第45回 こどもの日・母の日イベント(2024年5月11日 ワキソ地区アクライトシティ 開催)|学習プリント.com

第45回 こどもの日・母の日イベント(2024年5月11日 ワキソ地区アクライトシティ 開催)

第45回 こどもの日・母の日イベント(2024年5月11日 ワキソ地区アクライトシティ 開催)
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今回は、12名の子どもたちが集まって学習支援イベントを楽しんでくれました。

現在、子どもたちは1学期が終わって3週間ほどの長期休暇中です。
子どもたちの中には、他の子どもたちと一緒に勉強したいと思い、たくさんの宿題を持って参加してくれた子もいました。
大きいお姉ちゃんたちに算数の問題の解き方を教えてもらいながらサクサクと宿題を進め、宿題をするのも楽しんでいる様子でした。

今回のイベントでは、開催日がちょうど母の日の前日ということで、こどもの日のイベントと合わせて母の日のメッセージカード作りもして楽しみました。

初めて知る「こいのぼり」を作ったり、母の日のための「メッセージカード」を作ったりと、今回も塗り絵が大好きな子どもたちに楽しんでもらえるイベントとなりました。

イベントオープニング

イベントオープニング
  • イベント開始のあいさつ
  • イベントの内容説明
  • 講師自己紹介
  • 日本語のあいさつを学ぼう
  • 学校体験をしよう

「おはようございます」

子どもたちと一緒にいつも練習している日本語の朝の挨拶です。

朝、会場に到着するとすぐに「おはようございます」と挨拶をしてくれる子もいれば、私から「おはようございます」と挨拶をしても照れくさくてなかなか挨拶を返すことができない子もいたりします。

そんな子どもたちとイベントのはじめは、日本語の挨拶の練習をしてスタートをします。

「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
「ありがとうございました」
「どういたしまして」

「どういたしまして」は、学習支援イベントでは初めて練習する言葉です。

英語でも「Than you」と言われたら「You are welcome」と言葉を返すため、子どもたちに「ありがとうございました」の日本語の言葉にも返す言葉が別にあることはすぐに理解できたのではないかと思います。

しかし、さすがに初めて練習する「どういたしまして」の言葉に、子どもたちは言いにくそうに練習をしていました。

「どういたしまして」を覚えるのは、少し時間がかかるかもしれませんね。

サポーターママ講師バシャ 明美
学習支援スタッフ
バシャ 明美

いろんな日本語の挨拶を覚えて、友達どうしでも使ってみてね

こいのぼりを作ろう

色の学習
  • こいのぼりを作って日本文化を体験しよう
  • 塗り絵をして運筆力を高めよう
  • オリジナルのこいのぼりを作って創造力を鍛えよう

<準備するもの>

  • こいのぼりの塗り絵 大・中・小
  • 新聞紙
  • クレヨン
  • のり

5月の日本の行事を学ぶため、まずはみんなでこいのぼりを作りました。

「日本では5月5日はこどもの日で、子どもたちの健やかな成長を願って、鎧や兜、こいのぼりなどを飾ります」

こう話しながら、鎧も兜もこいのぼりも知らない子どもたちにパソコンで画像を見せて、

「鎧や兜は、男の子が病気や事故などをせずに健やかに成長することを願って飾ります。こいのぼりにも、子どもたちが力強く元気に育つようにという願いが込められています」

と、それらにどんな意味が込められているかを説明しました。

昨年は、新聞紙で兜を作ったため、今年は「こいのぼり作り」に挑戦です。

真鯉、緋鯉、子鯉に見立てた大・中・小のこいのぼりのぬりえを子どもたちに配り、好きな色にカラフルに塗るように伝えました。

「どんな色に塗ってもいいの?」と、私に嬉しそうに質問した子どもたちは、自分たちの好きな色のクレヨンを手に取り、たくさんの色を使いながらオリジナルのこいのぼりを作ってくれました。

色を塗った後は、新聞紙を丸めたスティックにこいのぼりを糊付けして完成させます。

自分だけのオリジナルこいのぼりを作った子どもたちは、こんなのができたと他の子どもたちに見せながらこいのぼりをなびかせて遊んでいました。

お絵描きをする子供たち1 お絵描きをする子供たち2 お絵描きをする子供たち3 お絵描きをする子供たち4 お絵描きをする子供たち5 お絵描きをする子供たち6 お絵描きをする子供たち7 お絵描きをする子供たち8 お絵描きをする子供たち9 お絵描きをする子供たち10 お絵描きをする子供たち11 お絵描きをする子供たち12
サポーターママ講師バシャ 明美
学習支援スタッフ
バシャ 明美

カラフルで素敵なこいのぼりができあがったね。家に帰ったらこいのぼりを飾って、日本のこどもの日の行事を楽しんでね



子供たちの塗り絵作品

母の日のメッセージカードを作ろう

メッセージカードの色を塗ってメッセージを書こう
  • 母の日のメッセージカードでお母さんへの感謝の気持ちを伝えよう
  • お母さんに喜んでもらえるような色を塗って創造力を高めよう

<準備するもの>

  • 母の日・父の日用メッセージカード 花のフレーム(ぬり絵)母の日 2
  • 色鉛筆

学習支援イベントを実施した5月11日の翌日12日は「母の日」です。

子どもたちのお母さんのために、今回の学習支援イベントでは「母の日のメッセージカード」を作りました。

学習プリント.comでは、母の日のメッセージカードを多数公開しています。
その中で、今回は「花のリースのメッセージカード」を用意し、子どもたちに配りました。

今回用意したメッセージカードは、塗り絵ができたり、書くスペースが広いので絵を描いたり、文字を書いたりが自由にしやすくなっていて、オリジナル性の高いカードを作ることが可能です。

少し細かな塗り絵になっているため、こちらはクレヨンではなく色鉛筆を使って塗り絵を行うことにしました。

カーネーションで描かれた花のリースは真ん中にリボンも描かれ、少し大人っぽい雰囲気もあるカードになっていて、大きなお姉ちゃんたちにも喜んでもらえました。

子どもたちは、

「I love you, mummy( お母さん、大好きだよ )」

「You’re the best mother (あなたは最高のお母さんだよ) 」

「Thank you for everything ( いろいろとありがとう)」

などの言葉を並べて、お母さんへのメッセージを綴り、カードを仕上げていきます。

メッセージの他にも、花の絵を描いたり、お母さんの似顔絵を描いたりし、一人ひとりがお母さんの喜ぶ顔を浮かべながらカードを作っていきました。

お絵描きをする子供たち1 お絵描きをする子供たち2 お絵描きをする子供たち3 お絵描きをする子供たち4 お絵描きをする子供たち5 お絵描きをする子供たち6 お絵描きをする子供たち7

チューリップの折り紙を折ろう

折り紙でシャツを作ろう
  • 折り紙を折って指の運動能力を鍛えよう
  • 折り紙で日本文化に触れよう

<準備するもの>

  • 季節(春)のおりがみ チューリップの折り紙1

メッセージカードに飾りつけをするために、チューリップの折り紙も子どもたちに作ってもらいました。

学習プリント.comで公開されているチューリップの折り紙は、全部で6回折るだけで完成するため、小さな子どもたちでも簡単に折ることができます。

ひとり一枚ずつプリントの折り紙を配り、折り方の見本を見せながらチューリップを折っていきます。

折る場所には折り線がついているため、大きな子どもたちは折り方の見本を見なくても、その線に沿いながら上手に折っていました。

小さな子どもたちは、上手く折れなければ私を呼んで折ってほしいと助けを求めてきます。

チューリップが完成したら、子どもたちに茎と葉っぱのモチーフを渡し、メッセージカードに飾りつけをしてもらいました。

塗り絵とメッセージとチューリップの折り紙がついたメッセージカードは、子どもたちも満足の仕上がりとなり、できあがったカードを手に嬉しそうにしてる様子でした。

折り紙をする子供たち1 折り紙をする子供たち2
サポーターママ講師バシャ 明美
学習支援スタッフ
バシャ 明美

お母さんが喜んでくれそうな素敵なメッセージを書いたカードができあがったね。お母さんに渡して、みんなの「ありがとう」の気持ちを伝えてね



子供たちの塗り絵作品 参加された子供たちとの集合写真

まとめ

今回は、5月の日本の行事「こどもの日」をテーマに「こいのぼり作り」と、翌日に控えた「母の日」のために「メッセージカード作り」をしました。

今回参加してくれた子どもたちの中には昨年も参加して兜を作った子どもたちもいて、兜の説明をすると「昨年作ったの覚えてるよ」と楽しそうに思い出話を聞かせてくれました。

そして今回のこいのぼり作りについて、

「こいのぼりってどうやって浮いているのかな」

「風だけで本当に空に浮くことができるのかな」

「魚が空を飛んでるなんて不思議だな」

などと、子どもたちはこいのぼりの写真を見ながら感想を口にして、こいのぼりにとても興味津々の様子でした。

日本の5月の行事「こどもの日」について学んだ子どもたち。
こどもの日の願いに込められたように、みんなが抱える逆境に負けないよう、たくましく成長してくれたらいいなぁと願っています。

ウガンダ在住
学習支援スタッフ

バシャ明美さんのプロフィール写真 バシャ 明美 2女のママ

2012年12月よりウガンダ在住。
ウガンダ人の夫と13歳違いの娘二人とともにウガンダで生活しています。
我が家の公用語は日本語。日本に10年以上住んだウガンダ人の夫も、ウガンダで生まれた次女も、家族4人で常に日本語で会話をしているため、私の英語力よりも次女の日本語力の方が上達中です。
ウガンダ学習支援では、学校に通っている子も、経済的に学校に通うことができない子も、平等に学びの機会が得られるよう、無料プリントサイトの強みを活かし、「ぬりえ」「数字の学習」「日本文化紹介」など、さまざまな学習のサポートを実施しています。
ウガンダの小学校は義務教育でありながらも、制服代、文具費、給食費などが払えずに学校に通うことができない子ども達が数多くいます。
こういった子ども達の将来のために、少しでも子ども達の学びに貢献できるよう、ウガンダでの学習支援を続けていきたいと思います。

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