかゆに、しらす、にんじん、大根などの食材をプラスするだけでメニューのマンネリ化が解消できます。
しらすは塩分が多いため、離乳食に使用する場合は塩抜きをしてから使用します。
かつお・こんぶなどのだし、トマトペーストなどの野菜、ミルクなどを活用して味や固さに変化をつけて楽しみましょう。

ほうれん草とひきわり納豆のおかゆ

【材料】

  • おかゆ、ほうれん草 15g
  • ひきわり納豆 12g

【作り方】

  1. ほうれん草の葉をやわらかく茹で、細かく刻む
  2. 加熱したひきわり納豆とおかゆをまぜ、さっと煮る
  3. 全てを混ぜ合わせる

毎日少量ずつ離乳食を作ったり、離乳食の度に食材をみじん切りしたりすることは大変で手間もかかります。
食材を調理して種類ごとに冷凍しておくと便利です。
食材を冷凍保存する場合は、なるべく新鮮な食材を使用し、買った日のうちに調理して冷凍しておきましょう。
食材を加熱した後、温かいまま冷凍庫へ入れると雑菌が繁殖しやすいので必ず冷ましてから冷凍します。
離乳食向けの冷凍保存容器や製氷皿などを使用して1回分の食べる量に小分けして冷凍しておくと便利です。

冷凍離乳食を活用したアレンジレシピ

白身魚のブロッコリーあえ

【材料】

  • 冷凍白身魚 15g
  • 冷凍ブロッコリー 20g

【作り方】

  1. 耐熱容器にすべての材料を入れ、ラップをして電子レンジで1分ほど加熱する
  2. 細かくつぶしながら混ぜる

赤ちゃんが食べにくいようなら、片栗粉やじゃがいものすりおろしなどを加えてとろみをつけましょう。

各食材の冷凍方法

【白身魚】

鍋などで茹でた後、骨と皮を取り除き1回分ずつに切ってから冷凍します。
刺身用や骨取り処理のされた魚を使用すると便利です。

【野菜】

やわらかく茹でた後みじん切りにし、1回分ずつに分けて冷凍します。
フードプロセッサーやぶんぶんチョッパーを使用すると簡単にみじん切りができます。

まとめ

少しずつ食べる量や種類も増え離乳食も楽しくなってくる頃です。
いろいろな食材や味を赤ちゃんに体験させてあげましょう。
一方で、急に食べなくなったり、食べムラがでたり上手くいかない日もあるでしょう。
そんな時は離乳食を先に進めず1段階戻してみたり、同じ固さや同じ食材が続いている場合は先に進めてみたり、母乳やミルクの量や時間を見直してみたり、赤ちゃんの様子を見て調節してみましょう。
それでも食べない時は無理に食べさせず「そんな日もあるよね」くらいの気持ちで赤ちゃんの食べたいと思う気持ちを待ちましょう。

母乳やミルクから栄養も摂れているので大丈夫です。
赤ちゃんの成長には個人差があります。
離乳食の進み方も同じです。
周りの子と比べて焦る必要はありません。
赤ちゃんのペースに合わせて楽しく取り組んでいきましょう。

この記事を書いた
サポーターママ

あいママのプロフィール写真 あいママ 1女のママ

刺繍・裁縫などの手芸や動物など可愛いもの好きの主婦です。
自宅でベビーマッサージ講師をしています。
出産前はドラッグストアで管理栄養士として育児相談などを行ってきました。
これまで勉強してきたことや、いろいろなお母さんや赤ちゃんと触れ合ってきた経験、自身の子育てで経験してきたことを活かした記事を発信していきます。
家族みんなが笑顔になれるような、いつも頑張っている方が肩の力をぬけるような、そんなお手伝いが出来たら嬉しいです。

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歯科医師
監修

ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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