赤ちゃんおやつデビューはいつ頃?量や注意点を解説!月齢別おすすめ品もご紹介
子どもたちが大好きなおやつの時間。
おせんべいを嬉しそうににぎっている我が子の姿はとてもかわいいですね。
離乳食が進んで、食べることが多くなると「赤ちゃんおやつ」も気になります。
まわりのおともだちが食べていると、欲しがることも。
でも、「おやつ」というとクッキーやチョコレートなど甘いものが思い浮かびます。
あげすぎると体によくないのではないか。
どんなタイミングであげるといいのか。
どんなおやつを与えるといいのか。
など、わからないことがたくさん出てきます。
スーパーに行くと、6ヶ月くらいから食べられる赤ちゃんおやつも。
種類もたくさんあるので、どれを選んだらいいかも悩む人もいるでしょう。
実はおやつは、赤ちゃんにとって「第4の食事」と言われるくらい子どもの発達に大切な意味をもっています。
今回は、赤ちゃんおやつの始め方や注意点をご紹介します。
赤ちゃんにあったおすすめのおやつもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
赤ちゃんおやつデビューはいつ頃?
赤ちゃんのおやつは1歳前後から与え始めましょう。
おやつは第4の食事と言われます。
赤ちゃんが成長するためにはたくさんのエネルギーや栄養素が必要です。
赤ちゃんは離乳食やミルクから栄養やエネルギーを摂り、成長しています。
しかし、離乳食の量が増えてきても、1回に食べられる量は少ししかないので、栄養が不足します。
食べムラがある時や離乳食があまり進まない時もあります。
そのため、様子を見て1日に必要なエネルギーが足りないと思う場合は、栄養を補うために少量のおやつをあげましょう。
赤ちゃんのおやつデビューの目安は2つ。
- 1日3回の離乳食がしっかり食べられている
- 母乳やミルクの量が減り、離乳が始まっている
日中の授乳がなくなってきたらおやつも取り入れてみましょう。
特に、食事の食べ具合が悪いときは、あまり食事を食べない時はおやつで栄養をとるのもいいですね。
ただし、おやつを食べ過ぎた影響で離乳食が食べられない、と言うことがないよう、食事の前のおやつの時間に気をつけましょう。
1歳未満の赤ちゃんは母乳やミルク、離乳食から十分な栄養をとることができています。
そのため、おやつが「第4の食事」として規則的に毎日必要になるのは、1歳を過ぎたころの、離乳食が完了した時期からといわれています。
おやつを与え始めるときは、赤ちゃんの対象月齢に合ったおやつの与え方をするようにしましょう。
離乳食が初期の生後6ヶ月ころから食べられるおやつもありますが、基本的には無理にあげる必要はありません。
生後6・7ヶ月頃からでも赤ちゃんにはおやつの楽しみ方があります。
- 食べる練習になる
- 食べる楽しみを教えることができる
おやつを指でつまみ、口に運ぶことは手指の運動になります。
ただし、おやつを与えなければ、食べる楽しみを知ってもらえないというわけではないため、必ずおやつを与えなければならないということではありません。
離乳食が後期になる9ヶ月くらいから手づかみ食べも始まるので、自分で食べる楽しみも覚えてくれます。
バナナやおにぎりなど手でもって食べられるものをおやつとして選んであげると喜びます。
離乳食完了期の1歳〜1歳半ごろの子には、フルーツやヨーグルトなどもおやつとして適しています。
手指をたくさん使うことは脳にもよい刺激をあたえてくれます。
積極的に手指を使いたい時期なので、おもちゃ遊びと同じく、おやつでも楽しくトレーニングできそうですね。
麦茶なども赤ちゃんの水分補給には適した飲み物です。
また、おやつはいつもの食事とは違う味や食感を楽しむことができます。
おせんべいのサクサク感や果物の甘みなど、おやつならではの楽しみがあります。
食べることが楽しいと思うことも大切。
おやつは食事以外の食べる練習にぴったりです。
赤ちゃんおやつをあげる量
赤ちゃんのおやつは栄養を補うためのもの。
あげる量やどんなものを選ぶといいのかをご紹介します。
また、あげる時の注意点もみてみましょう。
赤ちゃんおやつの量とあげるタイミング
1歳ごろの赤ちゃんに1日にあげる量の目安は約100kcal。
1回の食事の3分の1から4分の1くらいです。
バナナ半分と牛乳コップ1杯くらいが大体100kcalです。
ビスケットや赤ちゃんせんべいなどであれば、1~2枚程度です。
0歳の間のおやつは「おたのしみ」程度にしておくとokです。
おやつをあげる時間も決めて、生活リズムを整えるようにしましょう。
ほしがる時にあげてしまうと、食事に集中して食べなくなります。
1日に1~2回、おやつから離乳食まで2~3時間くらい空いているといいです。
10時と15時くらいがちょうどいいですね。
赤ちゃんおやつをあげるときの注意点
赤ちゃんにおやつをあげるときに注意したいことは3つ。
注意点 | 内容 |
---|---|
ごほうびにあげない | ごほうびとしておやつを与えると、いつもごほうびとしておやつを欲しがるようになり、食事のリズムが崩れる。 |
事故に注意する | 大きなおやつは小さくし、気管に入らないよう注意をする。 |
市販のものや大人のお菓子はひかえる | 甘すぎたり、味が濃い市販のおやつばかり与えると、薄味のものがきらいになる可能性がある。 |
ごほうびにあげない
赤ちゃんを泣き止ませるためや、何かのごほうびやプレゼントとしてあげてしまうと、食事のリズムがくずれてしまいます。
おやつは決めた時間にあげることで、食事もしっかり食べることができます。
また、赤ちゃんが泣く度におやつをあげてしまうと、赤ちゃんは泣くとおやつがもらえると思ってしまいます。
ごほうびとしてあげると、いつもごほうびとしておやつをほしがるようになります。
赤ちゃんによって様々ですが、ごほうびはおやつではない方がいいですね。
事故に注意する
一番気をつけたいのはおやつをのどにつまらせてしまうこと。
直径6~20㎜の大きさのものはのどに詰まらせやすいので、おやつでも注意が必要です。
ビスケットなど、サイズの大きなおやつは小さくしてあげましょう。
小さくても気管に入ると危険なので、必ずおやつの時はそばにいて事故が起こらないか注意することが大切です。
棒つきのおやつは転んでのどにささることがあるので、歩きながら食べさせないようにしましょう。
おんぶやだっこをしている時に、おやつをあげるのも事故につながるかもしれません。
また、おやつを与える際は、のどに詰まらないよう麦茶や湯冷ましなどの飲み物と一緒に与えるようにしましょう。
市販のものや大人のお菓子はひかえる
赤ちゃんおやつは栄養補給のためにあげるものです。
市販のおやつは甘すぎたり、味が濃いものが多いです。
砂糖の多いおやつや、甘いジュースなどは虫歯につながりやすいので気をつけましょう。
味が濃いものばかり食べさせると、味が濃いものがおいしいと感じるようになりがちになり、薄味がきらいになってしまいます。
また、1歳未満の赤ちゃんにハチミツを使用したおやつを食べさせると、乳児ボツリヌス症になる恐れがあり、まれに死に至るケースがあるため、おやつにハチミツが含まれていないか、必ず確認をする必要があります。
そのため、赤ちゃんにハチミツが使われたおやつを与えるのは、1歳以降にしましょう。
乳児ボツリヌス症の症状 |
---|
症状は、便秘が数日間続き、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔面は無表情となり、頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなるといった症状を引き起こすことがあります。 ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。 出典:消費者庁ホームページ<ハチミツによる乳児のボツリヌス症> ハチミツによる乳児のボツリヌス症 | 消費者庁 |
おやつは手作りか、添加物の入っていない安心な食材を選ぶようにしましょう。
もし、おやつを食べている間に赤ちゃんに異変が生じた場合は、おやつを与えるのをやめ、必ず医師に相談をしてください。
月齢別赤ちゃんのオススメおやつ
赤ちゃんのおやつには果物やさつまいも、おにぎりなどを手作りするのがおすすめです。
赤ちゃん用の手作りおやつは、インターネット上のサイトなどで検索すると、ヨーグルトを合わせたものなど、管理栄養士の方や専門家が監修した工夫がこらされたレシピがたくさん公開されているので、作り方の参考として活用するといいですね。
しかし、外出の時や時間のない時もあります。
そんな時に、一般に販売されている、簡単に用意ができて、赤ちゃん向けに作られた、無添加でおすすめのものを5つご紹介します。
はじめておやつ ハイハイン(亀田製菓)
スーパーでも手に入りやすく、無添加のおせんべい「ハイハイン」
原材料もシンプルで、アレルギーの赤ちゃんでも安心です。
離乳食で摂りにくい、カルシウムや乳酸菌も入っています。
吸収する力が弱い赤ちゃんにも消化が良く、また、手で持って食べやすいのもいいですね。
赤ちゃんのおやつ ミルクウェハース(和光堂)
離乳食やベビーフードでおなじみの和光堂の「ミルクウェハース」。
かたいイメージのウェハースですが、9ヶ月から食べられるくちどけタイプ。
アレルギーになりやすい原材料もイラスト付きでわかりやすいです。
カルシウムや鉄分入りです。
パッケージもかわいく、おやつのシリーズもたくさんあります。
小魚とひじきのおこめせん(ピジョン)
ベビー用品で有名なピジョンの「小魚とひじきのおこめせん」
小魚だけでなくひじきも入ったカルシウム入りおせんべいです。
おこめの感触も楽しめます。
丸い形も持ちやすくてかわいいですね。
2袋に分けて入っているので、おでかけにも便利です。
しまじろう にぎにぎボーロ(大阪前田製菓)
赤ちゃんおやつとして人気のたまごボーロ。
しまじろうのイラストがかわいい「しまじろう にぎにぎボーロ」です。
こちらのボーロはスティックタイプなので、持ちやすく安心です。
1本ずつ個包装なので、食べ過ぎにもなりません。
丸いタイプのボーロもあります。
元気アップカルシウム お野菜すなっく にんじん+トマト
アレルギーが気になる赤ちゃんにおすすめなのが「お野菜すなっく にんじん+トマト」です。
無添加でアレルギーになりやすい原材料も入っていません。
砂糖も入っていませんが、野菜の自然な甘みが楽しめます。
とうもろこしやかぼちゃなど他のお野菜もあるのがうれしいです。
まとめ
大人もこどもも楽しいおやつ。
特に赤ちゃんにとっては栄養補給や食べる練習など大切な役割がたくさんあります。
絶対に毎日あげなければいけないというわけではありません。
しかし、赤ちゃんの成長を助けてくれる大切な食事の一つです。
お子さんの成長を見て上手に取り入れてあげましょう。
市販のおやつも無添加で食べやすいものがたくさんあります。
手作りおやつにこだわりすぎずバランスよく取り入れましょう。
おやつの時間を親子で楽しんでくださいね。
この記事を書いた
サポーターママ
レゴとポケモンが好きな長男、おままごとが上手な長女、お絵描き大好き次男、みんなのアイドル次女の4兄弟のママです。
毎日にぎやかな家庭を楽しんでいます。
趣味はイラストを描いたり、知育グッズの手作りです。最近は家庭菜園やDIYにも挑戦中。身近に自然がある今のお家を満喫中です。
子育ては毎日が学びの連続。学んだことや経験したことがまた誰かの子育てにつながっていくといいなという思いで記事を書いています。
長いようで短い子育てを楽しく過ごしていきたいなと思います。
この記事が気に入ったらシェア
歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修