園ママが幼稚園や保育園の先生との良好な関係を築く方法とコミュニケーションの秘訣
私の周りでは共働き家庭は多く、保育園に行くか幼保連携のこども園に行くか、小1の壁についてなどいろいろな話が飛び交っています。
男女共同参画白書の調べによると平成9年には奥さんが専業主婦の家庭よりも共働きの家庭が多くなり、ついに令和2年には全体の68.4%が共働き家庭になったそうです。
共働き家庭では、限られた時間で子供のことをして、園に信頼をして子供を預けています。
ただ子供が怪我をして帰ってきて、引き取る時に「あれ?傷があるね。怪我したの?」と子供に聞いても、上手く説明してもらえず。
先生に聞くタイミングが合わなかったり、きちんと説明がなく少し不安に感じたりすることもあると思います。
もちろん、子供は自宅でも怪我をして、その度に保育園に「この傷はこうやってつきました」と報告するとなると大変です。
そのような時に園からきちんとフォローがあったり、園と情報共有がしっかりとできたりするととても安心できます。
ロバート・フルガムさん著の「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という本では、幼児期の経験がとても大切だとおもしろおかしく書かれています。
幼稚園や保育園でお子様やご両親が安心してお子様を預けるためにも、先生との情報共有やコミュニケーションがとても大切になってきます。
さて、どのようなことに気を付けると良いのでしょうか?
目次
先生と園ママのコミュニケーションを円滑にする4つの方法
1.連絡帳を活用しよう
最近ではアプリを利用する園もありますが、保育園では連絡帳を利用することが多いです。
たいした事はない話を書いて、何気ない日常を日々伝えていくと、保育園でのお子さんの様子が園にもよく伝わり、家庭との連携がうまくいくと園からの報告もしやすくなります。
例えば我が家は「いまはポケモンにはまっていて、ポケモンしりとりをよく家で歌っています。」などと書いて提出すると「〇〇くん、ポケモンが好きなんですね。そういえば園でも何か名前を言っていたからポケモンの名前なのかな?」と返事が来ました。
それから息子がポケモンに詳しいと分かった先生がポケモンの話をしてくれたり、絵を描いてくれたりしてとても喜んで登園できるようになりました。
まだ言葉が不明瞭な部分もある息子ですがポケモンの名前を言っていたと先生に伝えることができ、先生も息子とやり取りがしやすくなったそうです。
2.気になることは電話や手紙で伝えよう
また幼稚園は園に送迎やバスの利用などで先生とゆっくり話す時間はあまりないかもしれません。
その時には、少し面倒に感じますが手紙や電話で伝えることがおすすめです。
不安なことを伝えると先生もたくさんいるお友達の中から、そのお子様について気を付けてみることが出来るようになります。
また親御さんからしたら「子供が言っているから本当か分からない」と思って伝えることを躊躇してしまうこともあると思いますが、先生に相談してみると早めに問題が解決できるかもしれません。
3.積極的に話しかける
園の先生に限ったことではありませんが、挨拶や天気の話など、些細なことから話し始めてみませんか?とは言ってもとても短い時間でどのように先生との関係を構築していけば良いか悩みますが、例えば先生のエプロンの話でも良いかもしれません。
先生を労う一言で「今日もありがとうございます」や「とても楽しかったと言っていました」などちょっとしたことが伝えられると先生の印象に残って良いと思います。
4.クラスの役員になる
「役員になると大変」という話をよく聞きます。
特に卒園が近い学年は仕事が多く、仕事をしていると難しいと感じました。
ただ実際に体験してみると、先生と連絡を取る機会が増えます。
クラスのお友達の保護者の方とも仲良くなれるチャンスになって、経験して良かったと思います。
私も園と関わることが多くなり子供の園への思い入れが強くなりました。
園ママが相談するときに意識すべきポイント
お友達とのトラブルやトイトレ、登園拒否などの心配事は絶えません。
そのような内容を家庭だけで悩んでいても難しいこともあります。
また当事者の家庭で話し合うのもリスクがあります。
そういう時には園に相談しましょう。
その際には情報共有と思いやりが必要です。
1.忙しいタイミングは避ける
先生のお仕事は忙しそうで、他のお子様もいて登園や帰宅の時間はゆっくりと話ができないかもしれません。
特に園のイベント前などは先生に時間が無く、迷惑になってしまうこともあります。
そういう時には事前に「先生にご相談したいことがあるのですが、ご都合宜しい時にお話し聞いていただけますか?」などと聞いてみましょう。
時間を作ってもらえると安心して伝えられます。
2.言葉に気を付ける
もちろん、意見は伝えた方が良いと思いますが、先生の批判に聞こえる言い方よりも要望として「~だと嬉しいです。」などの表現の方が受け入れてもらいやすいです。
また、先生にとって傷つく言い方も避けましょう。
例えば「何年目なのか?」ということや「先生に子育て経験があるか」ということなどは気になりますが、先生によっては傷つけてしまう場合もあります。
3.複数の先生に情報を共有する
複数の担任の先生がいる場合は一定の先生だけではなく他の先生にも相談すると情報共有ができます。
また一定の先生だけと話をしていると、他の先生から見た時に少し話かけづらい印象を与えてしまうこともあります。
まんべんなく、先生方と交流できると良いですね。
子供の問題を解決するために園ママが先生と協力する方法
子供の問題行動として「つばをはく」や「友達をたたく」「かんでしまう」などの問題があります。
そのような報告が園からあると悲しくなりますが、どうしたら止めさせられるのでしょうか。
「家庭ではしないのにどうして園で?」と思ったり「園のお友達がしているのでは?」と不安にもなったりします。
そういう時はお子さんの普段の園での様子や問題行動をする前のルーティンなどにヒントがあると気づくかもしれません。
申し訳ない気持ちや怒る気持ちもありますが、どういう言い方をして子供に伝えれば良いかなど、冷静に先生とお話をして相談に乗っていただきましょう。
すぐに解決しなくても「家ではこのような感じでした」や「少し我慢ができるようになりました」などと細かく報告しましょう。
まとめ
大切な子供ですが、私には24時間いろいろなリスクから子供たちを守り抜く自信はありません。
家族で結託をしても子供のエネルギーにはかなわないでしょう。
少子化と言われる現代で子供を育てるために仕事をしたいのに、子供がいて仕事ができない悩みもあります。
その中で、子供の成長に一生懸命向き合う先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
それなのにけがをしたら心配になり、問題行動が起きたら少し疑いを持ってしまいます。
親だから仕方がないことかもしれません。
園も家族も、コミュニケーションを取って感謝の気持ちを持って接することが大切だと分かりました。
同じ出来事でも印象が変わって、前向きにアドバイスも聞き入れられるのではと思いました。
また何かあってから話すのではなく、日ごろから話して、相談しやすい関係性を築けるようにすることも必要と感じました。
子供の大事な幼児期です。
私たち親も園と連携して、子供の成長をサポートしていきたいですね。
この記事を書いた
サポーターママ
何回かの引っ越しを経て、気づけば4人家族。
下の息子の保活をきっかけに、ライター業を始めました。
私自身はダンスや旅行、動物などに興味があり、新しい経験をすることが大好きです。
現在は「家事も育児も携わりたい!」という想いで、一筋縄ではいかないことも多々ありますが、そのような私の経験が他の方の力になるように気持ちを込めてお伝えできればと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修