第39回 ハロウィンイベント(2023年10月28日 ワキソ地区アクライトシティ 開催)|学習プリント.com

第39回 ハロウィンイベント(2023年10月28日 ワキソ地区アクライトシティ 開催)

第39回 ハロウィンイベント(2023年10月28日 ワキソ地区アクライトシティ 開催)
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皆さんはご自宅や子供会などでハロウィンパーティをしていますか。
ハロウィンと言えば、子供たちが仮装をして家々を訪れ「Trick or Treat」と言いながら大人たちからお菓子をもらう様子を思い浮かべますよね。

キリスト教徒の多いウガンダですが、ハロウィンパーティをしているのは外国人が中心で、ウガンダの国で定着している雰囲気はあまり感じられません。
一部の店舗ではハロウィンの仮装衣装や飾りが売られていることもありますが、まだまだ諸外国ほどメジャーなイベントになっているとは言い難いかもしれません。

しかし、子供たちに「ハロウィンって知ってる?」と聞くと、口々に「知ってるよ」との答えが返ってきます。
子供たちはみんなハロウィンを楽しむことはなくても、ハロウィンという行事があることは知っているようです。

今回のイベントでは、イベントに参加する子供たちのために、学習プリント.comで公開されているハロウィンのぬりえ参考例を切り取り、会場の壁のあちこちにそれらを貼って飾りつけをし、ハロウィンの雰囲気を盛り上げました。

ハロウィンのぬりえを楽しもう

ハロウィンのぬりえを楽しもう
  • ハロウィンのぬりえでハロウィンについて学ぼう
  • ぬりえで運筆力を高めよう
  • ぬりえで色彩感覚を養おう

<準備するもの>

  • ハロウィンのぬりえ-むずかしい ハロウィンのぬりえ10
  • クレヨン

子供たちが全員集まるまで、早く来た子供たちと一緒にハロウィンのぬりえをして遊びました。

今回選んだ「ハロウィンのぬりえ-むずかしい ハロウィンのぬりえ10」は、学習プリント.comのハロウィンのぬりえのなかでも特に人気の高いぬりえで、ぬりえの真ん中には「Happy Halloween Party」の文字があるため、子供たちが家に帰ってから飾っても何のぬりえをしたのか分かりやすいものになっています。
ぬりえにはオバケカボチャやスイーツ、コウモリなどハロウィンでお馴染みの絵が並んでいて、子供たちがワクワクしながらぬりえを楽しむことができるようになっています。

会場の飾りには、ぬりえ参考例を繋げて作ったハロウィンの旗も飾ってあり、そこに今回のぬりえ参考例もあるため、子供たちはそれを見ながらなんとか参考例の絵に近づけようと奮闘してくれていました。

ハロウィンの塗り絵を楽しむ子供たち ハロウィンの塗り絵を楽しむ子供たち ハロウィンの塗り絵を楽しむ子供たち
ハロウィンの塗り絵を楽しむ子供たち ハロウィンの塗り絵を楽しむ子供たち ハロウィンの塗り絵を楽しむ子供たち
サポーターママ講師バシャ 明美
学習支援スタッフ
バシャ 明美

ハロウィンパーティの雰囲気が味わえる素敵な絵が完成したね

ハロウィンについて学ぼう

ハロウィンについて学ぼう
  • ハロウィンではどんなことをするのか学んでみよう
  • 紙芝居を聞きながら聞く力を養おう

<準備するもの>

紙芝居

  1. ハロウィンのぬりえ-むずかしい ハロウィンのぬりえ12(ぬり方参考例)
  2. ハロウィンのぬりえ-むずかしい ハロウィンのぬりえ11(ぬり方参考例)
  3. ハロウィンのぬりえ-むずかしい ハロウィンのぬりえ7(ぬり方参考例)

子供たちが全員集まったところで、ハロウィンとはどんな行事なのかを学んで行きます。

子供たちはハロウィンというものがあるということは知っていますが「ハロウィンってどんなことをするか知ってる?」と聞いても、知っている子は1人もいません。
そのため、ぬりえ参考例を使って紙芝居を作り、子供たちに「ハロウィンってなぁに」を説明しました。

1枚目の紙芝居では「ハロウィンは10月31日に行われる行事で、この日は亡くなった方がオバケとなって家にやってくるが、このオバケに見つかると死後の世界に連れていかれるおそれがある。しかし、みんながオバケの仮装をしてオバケに紛れることができれば、オバケにつかまるのを避けられるかもしれない」と説明します。

2枚目の紙芝居では「ハロウィンでは、みんながオバケの仮装をしながらオバケになりきって家々を『Trck or Treat』と言いながら訪問すると、みんなからいたずらをされないように訪問した家の人からお菓子をもらうことができるかもしれませんよ」と説明をします。

3枚目の紙芝居にはお菓子をたくさん集めた子供たちの絵が描かれており「これがハロウィンというものです」と説明をします。

ハロウィンについての説明が終わってから、子供たちに「ハロウィンがどんなことをする行事か分かりましたか? みんなもハロウィンでやってきたオバケたちに死後の世界に連れていかれないように、今日はみんなでオバケになりますよ」と伝えると、子供たちは驚いた様子で目を丸くさせていました。

サポーターママ講師バシャ 明美
学習支援スタッフ
バシャ 明美

ハロウィンがどんな行事か分かったかな? 今日のハロウィンイベントではオバケになりきって楽しむよ

オバケの仮装衣装を作ろう

オバケの仮装衣装を作ろう
  • モチーフに色を塗って楽しもう
  • モチーフに色を塗って運筆力を高めよう
  • 仮装衣装を作って想像力を養おう

<準備するもの>

  • オバケの仮装衣装につけるモチーフ (ぬりえ・色付き)
  • ゴミ袋
  • 水糊

オバケの仮装衣装を作るために、今回は大きな黒いゴミ袋を用意しました。
ゴミ袋の底に首を出すための穴をあけ、側面には腕を出すための穴を左右それぞれ一か所ずつあけます。
そこに子供たちが色をぬったモチーフを糊で貼り付けて、オバケの仮装衣装を作っていきます。

モチーフに色を塗ってオリジナルの飾りを作ろう

子供たちにオバケの仮装衣装の作り方を説明したあと、まずはモチーフの色塗りから開始していきます。

色塗り用のモチーフには、ハロウィンで定番のオバケカボチャやスイーツ、コウモリ、黒猫など全部で11種類があります。
子供たちに各1枚ずつを配り、早速クレヨンで色付けをスタート。
会場の壁にはさまざまなハロウィンのモチーフが飾られているため、子供たちはそれを参考にしながら、カボチャはオレンジ、猫は黒、ペロペロキャンディは二色のカラフルキャンディなどに色付けされ、それぞれオリジナルのモチーフを完成させていきます。

ゴミ袋にモチーフを飾りつけよう

色塗りが終わったら、次はできあがったモチーフをゴミ袋に貼り付けて衣装づくりです。
子供たちは色を塗ったモチーフに糊をつけて、一ヶ所に集中して重なるようにゴミ袋に貼る子もいれば、バラバラに散りばめてモチーフを貼り付ける子がいたりとさまざまです。

塗り絵のモチーフ以外にも色付きのモチーフも用意していたため、それも配りながら子供たちにカラフルなオバケ衣装を仕上げてもらいました。

ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち ハロウィン用の仮装衣装を作る子供たち
サポーターママ講師バシャ 明美
学習支援スタッフ
バシャ 明美

カラフルなオバケの仮装衣装が完成したね。これでみんなも今日はオバケたちの仲間入りだよ

Trick or Treat (トリック・オア・トリート)

Trick or Treat (トリック・オア・トリート)
  • ハロウィン行事を体験しよう
  • 「Trick or Treat」といいながら、お菓子をもらう練習をしよう

イベントの最後はみんなでオバケの仮装衣装をまとい「Trick or Treat」といいながら、お菓子をもらいに出掛けます。

会場内でみんなで整列してから外に出て、外から玄関ドアに行ってドアをノックします。
玄関ドアの向こうからは待ち構えていた男性が姿をあらわし、子供たちはひとりひとり男性に「Trick or Treat」と言ってお菓子をもらっていきます。

子供たちはお菓子欲しさに前に前にと押し寄せて順番に並ばせることが大変でしたが、なんとか無事に1人ずつお菓子を渡すことができました。

Trick or Treat (トリック・オア・トリート) Trick or Treat (トリック・オア・トリート) Trick or Treat (トリック・オア・トリート)
サポーターママ講師バシャ 明美
学習支援スタッフ
バシャ 明美

ハロウィンイベントを体験して、ハロウィンではどんなことをするのか分かったかな。また来年もみんなでハロウィンイベントを楽しもうね



子供たちのハロウィン仮装衣装 子供たちと集合写真

まとめ

今回は10月の行事「ハロウィン」をウガンダの子供たちと一緒に楽しみました。

イベントが終わったあとの子供たちはオバケ衣装を着ながら家に帰り、オバケ衣装を作ったことをとても喜んでくれている様子でした。

子供たちが帰ったあと、その衣装を着ている姿を見た別の子供たちが「自分もオバケ衣装を作りたい」と言って、イベントが終わってから何人もイベント会場にやってくるほど衣装作りは大人気でした。

ハロウィンという行事があることは知っていても、どんなことをするのか全く知らなかったウガンダの子供たちですが、今回のイベントではハロウィンがどんな行事なのかを学ぶきっかけになったのではないかと思います。

ウガンダ在住
学習支援スタッフ

バシャ明美さんのプロフィール写真 バシャ 明美 2女のママ

2012年12月よりウガンダ在住。
ウガンダ人の夫と13歳違いの娘二人とともにウガンダで生活しています。
我が家の公用語は日本語。日本に10年以上住んだウガンダ人の夫も、ウガンダで生まれた次女も、家族4人で常に日本語で会話をしているため、私の英語力よりも次女の日本語力の方が上達中です。
ウガンダ学習支援では、学校に通っている子も、経済的に学校に通うことができない子も、平等に学びの機会が得られるよう、無料プリントサイトの強みを活かし、「ぬりえ」「数字の学習」「日本文化紹介」など、さまざまな学習のサポートを実施しています。
ウガンダの小学校は義務教育でありながらも、制服代、文具費、給食費などが払えずに学校に通うことができない子ども達が数多くいます。
こういった子ども達の将来のために、少しでも子ども達の学びに貢献できるよう、ウガンダでの学習支援を続けていきたいと思います。

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