子どもの好き嫌いをなくすには?先輩ママの克服方法、食事の工夫やコツを紹介
子どもに出す毎日の食事、健康に大きく育ってほしいと願いを込めて、栄養やバランスを考えたメニューを出す方は多いと思います。
しかし、そういった手の込んだものほど子どもは食べなかったり、癇癪を起こしてしまう…なんでことはよくあります。
一般的に好き嫌いというのは特定の食材や料理が嫌いなだけで、他の食材を使ったり調理方法を変えたりすると食べられることを言います。
子どもなりに食感や味、舌触りが嫌いで食べたくないと拒否してしまうそうです。
我が家の娘たちにも好き嫌いがあり、特に長女は体重の増加が悪い時期もあり、一時期悩んだことがあります。
今回は、そんな子どもたちの好き嫌い克服方法や食事の工夫やコツを紹介したいと思います。
ぜひご参考ください。
目次
子どもの好き嫌いをなくす克服方法は?
子どもの好き嫌いをなくす克服方法はいくつかコツがありますが、私が経験した中で分かったのは『焦らないこと』『長い目で見守ること』です。
私たち親でも苦手なものがあるように、子どもには子どもなりの理由があって嫌いなものがあります。
また、子どもが好き嫌いをするのは自我の芽生えでもあります。
子どものその気持ちを汲んであげることも大切だと、個人的には思います。
ここでは、好き嫌いをなくす克服方法をいくつかご紹介します。
食事は楽しいこと、食べる意味を意識させる
『食事は楽しい』『この食材には食べる意味がある』ということをまずは教えてあげましょう。
食事は幼い子どもにとって『お腹が空くからご飯を食べる』という感覚だと思います。
出されたものをただ食べるだけでは、嫌いなものは食べなくてもいいという感覚になってしまいます。
まずは、家族みんなで食卓を囲み、会話を楽しみながら食事をしてみましょう。
「みんなで食べるとおいしいね」「これ、おいしいよ!」と声かけするといいと思います。
嫌いな食べ物を残しそうになった時には、「これにはたくさん栄養が詰まってるんだよ」と食べる意味を教えてあげるといいでしょう。
子どもは知らない言葉が出てくると「それ何?」と興味を持ちます。
興味を持ったら、その食材の栄養や身体にとって大切なんだよということを是非教えてあげてください。
我が家の長女はこの方法で「じゃあ少し食べようかな」となりました。
無理強いはしない
好き嫌いを克服する方法で、一番気をつけたいのが無理強いをしないことです。
無理やり食べさせようとしたり、食べなさいと怒ってしまったりすると、子どもの脳に嫌な記憶として残り、余計に食べなくなってしまいます。
私の友人の話ですが、子どもの好き嫌いが多く、あまり積極的に食事を摂らないことにイライラしてしまい、怒ってしまったことがあるそうです。その子は『ご飯=嫌い=怒られる』と思ったのか、ご飯の時に泣いてしまうことが増えたそうです。その失敗談を妊娠中に聞いていたので、好き嫌いがある時は焦ってはいけないものだと知りました。
振り返れば、誰もが子どもの頃に嫌いなものがあったと思います。
しかし、成長する中で食べられるようになったものも多いはずです。
子どもの好き嫌いは、何回も食事を重ねることによって改善されることもあります。焦らず、長い目で見守ってあげてください。
親がお手本となるように、「嫌い」という言葉を使わない
これは私の失敗談からの教訓です。
親が「これ嫌いなんだよね」と好き嫌いしてしまうと、子どもに影響があります。
我が家の長女は、幼い頃からよく私の真似をしていました。
その中で、私が苦手な食材を「ママはこれ嫌いだからなー」というと、長女も真似して「これ嫌いなの」というようになりました。
主人が「おいしいよ?食べてみたら?」と声かけしても「嫌いだもん、ママも食べないからいらない」と言われてしまい、今でもその食材は苦手意識があります。
『子は親を映す鏡』といいますが、その通りだと思います。
例え親が苦手なものがあっても、それを子どもに悟らせない方がいいでしょう。
特に「嫌い」「食べない」という言葉をあまり使わない方がいいと思います。
親が食べている姿を子どもはしっかり見ています。
「嫌い」と言わずに、子どものお手本となるように気を付けてみてください。
子どもの好き嫌いをなくす食事の工夫やコツを紹介
子どもの好き嫌いをなくすために親ができる食事の工夫としては、子どもが興味を持つように仕向けることが大切です。
細かく刻んで料理に混ぜるのもいいですが、それだと子どもが自分から頑張って食べたという経験にはなりません。
ここでは、そんな食事の工夫の仕方やコツをご紹介したいと思います。
見た目を工夫する
嫌いな食べ物は、見た目を工夫して子どもの興味を引くといいでしょう。
子どもの好きな形にしてあげると「食べてみたい」と思って食べてくれることもあります。
簡単な方法としては、ハートや星の型抜きで形を変えてみる方法です。
いつもと違う形だと、子どもも少しワクワクします。
あとは、キャラ弁みたいに全体をデザインして、その中の一部に嫌いな食材を入れるのもいいでしょう。
ママの食事作りに少し手間はかかりますが、子どもの興味を引くいい手段だと思います。
まずは見た目から変えてみると、少しは子どもにとって興味の持てる食材になるかもしれません。
味付けを工夫する
「これは味がしないから嫌だ」「変な味がするから嫌だ」という子どもには、味付けを変えてみると効果があります。
子ども好きなカレー味にしたり、他の食材と一緒に食べられるように混ぜたりするといいでしょう。
我が家の次女はブロッコリーが苦手でしたが、他の食材と混ぜることで食べられました。
単体だと苦手意識があっても、他の食材と食べることで味や食感が変化したのだと思います。
まだブロッコリー単体では食べられませんが、そのうち食べられるようになると願っています。
子ども一人一人、好みの味付けはあると思います。
子どもがおいしいと思ってくれるような味付けをしてみると、意外とすんなり食べてくれるかもしれません。
一緒に育てたり作ったりしてみる
何をしても食べてくれない時には、興味を引き出させるために、その食材を一緒に育ててみるのもおすすめです。
特に野菜は、自分の手で育てると愛着も湧き、食べてくれることがあります。
我が家の長女も、トマトが苦手な時に一緒に苗から育ててみたところ、実ったトマトを食べておいしいといってくれました。
自分で育てたトマトは、普段スーパーで売っているものよりもおいしいとも言っていました。
育てることでその食材がどうやってできているのかを知るきっかけにもなって、いい勉強にもなりました。
育てることが難しい食材は、一緒に料理をすると食べてくれることもあります。
大好きなママと一緒にキッチンに立って、包丁を使ったり、フライパンを持ったりする経験は、子どもにとってはとても楽しいことだと思います。
子どもの嫌いな食材はただ食べさせるだけではなく、そういった楽しい体験も混ぜてあげると、より興味を持って食べてくれるようになります。
まとめ
今回は、子どもの好き嫌いをなくすためのコツをご紹介しました。
この記事が皆様のお役に立てれば嬉しいです。
子どもの好き嫌いには様々な要因があると思います。
『見た目』『食感』『味』と、嫌なところがはっきり分かっているのであれば、そこを改善する工夫をしてみてください。
そして、なんといっても『焦らない、長い目で見る』ことが大切です。
食べられた時にはたくさん褒めてあげてください。
子どもは褒められることが好きです。
子どもの好き嫌い、誰もが必ず通る道ですが、成長の証でもあります。
焦らず、長い目で、楽しめる工夫して乗り越えてください。
この記事を書いた
サポーターママ
みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修