2~3歳の幼児におすすめのおもちゃ・教材選びのポイント
2歳から3歳の子どもは、運動能力も発達し、心も身体も脳もぐんぐん伸びる時期です。
そして、この時期はイヤイヤ期でもあり、自分で身体を動かしたい、身の回りのことを自分でしたいなど自分の意思がハッキリとしてきます。
それと同時に、学ぶ意欲の強い時期でもあります。
様々なことに興味を持ち、学習意欲の高い時期だからこそ、子どもの好奇心や創造力、集中力、視覚聴覚、手先の器用さなどの成長を促すようなおもちゃが良いとされています。
この2歳から3歳の時期をゴールデンタイムといい、人の人格や能力の形成に影響する時期と言われているため、おもちゃ選びはとても重要になってきます。
しかし、おもちゃ選びも長く使えそうなものや安全性の高さなど、選ぶときに重要視したいポイントが多く、実際に買ってよかったと思えるおもちゃを選ぶのはとても難しいですよね。
そこで、どのようなおもちゃを選べばいいのか分からない人のために、2歳から3歳の幼児にぴったりなおもちゃの選び方やおすすめのおもちゃや教材を紹介したいと思います。
目次
視覚・聴覚・触覚を刺激するおもちゃの選び方
子どもは、五感(見る、聴く、嗅ぐ、触る、なめる)を使って色々なものや音に触れて、脳を発達させます。
これらの五感を穏やかに刺激するようにつくられているのが「知育玩具」です。
そして、この知育玩具の特徴として、子どもの能力や感性を育むことを目的に作られているものが多いです。
そこで、子どもの視覚、聴覚、触覚を刺激するおもちゃの選び方について見ていきたいと思います。
伸ばしたい力に合わせて選ぶ
知育玩具を選ぶ際には、伸ばしたい力に合わせて選ぶことがポイントです。
知育玩具には、文字や数字を憶えられるものや、創造力を刺激するもの、社会性を学べるものなど様々です。
子どもの得意な分野を伸ばしてあげられるものや、反対に苦手を克服できるようなものを選ぶのも良いでしょう。
ブロックや積み木
積み木やブロックは、形や色を意識しながら創造力を発揮して好きな形をつくれるのが魅力です。
子どもの創造力を掻き立ててくれることでしょう。
- 伸ばせる力:思考力・創造力・表現力・色彩感覚
おままごと
2歳から3歳の子どもは、大人や兄弟姉妹の真似をし、それによって様々な感情が育まれます。
また、ルールやマナーも身に着けることができる“ごっこ遊び”がおススメです。
また、おままごとは、人とのコミュニケーションや言葉を覚える機会にもなります。
- 伸ばせる力:観察力・記憶力・社会性・協調性
ねんどやパズル
ねんどは自分の作りたいものを作るために、指先や道具を使用します。
道具を使用することで、「この道具を使うとどんな形になるかな?」などの思考力が身につきます。
パズルも子どもの考える力や論理的思考力が身につきます。
- 伸ばせる力:創造力・論理的思考力
マグネットブロック
最初は磁石で遊ぶことから始まり、遊んでいくうちに簡単な立体図形が作れるようになります。
また、成長に合わせてパーツを買い足して長く遊ぶことができるのも魅力です。
- 伸ばせる力:空間認知能力・創造力・思考力・構成力
対象年齢を確認して選ぶ
知育玩具を選ぶ際には、対象年齢を確認して選ぶようにしましょう。
知育玩具は子どもの知能や能力の発達を促すものなので、年齢や発達に応じた玩具を選ぶことが重要です。
また、対象年齢は、子どもが楽しく遊べるかどうかだけではなく、そのおもちゃが子どもにとって安全に遊べるかの基準にもなっています。
素材で選ぶ
知育玩具は、素材に拘って作られている製品が多く販売されています。
主な素材は、木製・プラスチック・布です。
特に木製の玩具の特徴であり、木の手触りや木の自然な香りなどは、子どもの五感を刺激します。
対象年齢を踏まえたうえで、素材からおもちゃを選ぶのも良いでしょう。
知育玩具によっては、言葉や数字を製品に組み込まれ、知育玩具で遊ぶだけで言葉を覚えたり、計算が出来たりするようになるため「遊びながら学べる」という事が知育玩具の魅力です。
発育に合わせた教材の選び方
2歳から3歳の子どもは手足の使い方が上手になり、簡単な会話もできるようになり少しずつ思考力が芽生えてきます。
幼児教材にも様々な種類があり、絵本、積み木、パズル、DVD、ワークブックなど様々です。
これだけ種類があると、どの教材を選べばいいのか迷いますよね。
そこで、2歳から3歳の幼児の発育に合わせた教材の選び方を紹介します。
おままごと
2歳から3歳頃になると、自分と他人を分けて考えられるようになります。
人とのコミュニケーションを取るようになります。
マグネットブロック
3歳頃になると、空間認知能力が伸びてくる頃です。
創造力を伸ばすような教材がおススメです。
ひも通し、棒通しなど
手先が器用に使えるようになり、細かい動きもできるようになります。
手先をより繊細に動かすような教材がおススメです。
ひらがなつみき、パソコンタブレット型知育トイ
おしゃべりも上手になり、言葉の語彙数も増えてくる頃です。
言葉や文字に興味を持つ時期でもあります。
言葉遊び系の教材には、日本語だけでなく英語の教材もあります。
小さいうちから英語に触れさせたいという方にもおススメです。
安全性と衛生面に配慮した選び方
おもちゃは子どもの発達を助ける役割を果たしてくれることから、子どもの能力を伸ばしてあげたいという思いが強くなるほどに、対象年齢に合っていない玩具を与えてしまうことがあります。
そこで、子どもにおもちゃや教材を選ぶ際に配慮したい選び方について見ていきたいと思います。
安全性に配慮した選び方
対象年齢について
おもちゃに記載されている「対象年齢」は、子どもが楽しく遊べる年齢というだけでなく、子どもが安心安全に使用できる年齢でもあります。
2歳から3歳の子どもは、まだ興味のあるものを口に入れてしまいがちです。
誤飲の可能性のある小さいパーツが含まれているものや、角のとがっているものや、硬い素材のものなどは対象年齢が高く設定されている傾向にあります。
対象年齢はきちんと守りながら、選ぶようにしましょう。
食品衛生法による安全基準
各おもちゃメーカーは、おもちゃに関する安全性に関する検査を行っています。
特に小さな子供向けのおもちゃは、食品衛生法に基づいて原材料や着色料なども規制されています。
しかし、子どもが遊ぶおもちゃは定期的なメンテナンスが必要です。
特に知育玩具は、木製のものや、布製のものも多く、アルコールや除菌シートを使用すると塗装の色落ちや、アルコール成分が残ってしまうのも気になると思います。
それぞれのおもちゃには、取り扱い説明書などにメンテナンス方法なども記載されていると思うので確認のうえ定期的にメンテナンスするようにしましょう。
まとめ
2歳から3歳の幼児におすすめのおもちゃや教材について紹介してきました。
2歳から3歳の時期は、運動面でも情緒面でも成長めざましい時期です。
そんな時期だからこそ、おもちゃ選びをしっかりしてあげたいですよね。
知育玩具は、子どもの様々な能力を引き出し伸ばしてくれることから、子どもの「やってみたい!」というタイミングを逃さずに、年齢にあった知育玩具を与えてあげましょう。
そして、子どものおもちゃ選びで一番大切なことは「子どもが楽しいと感じていること」です。
子どもが楽しいと感じる遊びが幼児期の子どもの脳の発達には一番効果的なのです。
子どもが楽しいと感じられて、子どもの能力を引き出してあげられるような玩具に出会えると良いですね。
この記事を書いた
サポーターママ
3姉妹のママです。現在は、隙間時間を見つけてライターの仕事をしています。
第1子は、初めての育児で育児書通りのガチガチ育児を経験、第2子は、2歳差育児に奮闘して頑張りすぎ育児を経験、第3子は、完全ゆるゆる育児を実践中です。
私自身も、これまで多くの世のママさんたちの言葉を道しるべに育児をしてきました。
今度は、少しでも頑張っているママさんたちの力になれれば良いな。という思いで発信していきたいと思っています。
この記事が気に入ったらシェア
歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修